うちのお風呂には100円ショップにて妻が購入したパズルの日本地図が貼ってある。
それは地理にめっぽう弱い妻が、これならお風呂に入りながら学習できると奮発したもので、お陰で彼女はすっかり日本地図をマスターした様子。
試しに彼女に会った際には「栃木県ってどこ?」とか「宮城県はどこか?」と聞いてみて欲しい。
得意満面、たちどころに正解を教えてくれるはず。
(一般的に関西人は北関東から東北にかけての地理が苦手なようだ。)
さて、そんなお風呂にうちの幼児(2歳11ヶ月)と入浴すると、ちょうど目の高さにその地図があることから、ほぼ毎日「パパは今日どこに行ってきたの?」という会話になるのだ。
「この辺よ~」と大阪府(青い色のピース)を指す父親。
「あたしのうちはどこなのー?」と更に聞く娘。
「同じくらいのところだよ」と同じく大阪府を差す父親。
「○○くんはどこなの?」「同じよ、この青いピース(大阪府)のところよ」
「わーい。じゃあ、○○ちゃんはどこなの?」「うん、それも同じ青いところよ」「へえー、。うれしーい」
「ばあばはどこなの?」「うん、それも同じところよ。大阪なのよ」「わーい」
という救いのない会話が延々と続く。
なんせ、我々の日常を語るには日本地図では大きすぎるのである。
たまに出張帰りとかだと、東京や福岡のピースを指差して「パパ、ここにぶーんって飛行機で行ってきたのよ~」と自慢もできるのだが、そんなチャンスは月に2回しかない。
できれば「北大阪版」を作成して頂きたいのだが・・・。