親に愛された実感がなく強烈な寂しさを抱えて育ってきた私の癒し方。


「愛されていない」というチャンネルを「愛されている」というチャンネルに変えると見えてくる世界が一変することがあります。
許しから寂しさの癒し方まで一連のプロセスをご紹介します。

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はじめまして、去年の暮れにこのブログを発見し、以来毎日メルマガを、時には過去ログを楽しみに読ませて頂いています。いつも本当にありがとうございます!
自分の中の強烈な孤独感が癒えません。
根本先生にお伺いしたくて初めてメールさせて頂きました。

私は31の独身女、俗にいう情熱系女子です(笑)
いつも全力で恋愛や仕事をし、全力で失敗しています。
人間関係も良好ではありません。

お察しの通り、両親との関係も良くなく長年疎遠になっています。
両親は思春期の頃には仲が悪く、私が二十歳の時に離婚していて、父は仕事に、母は宗教や趣味にのめり込んでいて、二人とも見栄が激しく、出来の悪い私の事を嘆いていました。
日常的に表向き優しい言葉を掛けてくれますが、成績や進路、友人関係まで、思い通りにならないと母は態度に出るか怒るか、父は問題に直面しようとせず、仕事で成功した自分が何故家族が評価してくれないのが不満で自慢話ばかりでした。

父も母も、現実を生きていない感じがしますが、正に自分もそうなのかもと思います。
職場を何度も変え、実らない恋をしたり、お付き合いをしても共依存になってしまいます。

両親に愛されていたという実感もなく、幼い頃から強烈にさみしさを抱えて生きているのですが、それを解消しようとすると人や物への依存に走ってしまいます。
自分が弱いのでしょうか?
それともインナーチャイルドの癒しが足りないのでしょうか?
それとも両親への許しが足りない?
自分を愛せないといけない?

よく分からなくなってしまっています。
今度東京のセミナーにも是非伺おうと思います。
お会いできるのを楽しみにしています。
(Mさん)
***

先日「根本さんのブログのリクエストってMさんがとっても多いんですけど、あれってドキッとするんです」とやはりMさんが言ってまして、今日もそのMさんなのですが、皆さんもそう感じます?実際、M子さん、M美さんって多いのかな???
と最初からMを連呼してるドMの根本です。おはようございます。Mの意味違うか。

さて、今日のMさんの文章を読むととても賢い方だということが分かりますよね。
要点をうまく纏められてますから、コミュニケ―ション能力も高い方なんじゃないかと思います。
意外だと思いますけど(笑)

そして、情熱女子と公表できるところも素晴らしいですね。

>いつも全力で恋愛や仕事をし、全力で失敗しています。

そう言えるってほんとすごい!素敵!素晴らしい!!!
その全力で!って思えるところ、すごくいいんです。

そして、それを感じられるところが今回の問題解決のヒントになります。

私たちは大人になると、子ども時代に満たされなかった思いを満たすために恋愛や仕事や趣味や趣向に走る傾向があります。

今日のMさんのように寂しさをずっと感じて来られた方はその寂しさを満たしてくれるような彼に恋をし、寂しさを満たそうとしてギュッとくっついて、くっつきすぎて共依存になったりします。
あるいは仕事に没頭しすぎてワーカホリックになったり、お酒やギャンブルにハマったり、というパターンもありますね。

何をしても満たされない孤独感というのが心の根の部分にあるような感じだと思います。
だから、それを満たしていこうとすればするほど刺激物にボコッとハマってしまいやすいのです。

親から愛された記憶がない、という寂しさを持つと、その寂しさもきついんですが、また満たされる感覚というのが分からなくなる問題点が出てくるんです。

お腹が減りすぎてレストランに入ると注文し過ぎちゃう心理って分かりますよね?
普段だったらラーメン一杯で満足できるのに、お腹が空いてるもんだから餃子も酢豚もシューマイもニラ玉もチャーハンも頼んでしまって結局食べきれない(or 無理して全部食べて後悔)ってことになります。

空腹感が強すぎて「これくらいが適量」というのが分からなくなるんですね。
だから、もっともっと・・・と求めたくなりますね。

そこで、もし、それで満腹中枢がぶっ壊れていたら?
胃はいっぱいにどれだけ食べても満たされないんです。
吐いてもまだ食べようとしてしまうでしょう。

Mさんの例では「愛されている感覚」が分かりにくくなるんです。
だから、共依存になりやすいですし、共依存になっても、もっともっと・・・となってしまいます。
いわば「愛情満腹中枢」がマヒしちゃってるような感じなのです。

それは仕事でしたら「これくらいやったら十分」という感覚が分かりにくくなって、もっと仕事しなきゃ、とか、もっと頑張らなきゃ、とか、もっと認められなければ、と思ってしまうような感じになりやすいんですね。

でも、このブログをお読みの方にも「私も愛情満腹中枢がぶっ壊れてるかもしれない」と思った方がいらっしゃるでしょう。

言い方を変えると常に

「愛されたい思い」>「愛されてる感覚」

になっているんです。

これお金の心理にも当てはまります。
お金の心理学講座でよくお話しする事例ですが、「月収30万でも“足りない”という意識を持つ方が、月収80万になっても、やはり“足りない”という思いを抱く」んです。
信じられないかもしれませんがよくある話なんです。

だから、セミナーやカウンセリングで私は「『満たされてる』って前提に立って物事を見てみましょう」という提案をよくするんです。

「見方を変える」ということです。

「ない」という意識で見ると「ない」ものが見えて来て、「ある」という見方に変えるといっぱい「ある」ものが見つかるんですね。

Mさんのような状況だと「私は愛されていない」という思いが強くなりすぎて、仮に愛してくれる存在が現れたとしても「愛されていない」という思いは継続していきます。

・Mさんのことを愛してくれている、愛してくれた人って誰でしょうか?
・Mさんの幸せを願ってくれている人って誰でしょうか?
・Mさんに感謝している人って誰でしょうか?
・Mさんのことを大切に想ってくれている人って誰でしょうか?
・Mさんにやさしくしてくれた人って誰か思いつきますか?

すぐに答えが出て来なくても構いません。
あるいは「いない」って答えしか出て来ないかもしれません。

こういう見方をしたことがなければ当然そうなるだけなので、しばらくこの問いを自分にしてみてください。

私が知る限り、親から愛されたことがない方ってほんとうは愛に敏感なんです。
ちょっとした愛に感動しちゃうくらい、愛の感度が高いんです。
ただ、それが愛だと気付かないことの方が多いのかも。

そもそも私たちは誰かから愛されなければ生き残ることはできませんでした。
だから、Mさんも親は愛してくれなかったかもしれないけれど、必ず誰かが愛してくれていたはず、という見方をしてみるといいんです。

とはいえ、親からの愛が欲しい気持ちはいくつになっても変わりません。

だから、許しはとても大切なのですが、今、すぐに許そうとか思わない方がいいでしょう。
とても「できない」って思ってしまうものだから。
一つ一つクリアにしていきましょう。

・怒り恨み辛みを書き出す。100個とか1000個とか。
・悲しかったこと、寂しかったことを書き出す。

まずはこの2つ。
鬼畜生になって不満や怒りをリストアップしてみてください。

それが出来たら次に進みます。

・親なりにしてくれたこと
・親なりの愛し方を知ること

まあ、これは難関なんですが、怒りや感情を出しまくった後に少し見えてきます。
Mさんの「全力さ」が役立つところです。
「ある」という見方が役立つところです。

人はそれぞれ愛し方を持っています。

「罪悪感が強く、自分のことを毒だと思っている人は、愛する人から距離を置く、という愛し方をする」

罪悪感の心理学講座でお伝えすると「ええー!?」という悲鳴があがる話です。

あの人の愛し方は何?って問いをよく投げかけます。
「愛されてる前提」のその見方をすると、ああ!と気付くことが出てきます。
これもまた時間をかけて良いことですね。

そして、最後に「感謝」です。
親に感謝できることを探します。

こうしたプロセスは許しのワークショップだったら1日がかりでガッツリやるんですが、日常生活だったら数か月かけてやるのがお勧めです。

ゆっくり、丁寧に、というのは「一気呵成」「一点突破全面展開」「攻撃は最大の防御」をモットーとする自立系情熱女子にはイライラすることかもしれませんが、ぜひ、時間を取ってやってみてください。

インナーチャイルドを癒すのも効果的。
きっとすごく寂しがってる小さい女の子がずっと内側にいるはずですからね。

インナーチャイルドを育てるのは私の仕事、と腹を括り、ぜひ、このテーマに取り組んでいきましょう。
インナーチャイルドと向き合うのは私も講座をしますが、いろんな人たちがやってます。

内なる女の子をイメージしましょう。
そして、その子に話しかける習慣を持つだけでも効果的ですよ。

Mさんが弱いってことはあり得ません。
ただ、弱いと思うと自己攻撃ができますからそう思いたいだけなんです。
むしろ、そういう環境の元でも生き残ってきたわけですから、むしろ、「強い」部類に入ります。

自立系の情熱女子は「あたしは弱いんじゃ~!もっと強くならなあかんのじゃー!!」とすぐに人生のGOLD’S GYMに入会したがりますが、実はすでに相当強いので、それは危険なんです。歩く凶器になってしまいます(笑)

自分を愛する、ということは何においても基本ですし、私たちがこの人生を通じて学んでいくことです。
自分を癒すことも愛することになりますよ。

Mさんのセッションを考えるとき、やはり「愛される感覚」を潜在意識に教えてあげることが大切だろうな、という発想に至ります。

グループセラピーでこのセッションを作るとき、例えば、こんな風にしてみるんです。
会場内から「娘を持つ母親」に協力をしてもらいます。
もちろん、その母親は「完璧ないい母親」なわけはなく「娘に罪悪感を持っているふつうの母親」です。

そして、その母親たちにこうお願いします。
「Mさんを自分の娘だと思ってみてあげてください」と。
「あなたの娘さんが寂しくて辛い、人生の壁にぶち当たっているって悩んでると思って下さい。その時どんな眼で娘さんを見てあげたいですか?その眼でMさんを見てあげてもらえませんか?」

Mさんは何もしなくていいです。ただ、その母親たちに見つめられて恥ずかしくなっていればいいです(笑)

そして、次に母親たちにお願いします。
「一人ずつ、そんな娘にしてあげたいように近付き、抱きしめ、そして、言葉をかけてあげてください」

Mさんはただ女性が近づいてきて抱き締められるだけでいいです。
何も思わなくてもいいし、感情が動いても構いません。

これは一つのロールプレイのセッションですが、もちろん、現実の母親がそんなことしてくれるわけもありませんし、また、受け取れないとも思います。
でも、潜在意識には「誰かから愛される感覚」や「母という存在の持つ愛」が届きます。

少しあったかい気持ちがして数日~数週間持続します。
その時Mさんの中に「愛されるってこういうことか」という感覚が芽生えます。
その感覚が生まれると「誰かからの愛」に気付きやすくなっていくんです。

自立している人は「受け取る」ということを大切にします。
だから、Mさんは小さい子供のようにただ待ってるだけ、でいいんです。

さて、今日もまた長文になってしまいました。
ここまで読んできた皆さん。ありがとう・・・ていうか、暇なの?(笑)

でも、実はそうした受け取ることをするだけでは寂しさって癒されないんです。
一時はいいんです。

でも、今日ご飯を食べても明日にはまたお腹がすくように、また欲しくなってしまいます。

だから、与える、ということが寂しさを解決するツールになります。
ただ、ここまでのプロセスをちゃんと踏んでからで大丈夫です。

与える、ということは、誰かを愛する、ということです。
誰かの喜ぶことをしてあげて、そのことで自分が幸せな思いをすることです。

これは実はもうすでにMさんは散々やってこられたと思います。
誰かのために何かすることって得意ではありませんか?
つい、しちゃうこと、ありませんか?

「私は誰をどんな風に愛して来たのか?愛そうとしてきたのか?」という視点で人生を振り返ってみてはどうでしょうか。

うまく行く、行かない、は関係ありません。

ただ、そのテーマで自分を見たときに、おそらくすでにたくさんの愛を贈ってきたことに気付くでしょう。
もちろん、今まで一番愛を贈ってきたのはあの両親に違いないと思いますけど。

魂ってものがあるとすると、常にその魂は成長し、進化することを望みます。
だから、その魂は生まれる前に、自分がより成長できる魂の元に生まれます。

親よりも大人な精神性を持った子供って少なくないんです。

でも、時間というものがあると仮定すれば、後に生まれてくる子供の方が精神性や魂が進化してるのは当たり前って解釈もできますね。
だから、自分が面倒を見なきゃいけない親のもとに生まれて来たりするんですね。

Mさん、相当、あの親に愛を与えましたね?
そして、出会った男たちにもね。

そもそも情熱女子は今生にやる気満々な人が多いので、ものすごく鍛えられるプログラムを“人生のGOLD’S GYMインストラクター”に依頼するんです。
「母親はネグレクト気味であまり愛情深くないのがいいっす。父親とか家庭を顧みないタイプの方が鍛えられるから最高っす。恋愛もけっこう複雑な感じので。今生ではガンガンに自分を鍛えたいんすよ。ぜひ、ハードなプログラム、お願いします」って。

ほら、Mさん。狙い通りでしょ?(笑)
自分が今までしてきたことを思い出して、その素晴らしさに感動できたら最高っすね。

それだけのことをしてきたはずですから。

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