迷った時は「幸せになる」と決めて選択してみるといい。



掘り下げて見つめ直すのも一つの方法ですが、逆に一段上のレベルから今の問題を見つめ直してみると、意外と迷いは晴れやすいのかもしれません。

10/18は問題解決セミナーでした。(朝早かったものでブログ更新できずにすいません!)
20名以上の方からいただいたご相談にすべて答えて、かつ、ヒーリング・セッションも何本したでしょう?

こういうセミナーでは時間が経てば経つほど深いテーマを扱うことになるのですが、今回は「もう一段上のレベルに立てば、自然と迷いはなくなり、どうしたらいいのかが自然に見えてくる」というお話。

これだけじゃ訳が分かりませんよね!(笑)

別れる/別れない、とか、辞める/辞めない、とか、転職する/しない、とか、どちらかの選択に迷ったときに、大抵はそのレベルでどちらにしようか考えてしまうものです。

例えば、「彼氏とは色々問題があるのでもう別れたいのだけど、ほんとうはいい人だって分かっているし、別れることで罪悪感もある。やはり別れずにもっと愛情を注いだ方がいいのだろうか?」で悩んでいるとしましょう。

こういう時、だいたい「気持ち」と「思考」がぶつかってることが多いんですよね。
「別れたい」という気持ちと、「別れない方がいいのでは」という思考が激突してるわけです。

「やりたい仕事があるが、それで生活していけるか分からない。やはり面白くなくても今の仕事を続けた方が経済的にも安定するしいいのだろうか」というのも同じ。
「魅力を感じている仕事に転職したい」という気持ちと、「安定してる今の仕事のままがいい」という思考がぶつかってます。

気持ちと思考は違うチャンネルなので、このレベルにいるとなかなか答えは出て来ません。
心理学的に見れば「掘り下げる」ということを良くします。

「どうして別れたいのか?本当に別れたいのか?」とか「もう一度彼の魅力を見つめてみよう」とか。
更に掘り下げれば「どうして別れたいのに別れられないんだろう?」という感情・思考のパターンに注目することもあります。
「それって彼氏のことだけ?他のことでも同じように迷いことはない?」とか「罪悪感に捉われやすいよね。それを癒していくのもいいよ」とか。

その結果、自分のパターンに気付いたり、癒したりして、迷いを取り除いて行こう、というアプローチをします。

でも、掘り下げる、だけじゃなく、もう一段上から眺めて見る、ということに意識を向けることも可能です。

「幸せになる」ということにまずはコミットメントします。
罪悪感が強い方なら「もう私は幸せになってもいい」と、自分を許していきます。

具体的には「あなたが幸せになったら喜んでくれる人は誰?」を思い浮かべてみてもいいでしょう。
そこで出てきた人たちの思いを受け取ることで、「自分が幸せになれる選択」がしやすくなります。

「幸せになる」ということに意識を置いてみたときに、「別れる/別れない」「辞める/辞めない」の自分なりの答えが見つかって行きます。
もちろん、このアプローチは「どうしていいのか分からない」などのように、答えの選択肢が浮かばない場合にも有効です。

「やはり自分らしい恋をしたいから、今の彼とは別れる」になるかもしれないし、「今の彼の愛をもっと感じて関係をやり直す」かもしれません。
「ダメ元でやりたい仕事に飛び込んで、失敗してもきっと彼らはそんな自分を認めてくれる」かもしれないし、「安定した仕事をキープしたままでやりたいことができないかを考える方がきっと幸せを感じられる」と思うかもしれません。

さて、あなたが幸せになったら喜んでくれる人って誰でしょう?
その人たちの笑顔や声を感じながら今の問題を見つめて見ると、徐々にかもしれないけれど霧が晴れていくのが感じられると思います。

「幸せになったら喜んでくれる人なんていない」と思ってしまうなら、それを必死に探し続けるのが今のテーマかもしれません。
どうやら何らかの理由で自己嫌悪に陥ってる状態みたいですから。

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