職場の人間関係がうまく行かない時は、家族を振り返ってみるといい。



子ども時代の家族関係を今の職場に投影してることがよくあります。
女性とうまく行かない→母姉妹とうまくいかない、みたいにパターンとなってしまうのです。
だから、そこを見つめ直してみると関係改善の糸口が見つかります。

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こんにちは。最近、ネットを検索していたら根本さんのブログを発見し、読ませていただいています。いつも仕事の人間関係で行き詰ってしまい退職しているので、解決方法を探していたら辿り着きました。

私は小学生の頃から人間関係に悩まされています。特に女性とトラブルが続いており、社会人になってからはおかげで仕事も上手くいかないのです。人間不信・人間恐怖症になり、人付き合いが億劫で友達との付き合いまでなくなりました。「私、変わりたい!」との思いでリクエストをしました。

新しい職場はいつも女性がほぼ100%を占めていて、仕事を教えてもらう人は必ず「性格がキツイくて怖い女性」です。その人の事が怖くて変に緊張してしまい、余計な気を使ってしまいます。
その人との関係も上手くいかず、就業中はずっと「キツイこと」を言われ続けてしまい、1週間から1ヶ月で退職に追い込まれます。
こんなことが数え切れないほど続いているので、就職活動や面接で知らない方とお会いするのが非常にストレスです。夜中、眠れないことも多々有ります。数年後、海外へ留学をしたいので、こんな調子では異国の地で1人でやっていけるのか心配になっています。
(Mさん)
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職場での人間関係がうまく行かない、しかも、同じパターン(Mさんなら女性とのトラブルが続く)を繰り返してる、という場合、相手に原因があることってほとんどありません。

そりゃあ、相手は理不尽なことを言ってきたり、無茶難題を押し付けたり、感情的だったり、暗かったり、意地悪だったりするんですけど、実際のところ、それはどうでもいいんです。

だって問題を作っているのは自分自身ですからね~

あなたの潜在意識が問題を作りたくなったら、誠実で真面目で頭の切れる人の中にも「悪いところ」を見付けます。「時間にうるさい」「資料の書き方に文句を言う」「言葉遣いをネチネチ指摘する」等々。

この場合、「誰を投影してるの?」という風に今の人間関係を見ていくんです。

例えば、知り合って数か月の間柄で、相手のこともよく分からないのに、会社を辞めなきゃいけないくらいの問題が起きるってことは、その人との関係性で生まれたというよりは代理戦争である可能性が高いのです。

代理戦争?

そう、誰かの代わりにその人との間に問題を作ってるわけです。

会社で女性とうまくいかないって場合は、家族の中の女性との関係に起因してることが多いのです。
すなわち、母、姉、妹、もう少し広げて、祖母、叔母。

しかも、これは大人になった今の関係性というよりは、幼少期(思春期前までくらい)の関係性が大きく関係しています。

子どもの頃、Mさんは家族との関係はどうだったのでしょうか?

そのうまく行ってなかった関係性を職場の人たちに投影すると、そんなに知らない人との間にもカンタンに問題が作れてしまうのです。

そもそも私たちは同性でも異性でも他人を純粋にその人として見ることはなかなかできません。
セミナーで「チューチュートレイン現象」なんて紹介してるんですけど、その人の後ろにはその人に投影している誰かがずらっと並んでいるんですね。

つまり、目の前の人に過去に出会った誰かを映し出して、まるでその人と接しているかのように振舞ってしまうのが、人の行動学なんです。

具体的に言えば、例えばMさんがお母さんがすごく怖くてキツクて苦手だったとすると、職場でお母さんに似た雰囲気の人や、上司や先輩など目上の女性に対してお母さんを投影し、なぜだか苦手な、怖いイメージを持ってしまいます。
そうすると、Mさんの心の中では、その上司と接するというよりは、怖かったお母さんと接しているような気分になって、どうしてもびくびくしてしまうんです。
きっと嫌いなんだろうな、いっぱい怒られるんだろうな、またキツいこと言われるんだろうなって勝手に思い込んでしまうでしょう。
そして、何か言われたときについつい「キツイ言葉」に置き換えてしまうんです。自分で。

もちろん、投影は一人に対して起こるわけではないので、100%女性である職場にはそんな怖い女性がいっぱいいて大変ですよね・・・。

だから、こういう時は基本に戻って、そんなお母さん始め、家族との関係性を見直してみるといいです。
職場の人一人ひとりを思い出しながら「この人に誰を投影してたのかなあ?」って見るのもいいでしょうし、いまさらながら家族に対してどんな思いを持っていたのかを振り返る時間を作るのもいいでしょう。

特に今接している女性一人ひとりに誰を投影してるのか?(誰に似てるのか?誰だと思っているのか?)を考えることはとても意味のあることです。
それだけでその人との関係が楽になることもあります(投影を外すことができます)。

また、Mさんにとって子ども時代をちょっと振り返ってみるといいでしょう。
誰に何を思っていたのか、どんな風に接していたのか、言えなかったことは何か、我慢してたことはどんなことか、何を分かって欲しかったのかを改めて考えてみてください。

振り返りノートなどを作ってみるのもいいでしょうね。
子ども時代の自分と向き合ういい機会だと思って下さい。

そうして、子ども時代の思いと向き合ってあげると(思い出していくと)それだけで楽になることも多いですね。

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