(2/8)大阪に戻りました。



早めの飛行機を予約したので、お昼には既に大阪に着いてた僕。
ほんと、あっという間ですね。
8:30に起きて(またちょっと寝坊した)、ホテルの部屋の片づけをして、9時にチェックアウトして空港へ。
10時過ぎの飛行機で大阪へ戻ってきました。

お腹がすいたので、昼ごはんは伊丹空港で飛び立つ飛行機を見ながら頂きました。
出張明けにカツカレー&アイスコーヒーをオーダーできるというのは、なんぼ好物でも、健康な証拠です。

* * *

飛行機にはさっき乗って帰ってきたばかりですけど、いつまで経ってもわくわくさせてくれる乗り物ですね。

今回は福岡を飛び立ってからずーっと雲の中を飛んでいまして、周りは真っ白な風景が続いてました。
それはとても幻想的で、時折遠くに見える青空も神秘な気分にさせられます。
こういうところで瞑想したら、すごく癒されそうだなあ・・・と思うのは職業病なんだな、きっと。
単調なエンジン音も耳に心地よく、ああ、このまま眠れそうだ・・・と思ったら、飛行機は着陸態勢に入りました。

近すぎ・・・(笑)

雲を抜けると、そこはもう紀伊水道で、白い波を引く船がたくさん見えました。
海岸線が複雑なので、これは大阪の南にある和歌山上空に入るんかなあ?と思っていたら、ちょうど窓から高野山が見えました。
半分だけ雪をかぶった金剛峯寺(根本大塔)が見えましたから間違いないでしょう。

遠くに連なる大峰山系なども薄く雪をかぶって、ところどころ靄が出ていて、これまた幻想的な風景でした。

飛行機が好きな理由はそんな普段絶対見られない景色に出会えるところです。
だから、僕はいつも「窓側」を指定して、チケットを予約してます。

飛行機は奈良の方をぐるっと回って、大阪の市街地の上を飛んで伊丹空港に着陸します。
田園風景が広がる奈良から生駒山系を越えて大阪府に入ると、急に住宅が密集して見えてきます。
「大阪って都会なんだなあ・・・」と思わされるんですが、そこにとてもホッとするのもまた事実で、ほんまに俺って大阪が好きなんだな・・・と改めて思わされました。
生まれ故郷を離れて久しいのですが、大阪に住み続けるのは、ひとえにここが好きだから・・・に尽きるのでしょう。
そんな意識はしてなかったけれど、「ここが大好き!」と胸が熱くなってきて、勝手に一人じーんとなってました(笑)

どんどん高度が下がって、住み慣れた街に近づいてくると、尚更心はホッとしていきます。
昔住んでいたところも、今住んでる街も見えてきます。
帰ってきたんだなあ・・・と思います。

なんかねー、飛行機に乗ってるだけで、いいドラマを見てたようでした。

* * *

で、家に帰ると、乳児がニコーッと迎えてくれました。
ちょっとはにかんだような表情で、わずか5日会ってないだけで、また変わってました。
赤ちゃんから子どもへと日々進化してるようです。

疲れも吹っ飛びます。

なんかねー、しばらく離れてた恋人に会えた瞬間って感じ。

・・・うーん。こういうこと書くと、妻に嫉妬されるんだろうなあ・・・。

ここで、仮に慌てて
「奥さんに会えたのも嬉しいよ、ほんと。」
なんて下手なことを言うと、かえって火に油をじゃんじゃか注ぐことになりますね(笑)

「会えたの『も』なの?『は』じゃなくて『も』なの?」なんて。

で、さらに、焦ってフォローしようとして、
「いや、ほんとだって!!
 ほんとに嬉しかったんだよ、ホッとするよ、君の顔を見ると。」
とか言うと、さらに冷たい目で見られて、外は寒いのに額に汗かくことになりますね。

ま、うちの奥さんは更に一枚上手なので、その辺も全部分かって対処してくれます。
だから、先の発言をすると
「ねー、ねー、あたしに会えて嬉しいって言ってくれないの?」
とか
「あたしにも言ってよー」
とか、甘えてきます。

これは男心に罪悪感ではなく、喜びを与えてくれます。

ポイントとしては「軽く」その言葉を発すること。
自信がないとできないんですけど、そう素直に来られると、こちらとしてはにんまりしてしまいます。

・・・。

僕はそれを「うちの奥さんはとても素直だ」なんて思ってるんですけど、全て計算してやってるとしたら、あの女、やはり相当やり手ですな。

カウンセリングでも時々「天然系魔性女」(俗に「痛い女」とも言う)に出会うんですけど、間違いなくうちの奥方はそのタイプに違いありません。


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