梅雨明けの東京・神楽坂で過ごした日常。


おそらく、多くの日本人と同じ理由で夜更かしをした私は、早朝、娘からの電話でたたき起こされた。
今日、学校のワールド・オリエンテーションの発表があって、プレゼン資料を印刷しなきゃいけないんだけど、新しいパソコンにプリンターがインストールされてない!という話であった。結局、妻が対応してくれて事なきを得たようだ。
よって私は心置きなく二度寝した。

数時間後に自然に目を覚ますと真っ青な空が広がっている。この色は夏の色だ、と思って跳ね起きてバルコニーに出て外の空気を吸った。
間違いなく夏である。

数日前に銭湯で見た天気予報では必死に「今は長い梅雨の中休みで!」と解説していたが、それならそれで、早い夏を一瞬でも満喫できて幸せな気分である。

暑いのは嫌いだけど、夏は好きだ。
沖縄の暑さには辟易するけれど、大好きなのだ。

時計を見ると10時を回っている。そそくさと片付けをして、スーツケースに荷物を放り込んでチェックアウトする。

空を眺める。
この色の濃さにときめきを覚える。

振り返ると強い日差しが濃い影を作っていた。ホテルの庭のこの景色が大好きで、ここを定宿にしていると言っても過言ではない。
この数日、幾度もここのベンチに腰かけて景色をぼーっと見ていたほどだ。

お客さんが関東が梅雨明けしたと教えてくれた。
6月に梅雨明けなんて沖縄じゃないか!
道理で空の色も影の濃さも沖縄の夏を彷彿とさせている。
すっかり魂はあの島に富んでいる。

セミナールームまで歩いていくとそれだけで汗が出てくる。
心地よくはないが、嫌いではない。

途中、ふらっと昔ながらの帽子屋に入り、夏用のハットを探す、、、間もなく、一目ぼれして購入。
さらに、コーヒーショップでアイスコーヒーを、有機野菜のお店でスムージーを買って今月から「ココロノオフィス神楽坂セミナールーム」として営業を始めた今日の仕事場に到着する。
部屋がエアコンで涼しくなるまでバルコニーでそれらを頂く。
風はものすごく強いが、その分、暑さが紛れて気持ちがいい。今日はスカイツリーもきれいに見える。ここからは東京ドームとのコントラストが眺められるのだ。

有機野菜の店でスムージーを売ってくれた美人のお姉さんは私のブログの愛読者だ。
「本、持ってきてるのでサインしてもらえますか?」

訪れた店でサインをするなんて人生初である。
もちろん、喜んでペンを走らせた。

今日はPCCの個人セッションの日。

ゆったりと時間をとって、あれやこれやと話をして、ノートにメモをする。
PCCは個人的には「交換日記みたいな個人セッション」だと思っていて、私が思いついたこと、言いたいこと、説明書き、図、疑問点、宿題、落書きなどをお客さんが持ってきてくれたノートにたくさん書いていく。
きっと私の走り書きを家で読んで「この字?なんて読むんだろう??」と解読作業に勤しんで頂くことになるのだが、それもいい体験じゃないかと前向きにとらえている。

恋愛、仕事、セクシャリティ。テーマは様々だがこれからあと2か月くらい、じっくり向き合っていく。それは私にとっての初の試みでもある。

昨日の講演会の荷物が放置されているので、それを片付ける。

その結果、今、入口の靴箱の上はこんな風になっている。

セミナールームオープンを記念して八馬ゆみさん高橋勝巳さんから頂いた胡蝶蘭はまだまだ元気で、昨日、出版を記念して武藤多絵さんから頂いたアレンジメントはとても華やかだ。
そして、前運営者の須賀えり子さんが贈ってくれた富士山のかわいらしい絵が壁に映えている。

夕方、ロボット掃除機を走らせて部屋を後にする。
そういえば、朝からプロテインとスムージーは飲んだけど、何ら食事は採っていない。
とはいえ、この時間にオープンしている店は神楽坂には少ない。
それに井之頭五郎さんみたいにたくさん腹に入れたいわけではない。

そういう時はここだ。

サラダボウル専門店。何だかんだ今回も東京滞在中3日(それは毎日とも言う)通ってしまった。
そして、今日もお気に入りの棒棒鶏のサラダである。何でもメニューの中で一番抵糖質らしいが、私はあまり気にしていない。

お店を出て、後ろ髪を引かれたので馴染みのバーの一つに足を向けたが、15時開店のはずが今日は17時オープンだという張り紙がしてある。・・・あれ?17時過ぎてるけど?ま、なんか事情があるのだろう。今日はご縁がなかったということで、名残惜しいが帰ることにした。

東京駅に着くとちょうど乗る予定の新幹線のドアが開くところだった。
席に着いてビールを一口飲んだら、目の前の雑誌に今日も、昨日も通った見慣れた景色が映っている。

ここね。

#神楽坂の夜は美しいな #熱海湯脇の階段

根本裕幸さん(@nemotohiroyuki96)がシェアした投稿 –

神楽坂が大好きだ。
好き過ぎて大阪在住のくせに、この街にセミナールームを持ってしまった。
新幹線に乗ってからも神楽坂に思いを馳せられるのだから幸せだ。
今、読むのはもったいない、と鞄にしまってひと眠りすることにしよう。

書きたい記事は他にもあるし、告知したいセミナーもある。
しかし、沖縄を彷彿させる空と空気はいかんせん、義務感も労働意欲もいい感じに削ぎ落してしまう。
それもまあ、よしとしよう。


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