「手放し」は自分軸で生きるための有効なツールです。



手放しは旦那様を取り戻すためのツールなのではなく、自分軸に戻り、自分らしく生きられるようになるための有効なツールです。

質問です。旦那の浮気が発覚して、もめにもめて、たぶん私が旦那を追い出してしまったたんだと今では思いますが、
旦那が浮気相手のところに入り浸るようになり、暴言王になったり、浮気相手と一緒に私にコッソリ攻撃もはじめ、
もう親族を巻き込んでむっちゃくちゃになったので、息子を連れて私もその家を出ました。

で、その後、それでもやっぱり旦那とやり直したい、と強く思った私は、昔の先生の記事もたくさん読んで、なるほど、と目からうろこの経験をし、
(それでもやっぱり完全に手放しができていないけど)
浮気事件の時より日々を楽しく、元気で割りといきいきと過ごして来ました。・・・別居暦4年です。

で、ある日の旦那の「素」の反応にびっくり仰天したので、先生に質問です。

旦那は、以前よりも元気になった私を見て嬉しそうに
「●●●(私の名前)は僕といる時よりもよっぽど元気になってる。
つまり、僕がいない方がいいんだね(子供みたいな笑顔・悪気全く無し)。僕は良い事をしたんだっ♪」
と、無邪気な笑顔でのたまいました。
それはそうかもしれんが、でも、お前が言う事か?と飛び蹴りをくらわせたくなりました。
「君は僕がいなくても大丈夫だけど、彼女(※浮気相手)は僕がいないと悲しむから」
とも言います。

それを聞いたら、頭が真っ白になりました。
いつかの先生のブログで
「奥さんが元気で生き生きしたら、旦那さんは自分の事はもういらないんだと思ってますます離婚したくなりませんか?」
という質問に対して
「逆です、逆」と先生は答えていましたが、うちの旦那は、その逆でした。
うちの旦那様、この勢いで勝手に離婚手続きを進めてしまっています(国際結婚です)

「君は、”奥さん”でいると魅力がなくなる。自由でいて欲しいから」
と言います。

またそれも、
「ちょっとまて。お前が言うか?」みたいにちょっと感じてしまって。

まあ、確かにそれもそうなのかもしれないけど、あっけらかんと言われたら、返答に窮しました。
旦那はちょっとアスペ君です。オタクというか、研究職です。野良猫タイプでロックマンだなあとも感じます。
先生、旦那は、別の意味でのアホではないか?と薄々気づいていますが、やっぱり夫婦揃ってアホなんでしょうか?
(Kさん)

夫婦そろってアホってのは素晴らしいですやん。
それこそ、目指す道ですよね~!

とはいえ、Kさん、もう一歩みたいですぜ。
あと少しで「免許皆伝」ですなあ。

>(それでもやっぱり完全に手放しができていないけど)

やっぱりここですよねー。

どうしたって「旦那軸」になっちゃってるの、分かりますよねー。

旦那の発言に右往左往してしまう私、というのは、自分軸ではなく他人軸に立ってる証拠です。

もちろん、あれやこれやの騒動で、振り回されてたら誰でもそうなっちゃいますが、

>浮気事件の時より日々を楽しく、元気で割りといきいきと過ごして来ました。

ということで、だいぶ、自分軸になってきてると思うんです。

それが第一段階ですね。

「浮気問題に関する自分軸移行プロセス」というのがあるんです。
もちろん、この名前は今、考えたんですけどね。

浮気発覚・離婚問題勃発

旦那軸に転化

旦那がいないときに自分軸・・・(1)

旦那がいるときも自分軸・・・(2)

というプロセスを踏むわけです。

で、Kさんは(1)のプロセスは完了してるわけですね。

旦那がいないときに

>浮気事件の時より日々を楽しく、元気で割りといきいきと過ごして来ました。

というわけですから。

ところが、次の一歩は「旦那がいるときも日々を楽しく元気で生き生きと!なんですな。

この自分軸を取り戻す(1)(2)のプロセス共々「手放し」ってのがとても有効なツールであり、それゆえに日々を楽しむ、「私は私、旦那は旦那」を呟け、笑顔になれることをせよ!などとあれこれ言うてるわけです。

この(1)に向かうプロセスのために「旦那と距離を取る」「自分のことだけ考えればいい」「自分が楽しいと思えることをしましょう」というわけですが、それができるようになって、ああ、自分軸を取り戻したー、という状態で旦那と会うと、すっかり旦那軸に戻っちゃう、となるものです。

「ああ、まだだめだー。全然手放しができてない!」とお嘆きの諸君が出てくるのですが、いやいや、第一段階が終了して、いよいよ「手放しの第二段階に入るんだよ」というわけです。

そこでは旦那と話をしたり、一緒にいたりするときにも「私は私、旦那は旦那」とお互いの間に線を引き、そして、自分を見失わないようにすることがポイントです。

第二段階に入ったばかりであれば、うまく行かないのも当然のことですよね。
焦らない、焦らない、です。

>「●●●(私の名前)は僕といる時よりもよっぽど元気になってる。
つまり、僕がいない方がいいんだね(子供みたいな笑顔・悪気全く無し)。僕は良い事をしたんだっ♪」
>と、無邪気な笑顔でのたまいました。
>それはそうかもしれんが、でも、お前が言う事か?と飛び蹴りをくらわせたくなりました。
>「君は僕がいなくても大丈夫だけど、彼女(※浮気相手)は僕がいないと悲しむから」
>とも言います。

なんて話を聴くと、私は「なーんだ、飛び蹴り食らわさなかったの?彼、命拾いしたねえ~」なんて言うんです。

そうすると「え?そんなことしちゃっていいんですか?」てたいていの奥さまはおっしゃるので、私は

「自分がそうしたかったらしたらいいんじゃない?でもさ、しなかった理由が『もし飛び蹴り食らわせたら旦那の心が離れちゃう』だったとしたら、それは依存心というか、旦那軸ってことだよね?
でも、しなかった理由が『やはり傷害事件を起こすのはまずいな』とか『こいつを蹴り飛ばすのは、あたしの靴に申し訳ないわ』とかだったら、それは自分軸だよね?」

という話をするわけです。

手放して自分軸になるのは「自分らしく生きるため」です。

例え、旦那さんとよりを戻せても、犠牲して我慢して補償行為に生きるのは苦しいでしょう?それに対等じゃないですよねえ?

つまり、旦那さんとよりを戻すことよりも、自分らしくある方が大事だと思うわけです。

それで、自分らしくある状態=自分軸で生きてる状態ってことになるわけで、自分軸を取り戻した後に、奥様には選択があるんです。

「ほんまにこいつでええんか?」

よく浮気や離婚問題のカウンセリング、セミナーで、「最後は奥さんが選択するんですよー」という話をするのですが、このことですね。

「ほんまにこいつでええんか?」

って最後は奥さんが決めるんです。

すなわち、目の前でそういう態度をとる旦那さまに対して、Kさんは「惚れた(^^)」となるのでしょうか?それとも、「はあ?こいつ何言うてんねん?アホちゃうか?」と見限るのでしょうか?は自由なわけです。

手放しについて話す時、私はよく「旦那を取り戻すために手放すってのは戻ってこないですからやめてくださいね」という言い方をします。
もっと言えば、「旦那を取り戻すために手放す、では、手放せないですから、やめたほうがいいですよ」と言います。

手放しはあくまで自分を取り戻して、自分が人生の主人公に戻るためのツールです。
旦那を取り戻すための魔法の薬ではありません。

自分が人生の主人公になったとき、改めてパートナーとして旦那さんを認定するかどうか?って別の話なんですよね。

私たち(特に自立系武闘派女子、略して自武女)は逃げるものを追いかける性質がありますから、「他の女に盗られた!くーっ!」となって追いかけるんですけど、取り戻した途端にポイ捨てをしちゃう女子も多いのです。(実はつい最近、そういう事例がありまして、お前もか!と笑い話にしたところです)

だから、私のカウンセリングやセミナーでは、旦那さんとのことはさておいて、

・あなたはどういう人なの?
・どういう生き方がしたいの?
・どういうパートナーシップに幸せを感じるの?

という話をさせてもらうんですね。

ちなみに、こういうケースが先日ありました。
セックスレス→浮気→離婚問題→やり直したい、という奥様の例です。

「どういう夫婦関係が築きたいの?」
「やっぱりお互い愛し合って、何でも言い合える仲のいい夫婦がいい」
「旦那さんとはそういう関係を築けてたの?」
「うーん、結婚して6年ですけど、私、その点でいつも不満を持ってました。例えば、セックスにしても向こうは淡白で全然なかったですし、話し合いも逃げてばかりいて」
「じゃあ、あんまり相性や価値観が合わないって感じてたの?」
「そうですね。なんでこの人と結婚したんだろう?って妹とか友達に愚痴ってました」
「じゃあ、なんでやり直したいの?」
「いやー、だって、まあせっかく結婚したんだし、子どももいるし・・・」
「じゃあ、そういう旦那とよりを戻せたとして、セックスできる?」
「うーん・・・まあ、できなくなはいと思うけれど、あんまりよくなかったんですよね」
「それってほんとにやり直したいの?」
「そう言われると、やり直したいのか分からないですよね。ほんとのこの人でいいのか・・・」
「お子さんがいらっしゃるということで葛藤はもちろんあると思うんですけど、旦那が戻ってきたら、奥さんが浮気しちゃったりしません?それこそ、元彼が現れたりしたら」
「それは考えないようにしてるんですけど、、、やっぱり考えなきゃダメですよね・・・。実は、旦那が浮気する前から私の方もちょっと他の男性で気になる人ができたりして・・・」

自分軸で生きるのは、「私ってほんとどうしたいの?」というのを改めて見つめ直すためです。

あらゆる思考や常識を取り除いて「私ってほんまどうしたいの?」という問いかけをするんです。

だから、カウンセリングとかだとけっこうきつい質問をされるんです。

「ほんまにそれでええのん?それって自分らしいと思うん?」

とか、

「そういう生き方って自分に合ってる?それが自分の幸せだと思う?」

とか。

イヤらしい質問ですわねええええええ。

その結果、「やっぱり旦那がいい!」ってことになれば、そこからは如何様にも動けるようになります。

Kさんのケースで言えば、「じゃあ、どうやってそう言うてる旦那を口説きましょうか?もう一度惚れさせるにはどうしたらいいんでしょうか?」と狩りの話になるわけです。

「Kさんの性格的には一本釣りがいいんでしょう?エサは何がいいの?弱い女のふり?今さらできないよねえ。じゃあ、色気で迫る?」みたいに。

手放しをして、自分軸に戻ったとき、私たちはこんな感覚になります。

「旦那とも幸せになれるし、旦那以外の男でも幸せになれる。どっちがワクワクするかな~?」

という状態です。

だから、Kさん。あと一歩です!

ということで、自己肯定感をあげるにはこの本!

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)

そして、実践的なワークショップ、
「自分軸で生き、自己肯定感をあげるワークショップ」

http://nemotohiroyuki.jp/event-cat/20816

夫婦関係を見つめ直すには
「夫婦問題を解決して幸せな関係を築くための1DAYセミナー」

http://nemotohiroyuki.jp/event-cat/20955


あわせて読みたい