思い描くヴィジョンはストイックな表現者なのですが、女性性が豊かなゆえか、ついごろごろしてしまい、理想と現実の差を痛感しています。



理想主義者になると、理想と現実にギャップが生まれて激しい自己嫌悪が起こります。
そうすると表現者になりたい自分を自分が潰していく悪循環も生まれます。
地に足を着け、自分軸でヴィジョンと向き合うためには、改めて自分を知り、自分に合った向き合い方を見つけて行くのが必要だと思うのです。

根本さん いつもお世話になっております!

ご相談です。私は根っからの怠け者なのに、思い描くビジョンはストイックな表現者。
憧れは憧れだよね、と諦めきれません。
どうしたらビジョンに向かって進めるのでしょうか…。

私は、イラストレーター、俳優、声優、アーティストなどのストイックな表現者の方々の「自身の表現を極めている点」、「人の心を動かしている点」、「影響力を持っている点」にとても魅力を感じます。
その圧倒的な表現には、費やした時間を感じさせられます。

私は絵を描くことが好きで、10年くらいコツコツ描いてきました。下手ではないと思うのですが、「気分が乗ったときに描く」という形なので、年数の割には技術が伸びていないと感じています。
表現に没頭し、もっと技術を極めたい。自分の作ったものを「これ最高じゃん!」と思えるくらいになりたい。人の心を動かしたい。
絵を描くことに限らず、いろんな表現をやってみたい。
でも、どれだけ「こうなりたい!」と思っても、次の日には「眠たい、ゴロゴロしたい、何もしたくない、YouTubeやXを見たい」となり、結局気分に負け続けています。

私はライフワークグルコンで、先生にズバリ言い当てられるくらい明らかな「女性性優位・怠け者・飽き性」の人間です。
怠け者だからね~出来る限り波に乗ってやっていこうよ~とも思うのですが、寝てばかりいる自分を見ると、理想と現実の差にがっくりしてしまいます。

これはビジョンがまだ自分の中に十分落とし込めていないからなのでしょうか?
生粋の怠け者が、ビジョンを実際の生活の中で行動する力に変えるには、どうしたらいいのでしょうか…
(Tさん)

生粋の怠け者だったら「表現に没頭したい」とは思わないので、たぶんTさんはそうじゃないんだと思われます。だから葛藤するんだと思いますよ。

ちなみに私、グルコンで「怠け者」って言いました??「飽き性」はお伝えしたかと思いますが。
どちらかというと「怠け者」は男性性の要素なので、Tさんには当てはまらないな、と思うのですが。

さて、私たちは「ほんとは部屋のお片付けをしたいんだけど、ついごろごろしてしまう」とか「ほんとはダイエットしたいんだけど、つい誘惑に負けてケーキ食っちゃう」とか「ほんとは投資とかした方がいいと思うんだけど、かわいいワンピース買っちゃった」とか思い通りにならない人生を歩んでるわけですね。

で、そうした心理というのは基本とてもシンプルでして、

「表現に没頭し、もっと技術を極めたい」という気持ちよりも「眠たい。ごろごろしたい。何もしたくない。」という気持ちの方が強ければペンを持ってキャンパスに向き合うことはできない仕様となっているんです。

「お片付けしたい」よりも「ごろごろしたい」気持ちの方が大きければ、お部屋はいつまでも散らかったままになるんです。

それがイヤだとか、そんな自分に自己嫌悪するとかであったとしても、お片付けがどれだけ「正しいこと」や「必要なこと」であったとしても、です。

つまり、「絵を描くよりも、Youtubeを見る方が今の自分にとってはしたいこと」というシンプルな気持ちを認める、受け入れる、肯定する、というしかないわけです。

そうした自分の気持ちを受け入れることがとっても大事なわけです。

つまり、私たちの行動は「優先順位」がけっこう決まってるんですよね。

第一位:ごろごろしたい。
第二位:Youtube見たい
第三位:技術を磨きたい
第四位:人の心を動かしたい

という順位であれば、私たちは第一位をまず満たそうとし、その次に第二位を、それに満足して初めて第三位に意識が移ります。

これは感情的なものですから思考は役に立たず、なんぼ頭で「絵筆を持てー!!」と叫んでも、あまり効果的ではないのです。

しかも、女性性が優位な方ってのは男性性優位な方より感情の力が強いんですね。
つまり、誘惑に負けやすいのです。

それは“事実”として受け入れるしかないし、どうせ受け入れるなら、肯定的に受け入れたいものです。

だから、「私を知る」ということがすごく重要なのです。

そういう風に言われても「でも!でも!」と言いたくなりませんか?>同志のみなさま。

そうしたでもでも星人になってしまう理由の一つが「理想主義」です。

・ほんとはこういう風にすべきなのに。
・こういういことをしてる自分が好きなのに。
・これくらいはできてて当然なのに。
・もっとこういう風になれたらいいのに。

そこに「理想の自分」を掲げてしまうんですね。

Tさんの場合、どうやらこの思いは「理想」みたいです。

>表現に没頭し、もっと技術を極めたい。自分の作ったものを「これ最高じゃん!」と思えるくらいになりたい。人の心を動かしたい。
>絵を描くことに限らず、いろんな表現をやってみたい。

とても素晴らしいものなのですが、今のTさんには「高すぎるハードル」みたいですね。
つまり、「ストイックな表現者」というのもほんとうに目指したいものなのか、単なる理想なのかは吟味する必要がありそうです。

さらに、痛い話をすれば、そうした理想を現実にするよりも、妄想するだけで満足してしまってる自分がいるのかもしれません。

「ほんとの自分は理想の自分なんだ。いつかその理想の自分になるんだ。」と思い続けている感じ。

もしかして、そんな理想の自分を生きることが「怖い」という気持ちがあるのかもしれません。

私たちは夢を実現することにすごく怖れを持つものですから。

さて、そういうお話を伺うとカウンセラーは何を考えるのか?

まず、1つ目は「なぜごろごろしたいのだろう?」ということ。

「絵を描く」<「ごろごろする」になってしまうのはなぜなのか?

これは今の生活スタイルに何か問題があるのでは?と考えます。

今のお仕事や家事などで「ごろごろしたくなるような何か」があるんじゃないか?ということ。

一般論は捨てて、自分がどうストレスを感じ、ストレスを溜めてしまうのか、どこで「自分らしい生き方」から外れてしまっているのか?を見直すんです。

例えば、毎日フルマラソンを走ることを日課にしているならば、そりゃあ、ごろごろしたくなりますよね・・・というか、ごろごろした方がいいですよね。

例えば、人間関係にめちゃくちゃ気を遣うタイプなのに、人に混じってライスワークをしているならば、そりゃあ、仕事終わりに気力体力はマイナスになってます。この場合もごろごろした方がいいですよね。

今の自分の生活スタイルが、自分に合ってない可能性があるならば、それを見直さないと絵を描くほうにエネルギーが向かないですよね。

これ、ほんとに「他の人」と比べるの、意味ないですよね。

「みんながやってること」が「自分ができること」ではないこともいっぱいあるわけでして、理想主義の人は特に注意した方がいいのです。

だから、「自分を知り、生活スタイルを見直す」ということをやっていきたいところです。

2つ目はヴィジョンについて、です。

ヴィジョンて本気になればなるほど「怖れ」が強くなります。

本気で好きになった人に告白するのってめっちゃ怖いでしょ?
それと同じ。

だから、私たちは本気のヴィジョンに対しては、へっぴり腰になります。

Tさんが本気でそういう表現者になりたい!と本気で思っているならば、実はそれがめちゃくちゃ怖くて目を逸らしてしまってる、という可能性が考えられるんです。

ヴィジョンを見ると恐れが出てくるから、そこから目を逸らすためにごろごろしてしまう、というわけ。

そうするとヴィジョンを遠くに追いやってしまうものです。

とってももったいないですよね。

だから、この場合、ひとりでは無理!ってことを悟るべきです。
女性性が豊かなら当然のこと。

そのヴィジョンを一緒に見てくれる人、応援してくれる人、サポートしてくれる人が必要です。

女性性はつながりを求めますしね。
できるだけ、そのヴィジョンをオープンにして協力者を募りたいものです。

今、そうした人はいますか?

女性性が豊かなくせに自武女らしく「ひとりで頑張る!」ってことをしてしまってませんか?

どちらかというと男性性をサポートしてくれる存在がありがたいな、と思います。
心当たりはいらっしゃるでしょうか?

そうしてよりヴィジョンを具体的に、リアルにしていきたいんです。
「ごろごろしたい」よりも「わくわくする」が大きくなるように。

3つ目は、自分に合うやり方を研究する、ということ。

これも自分を知らなきゃ始まりません。
他人はどうでもよくて、個別論ですから「私の場合は・・・」という話になります。

「わたしはどういう風にしたら創作に向き合えるのか?」

そういえば、先日も小説家になりたい!という方をカウンセリングしていまして、一緒に「どうしたらもっとたくさん小説を書く時間を作れるか?」を考えました。

そうして彼女の今の生活スタイルや気質、小説家への思いなどをお伺いしながら、

「平日は家族が起き出す前の早朝に2時間、執筆時間を設ける」(彼女は朝に強いから)
「土曜日の午前中はカフェなどに行って3時間執筆する」(家事を放置する勇気を持とう)
「家族はもちろん、信頼できる友人数名に小説家を書いてることを告白しよう」(オープンさ)
「一人だと頑張れないから、小説塾で出会った友人と連絡を密に取ろう!」(つながり)
「2か月に1回ほど、ケツを叩くために根本さんのセッションを予約する」(報告する相手を作る)
「目標としている賞に応募する」

こんな感じで日常レベルに落とした計画を立てたのですが、どれも「自分のキャラに合った形」でなければ意味はありません。

筆者のような夜型人間は朝早く起きても頭がぼーっとしてますから、早朝に執筆するのは無理なんですよね。(以前、1年ほど朝方生活を試したことがあります。)
だから、私の場合、たいてい夜に本を書いてます。そして、そうするとすごくよく眠れます。

Tさんはどうしたら「その気」になったり、「やる気」が出てきたりするのでしょう?
どこでなら集中して絵に向き合えるのでしょう?
そうした女性性豊かなキャラを活かすとしたら、どういう創作スタイルが合っているのでしょう?
自分の得手不得手はなんでしょう?

そんな風に自分を知り、受け入れた上で、どうしたらいいのかを考えていくわけです。
「ふつうの人は~」とか「ほんとうはこうすべきだけど・・・」とかは全部捨てて、「私の場合は・・・」で考えるわけです。

そうして「今の自分が動けるようになるにはどうしたらいいか?」を考えていくんです。

ちょうどこの3つの段階って、1)現状を受け入れる、2)未来を見つめる、3)今できることをやる、というプロセスになっています。

それぞれが「自分軸」で向き合っていくことになり、くどいようですが「自分を知り、受け入れる」がどこでも基本となります。

そうすると「地に足を着けて」「自分らしいやり方で」「自分のペースで」ヴィジョンと向き合うことができるようになります。

自分のより深くする6日間。

◎東京:9/27(日)スタート!自己探求ラボ in 神楽坂~自分自身を様々な角度から深く知ることができる全6回~

母とじっくり向き合って重荷を手放しませんか?

◎オンライン:9/28(月)& 10/1(木)20:30-22:00 母と向き合う2days~いい娘・息子を卒業して、私の人生を生きるために~

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