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心理学的に見ると何らかの原因があり、それを解消していくことが一つ。
さらには、その怖れを越えた向こう側の世界を知ることがもう一つ。
怖れは越えられるものだから、諦めない!ということが大事ですね。
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いつも(勝手に)お世話になっております。
「親密感への恐れがすべての問題を作る!?~」のセミナーテーマ、まさに自分にぴったりです。参加前に自分の課題の洗い出しとして書きますが、もしブログネタとして使って頂けると幸いです。
これまで、つきあった相手や男性の友人に地雷を踏まれ、ブチ切れて関係悪化することが何度もありました。
後から考えればそこまでのことではないとは思うのですが、その時は怒りが爆発して収まりません。(不思議と女性とはそういうことはありません。)
先日も仲の良かった男性の友人にブチ切れて、ぶん殴ってしまいました。
彼らに悪意はなく、彼氏or友人としての好意からの行動ですが、善意で地雷を踏んでくるだけにタチが悪いとすら思えて、この先男性と健全な関係が築けるのかと絶望的な気分になります。このままでは結婚なんて無理です。
家族との関係に思い当たるものは特にありませんが、子供の頃引っ越しが多く、特に思春期が不安定だったことは影響していると思います。
「親密感への怖れ」をなくすにはどうしたらいいのでしょうか。
好き勝手に書きましたが、セミナーで学べるのを楽しみにしています。
(Aさん)
親密感への怖れ講座。各地でとても人気でした。ありがとうございます。
そんなテーマも含んだ本をちょうど今、書いてますので楽しみにしてくださいませ~!(←宣伝1)
また、親密感を扱うワークショップも企画しようと思ってます。そちらもぜひ楽しみにしてくださいね。(←宣伝2)
ちなみにAさん、その友人は無事でしょうか?
今頃秩父の山に埋められてるとか、そういうことはないでしょうか?
いやあ、よく武闘派女子に挑む男子がいるんですけどひやひやもんですよね。
命あるだけまだマシみたいな方、多いですもんね。ほんと無事を祈ります。。。
さて、Aさん。その地雷の在り処て自分では分かってます?
やはりあちこち埋めまくっていて自分でもどこに埋めたか分からなくなっているとか、そういうことってあります?
引っ越しが多いと親密感への怖れが築きやすい、というお話をどこかに書いた記憶があります。
>http://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/16482
転校すると友達との関係を浅くしようとしてしまうので(だって離れることが辛いでしょう?だったらそんな仲良くしない方がいい、とカラダが反応しちゃうかんじです。ちなみにカラダって書くとなんかいやらしくて素敵ですね(笑))
自分がどういう時に地雷だって反応しちゃうのか?が一つポイントだと思うんですよね。
例えば、「俺のこと好きなんだろ?オーラ」が出て来ると、即斬りしてしまいたくなる、とか、手助けしようとしてくると回し蹴りを食らわしたくなるとか、距離にして2.5メートルの間合いに入られると思わずライフルぶっ放しちゃうとか。
しかも、思春期になると人間関係にすごく過敏さをもたらしますから、その結果、身の回りに地雷を埋め込んでしまうことも珍しくありません。
例えば、ある美人なクライアントさんはそれで中学時代に同性からいじめを受けたので、人から「きれいですね」と言われることが地雷でした。
そのたびにキッとにらみつけて相手を石に変えていたそうです。
好意から善意で地雷を踏むわけですから、相手としては「え!?まさか、そこに地雷が・・・。ええーっ!まじーっ!?」て感じだと思うんです。
その秩父に埋められた彼も「え?そんなことで?」と思ったはずなんですよね。
また、女性と違って男性はそうした空気感に敏感じゃない方も多いので、「これくらいは大丈夫やろう?」って地雷原を突っ切ろうとする人も珍しくないんです。
だから、ちゃんと「ここに地雷がありますよー」って立札を地面に刺して置いたり、地雷まで3メートルくらいまで近づいたらビビビビビビーって鳴る警報機を準備したりすることが大事だったりするんです。
相手は善意と思ってますから、ふつうよりも気付きにくいですからね。
で、親密感への怖れというのは実は何パターンもあるのですが、Aさんも一度考えて見られた通り家族との関係が一つポイントとなります。
お母さんとの距離、お父さんとの関係など、その辺に予兆があるケースもあるんです。
しかも、自分の育った家庭は自分にとっては「ふつう」なこともあるので、よく言われるよなDV、虐待、不仲、ケンカなどがあまりなかった場合、「うーん、家族には特に問題はないんですけどねえ」ということも珍しくありません。
その辺は個別にツッコんでみないと分からないんですけどね。
で、その怖れを越えるためには講座でもお話ししましたが、
1.相手をもう一度信頼してみる。
2.自分から与える。
3.痛みを越えて近づく
などの方法がポイントです。
相手に悪気がない、ということから、その人の誠実さや思いを大切にする、尊重する、ということですし、自分から与えること(相手を喜ばせること)は自分からハートを開くことに繋がりますし、自分の痛みよりもその人との関係性を大切にすることで痛みを越えることができます。
そのためにはその人との関係をどんな風に発展させたいか?というヴィジョンも必要になってきます。
どうでもいい相手ならいいんですけど、友人や彼氏は大事な存在ですよね。
その時に痛みが疼いて関係が壊れてしまうのはもったいないですから、その人とどんな関係性を築きたいか?という目標設定はとても重要なんです。
そして、その痛みを意識しながらもコミュニケーションしていくことで徐々に距離を近付けることができます。
また、先ほどお話ししたようにあらかじめ「これがあたしの地雷やねん」ということを100回くらいは伝えることも忘れずに。
予め分かっていれば相手も徐々に学習しますから。
(男性はこの辺の学習能力が女性に比べて低いことが多いので、めんどくさいですけど、何度も何度も伝えることが吉です。)
もちろん、何らかのトラウマが眠っていて痛みが出るわけですから、一方では自分自身をきちんと見つめ直すことも重要ですよね。
女性に対しては大丈夫ということは、女性性に関する痛みが眠っているのかもしれません。
それはセクシャリティの問題だったり、性差(ジェンダー)の問題だったりするかもしれませんが、意外と同じ思いを持っている方は少なくありません。
例えば、リトリートセミナーや1DAYセミナーなどのグループセラピーの場では、実験的に距離を近付けて感情の動きを見て、それを乗り越えて与えるワークを作ることもあります。
自分では大丈夫と思っていたところで意外と「無理!」という思いが出て来て自分が一番びっくりすることもあるんです
また、イメージワークでは、男性との距離を近づけるセッションをすることもできます。
どちらにせよ、少しずつ距離を近付けて見ることでどんな感情が出て来るのかが見えて来て、その原因が分かったり、その感情を解放して楽になることができます。
よくあるケースとしては、
・性的な対象をして見られるのが苦手。(嫌悪感が出て来る)
・見下される、バカにされるような気がする。
・支配されるような怖れが出て来る。
・何かしてあげなきゃいけないプレッシャーを感じる。
・弱みを見せてはいけない気がする。
・犠牲や我慢をしなきゃいけない気がする。
・距離が近づくと恥ずかしさが出て来る。
・頑張らなきゃいけないような気がする。
などなど。
つまり、その「地雷」をくわしく解析していくような感じです。
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そうした結果だけに注目してしまうと男性との関係に絶望を覚えてしまうものですが、私が知っている限り、結婚するような相手に対しては「この人は意外と大丈夫」ということもよくあるんです。
ブログでもちょくちょく紹介してますね。
また、男性とどういう関係を築きたいか?というヴィジョンを明確にすることで、その怖れを気が付けば越えられたということも珍しくありません。
親密感の怖れを越えると、その親密感の素晴らしさに感動することがいっぱい出てきます。
ああ、幸せ~♪を感じやすくなるわけですから、ぜひ、乗り越えて行きたいですよね。
きっと乗り越えられますから、諦めずに今できることから始めて行きましょうね。
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