セミナー動画:心理学講座「罪悪感と癒着の心理学」



「僕の安易な発言のせいで彼女を傷つけてしまった。絶対、口にしてはいけない言葉だったのに。僕はこれからこの罪を償い続けなければいけない。彼女がしてほしいと望むことはすべてやらなければならない。それは罰だ。大切な彼女を傷つけてしまった罰だ。」

「取引先に多大なる迷惑をかけてしまった。ここは先方の希望を甘んじて受け入れよう。もし担当を変えろと言うなら従うし、毎朝玄関先を掃除しろと言われたらやるしかない。それだけの迷惑をかけてしまったのだから。」

「自分のような役に立たない人間を社員として雇ってくれているのだから、会社の期待に応え続けなければいけない。すべてを会社に支えなければならない」

「彼女は自分たちの関係を妻にバラすと脅してきた。良くない恋だと分かっていたけれど今までは何とか二人でうまくやってきたのに妻にバレてしまったらどうなるのだろう?とはいえ、彼女が望んでいる離婚して一緒になることは今はまだ難しい。いったい、どうしたらいいのだろうか」

「うちの子がまた学校で問題を起こしたらしい。私の育て方が悪かったからに違いない。また先生に怒られるし、夫からもひどいことを言われるに違いない。どうしてあの子はこうトラブルばかりを起こすのかしら」

「自分が悪い」「自分のせいだ」「自分は罰を受けるべきだ」・・・

そんな思いを引きおこす「罪悪感」という感情。この感情は自分を罰するべく、しんどい状況を次々引き起こします。自分が傷つくような状況を創り出したり、幸せになれないような人間関係を築いたり、自分を否定する発言を心の中で繰り返したりします。それだけでも苦しいのですが、その一方で、人間関係にもしんどい状況を生み出すのです。それが「癒着」です。

癒着というのは罪悪感や怖れという接着剤でお互いをくっつけてしまい、感情的にお互いのことが区別できなくなってしまった状態です。
いわば、感情を共有しているような状態になるのです。

感情を共有しているとどうなるのか?相手の感情に振り回されることになります。頭の中では常に相手のことを考えるようになります。つまり、主語が「私」ではなく、その相手になるのです。まるでその相手の人生を生きているかのようになります。そのとき「私」はどこにもいないのです。

罪悪感と癒着。

パートナーシップでも、親子でも、職場でもよく起こりがちなこのパターン。冒頭で紹介したのはそれぞれのジャンルでよく起きる話です。

嫌われたくなくて、問題を起こされたくなくて、彼や彼女の奴隷のようになってしまうこと。
自分のせいで相手を傷つけてしまい、補償行為に走ること。
取引先や職場の人に迷惑をかけてしまい、その罪を償わなければならなくなること。
過酷な環境の中でも会社の言う通りに動かなければならないこと。
そして、母子癒着。

ほんとうに様々な場面でこの癒着は生まれています。

その元になる罪悪感とどう向き合うのか?
その癒着をどう切って行けばいいのか?
そんなお話をさせていただければと思います。もちろん、実習付です。


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