短所(欠点)は直してはいけない(4)~短所は個性~



実はあなたがあなたであるための印は「短所」が示している・・・としたら嫌な気分がするでしょうか?
短所ってほんとその人の個性なんです。

あなたがあなたである証拠、それが短所なんです。

って言われると嫌ですよねえ(笑)

ある作家さんがこんなエッセイを書いていました。
「ある点で天才的な才能を持つ人は、別のところに致命的な欠点を持っている」と。

バランスだなあ・・・とつくづく思うんです。

長所が秀でてる人はその分短所と言えるところも秀でています。
皆さんの職場で超仕事ができるけど職人気質で話しかけにくく、なんか人間としてどうなのよってタイプの人、いませんか?
確かに天才的な技術を持つんだけど、人間としては最低、みたいな人、いませんか?

これらは極端なんですけど、「短所」が目立つってことは、その分「長所」も目立ってるんです、ほんとうは。

でも、日本という国はあまり他人を褒めることを良しとしてこなかったので、その目立っている長所についてはほとんど触れられることなく、短所ばかりを指摘される人生を送って来てるんですね。
それは切ないです。

だから「私は何のとりえもない、欠点ばかりの人なの」って思ってる人は、その話を私の前ではしない方がいいです。
「ほほー、そう言うってとは、私は長所ばかりの素晴らしい人なのってことだよね?」って切り替えされて、以後、いかなる反論も受け付けませんから!(笑)

短所って印象に残り、目立ちますよね。
だから、あなたのランドマークになるんです。
ただし、それはその短所をあなたが許してなかったら大変ですね(笑)

短所(欠点)は直してはいけない(3)に出てきたように、その短所をあなたが許し、受け入れると人はその短所と共に長所と合わせてランドマークとしてくれます。

「ああ、あのしっかりしてそうなんだけど、なんか抜けてて憎めない奴ね!」
「のろまなんだけど、なんか愛嬌のある奴ね!」
「けっこう威張ってるところもあるんだけど、意外と任せて大丈夫な奴ね!」

愛されキャラですよね。

これ「短所(欠点)は直してはいけない(3)」に引き続いた話なんですけど、あなたが自分の短所を許せば許すほど、そこはあなたの愛すべきキャラになっていくんです。

つまり「短所はあなたがあなたであることを明らかにする要素」なわけです。

「短所は直すものではなく、許すもの」
今日はこれを覚えておきましょう。
(3)と同じ結論ですね!

>(5)に続く
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