「腹鳴」が気になって静かな環境に置かれると気になって仕方がない。


その腹鳴そのものが問題というよりも、それをどう受け取るか?が重要。
何のために潜在意識は腹鳴を気にさせるのだろう?という視点で見ていくと、その意味が読み取れるようになるでしょう。

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くだらないし恥ずかしいし相談出来ずにいるのですが、もし改善策などあれば教えて頂きたいです。

相談は腹鳴についてです。

学生のとき、お昼前の4限目なるとお腹が鳴ることって経験された方って多いと思うんです。

私の場合、4限目になると必ずお腹が鳴り、教室中に地鳴りのような大きな音で鳴り続けました。
テストのときなんて、もう恥ずかしく恥ずかしくて。
朝ご飯をたくさん食べても鳴る、なんで他の人は鳴っても音が小さいんだろうって思ってました。

社会人になっても症状は同じで、それが気になって仕事も静かな環境だと選べなくなりました。
よく講習や静かなところに行くときは直前に食べ物を口にしないと不安になり、時間が長い講習は受けたいと思っても避けています。
そういうときはお腹が空いてなくても必ず食べるようにしていて、時間がなく食べられないときは、途中でお腹が鳴ってしまうので、冷や冷やして他の事に集中出来なくなります。

しかし、家など鳴っても気にならないところにいるとお腹が鳴ることが少ないんです。

解決法をネットなどで探してると悩んでいる方もいるらしく、医者に相談したが気にしないようにと言われるだけと載っていました。
確かに気にしないというのも正しい気がしますが、気にしないけどお腹は鳴るだとちょっと解決にはならなくて・・・。

体質もあると思いますが、ストレスは胃にくるとか心理的になにか関係ありますか?
場所を気にせず行動が出来るような改善策はありますか?
(Mさん)
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私はココロの方の専門家ですので、Mさんのお話にもそちらからお話させて頂こうと思います。
そもそも「腹鳴」て言葉、初めて聞きましたし!(お陰様でまた一つ賢くなりました。ググってみると色んな話が出てきますね)

女性ですから、なおさら気になってしまう問題だと思います。
また、職場でも静かなところではすごくお腹が鳴るのに、家など気にならない場所では鳴ることが少ないってのはなかなかのポイントです。
つまり、これは腹鳴が問題なのではなく、心の問題なんだろうな、ということが推測できるわけです。

さて、

>教室中に地鳴りのような大きな音で鳴り続けました。

という音がどのようなものか非常に興味がありますが、それがほんとうに教室中に響き渡る音なのかはともかく、Mさんがそのように感じていらっしゃるところに注目したいと思います。
これは「事実」(実際起きている客観的な事象)よりも「真実」(Mさんが体験している主観的な事象)の方がココロにとっては重要だからです。

例えば、Aさんは家の脇を通る騒音がものすごくうるさくて夜も眠れず、昼間も全然落ち着かない、と訴えていました。
しかし、同居するご主人は全然そんな音は気にならないと言うし、ご近所さんに話を聞いても眠れないほどではない、とのこと。
実際、防音工事を施してさらに音は小さくなったはずなのに、全然状況は変わりません。

そういう時、彼女のことを周りの人は「おかしい」と決め付けます。「大したことないんだから気にするな」と言います。そして、実際周りの人がそうなんだから「自分はおかしいのかもしれない」と思い始めるようになります。

でも、カウンセリングの世界では「他の人は気にならないのに、彼女が気になるのはなぜなんだ?」という視点を持ちます。

つまり、彼女が感じていることは「正しい」と見て、
その意味は?
その目的は?
と読み解いていくわけです。

すると、ある感情が浮かび上がってきました。
「寂しい」という。

彼女は都心から郊外に引っ越しをしていました。
念願のマイホームを購入したんですが・・・、実は、それでご主人の仕事場から離れて、帰りがさらに遅くなり1人で過ごす時間が増え、、、とても寂しかったんです。

そして、2人で話し合って今の家を手放し、再び、都心に戻ることを決めました。
するとその日からあれだけ煩かった騒音が全然気にならなくなったんです!!
ぐっすり眠れるようになったし、昼間もふつうに生活できるようになりました。

都心に戻ることが決まり、「寂しさ」が緩和されたわけです。
「どんだけ旦那のことが好きやねん」と私がツッコんだことは言うまでもありません。

でも、人間って何てシンプルなんだ!と思わされた現象でした。

この時Aさんの潜在意識は
「都心から離れて旦那と一緒にいられる時間が短くなってすごく寂しいから、この場を去らなきゃいけないように騒音をすごく気にさせる」
という戦略を取っています。

この潜在意識が読み取れると問題の解決がスムーズに行くようになるんですね。

さて、話題を戻しましょう。

私たちの心は何かにフォーカスするとそのことばかりが気になってしまう、という現象を持ちます。
Aさんは「騒音」でした。
皆さんも「あれ?ちゃんと電気消したかな?」「鍵かけたかな?」って気になると、ものすごくそのことばかりを考えてしまうことがあろうかと思いますし、今までは気にならなかった壁のシミがある瞬間に気になり始めるとなぜかそこばかりに目がいくようになったりもします。

Mさんの場合はそれが「腹鳴」なわけです。
さて、それが気になるということはどんな意味を持つのでしょうか?
つまり、Mさんの潜在意識は何のためにわざわざ腹鳴を気にさせようとするのでしょうか?

といって、私が答えを知ってるわけではありません!!!(笑)
なんせ、Aさんのケースでも、まさか「騒音がうるさい=寂しい」なんてすぐに思いつきませんでした。

となると、ここはMさんの性格、価値観などに踏み込む必要がありそうです。

もともと人目を気にしてしまうタイプですか?
恥をかくことを強く怖れるところはありますか?
生き方や価値観が窮屈だと感じるところはありますか?
完璧主義なところはありますか?
きちんとしなきゃ、しっかりしなきゃという気質はありますか?

そもそも「腹鳴は恥ずかしい」のはなぜでしょうね?
誰からの影響?どんな体験があったのでしょう?

もし、この???にYesが多いとするならば、Mさんは必要以上に腹鳴を気にしてしまう状態になりやすいと言えます。
だから、例えば「自分を自由にする」「もっと気楽に物事を考える」などの習慣づけができると腹鳴は今と変わらなくても全然気にならなくなります。
→これがカウンセラーが考える問題解決の本質です。

だから、もし、その潜在意識からのメッセージをちゃんと読み取らないと、たとえ食事や薬で腹鳴を抑えたとしても、今度は別のできごとが気になるようになるんです。
(例えば、口臭とか、眠気とか、外見とか、それこそ、音とか・・・)

だから、カウンセラーとしてはそちら側からの解決を試みたいですね。
お腹が鳴る意味と目的が理解できたら、今の恥ずかしさや気にする度合いはぐぐぐっと減ると思います。

そして、できればそれを「笑い」に持って行けたらいいなあ・・・なんて考えてしまうのは関西だからでしょうか。。。

ちなみにカウンセリングやセミナーでもお腹が鳴っちゃうことって良くあります。
私も良く鳴りますし(そもそも私は朝昼と食事を摂らないことも多いので、よく鳴ってます(笑))、クライアントさんも時々鳴って恥ずかしがってらっしゃいます。

実は「感情が動くとお腹が鳴る」ということがあるので実は良いことなんですけどね!

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