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カウンセリングの中で「やりたいことをやって生きていきたい!」とライフワークを目指す際に、頑張って取得した国家資格が重荷になることもあるんですね。
自分を守り、助けてくれるはずの資格が、逆に足かせになってしまうのはもったいないなあ、といつも思うのです。
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このところタイトルのようなテーマのカウンセリングがちょこちょこ続いていまして、ライフワークを考える上で、けっこう重要なテーマだな、と感じているのでネタにしてみようと思いました。
たいていの国家資格ってやっぱ仕事をする上で専門性を保証するものであり、就職するにも有利だし、ある意味「自分を守ってくれるもの」です。
それに給与もある程度の額が保証されてることが多いですから(資格手当みたいなものがある職場もあるし)、めちゃくちゃ強みです。
だから、私も興味があるなら、チャンスがあるなら、その取得を積極的にお勧めしています。
ただ職種そのものの資格の場合、逆にそれが足かせのようになってしまうこともよくあるようです。
「弁護士を辞めるって周りの人に言ったら全員から猛反対された」
「医師を辞めるって誰も信じてくれなくて、ちょっとお休みするだけだよね?と言われた」
「やりたいことはあるけど、それで今みたいな給料をもらえるか分からないから薬剤師を辞められない」
「ライフワークで生きたい!と思っているけど、まだまだ自信がなくて、結局管理栄養士として就職しちゃった」
「看護師って条件さえこだわらなければどこでも就職できるので、自分がやりたい仕事を探そうと頑張ろうと思ってもいまいちエンジンがかからない」
「困ったらケアマネの資格でどこでも雇ってもらえるからライフワークに本気になれないのかもしれない」
これらはもちろん実話なんですけど、無資格者(=私)としては羨ましい気持ちもしつつ、話を具体的にお伺いしていけば確かにそういうことってあるよなあ・・・と同情を禁じ得ないこともあるんです。
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特に取得が難しい資格については、それを取るまでの努力が無駄になってしまうような気もするし、周りからも「もったいない!」「せっかく取ったのに」「なんでそんな違う方に行くの?信じられない!」みたいな声が大いに寄せられるものですから、よほどのモチベーションがなければ道を転じることに大きなハードルを感じやすいんですね。
特に学生時代に取得できる資格については、17,18歳のときに人生の方向性を決めることになるので、大人になったときに「あれ?なんか違う」と感じることも多くなりやすいのです。
人生についてめちゃくちゃ考え、志を強く持って医学部などに進学するならば、その資格を持って前向きに仕事に取り組んでいけるかと思うのですが、「資格が取れるからこの学部を選んだ」というモチベーションで進学先を選んだ場合、逆にその資格に縛られることになりかねません。
そういうわけで、特に30代の医師の方から「この仕事でほんとうに良かったのか?自分には向いていないんじゃないか?」というご相談を多く頂くことになるのです。
もちろん「思ってたんと違う。自分には合わへんわ。」と感じ、その資格で仕事することをやめることも選択可能なわけですが、やっぱり勇気要りますよね。
だから、だましだましその仕事を続けるのですが、「自分に合わないわー」と感じながら1週間の大半を過ごせば、そこにかかるストレスというものはやがて看過できなくなるでしょう。
それで体調を崩してしまうこともあれば、仕事でミスを連発することにつながったり、人間関係がぐちゃぐちゃになってしまうこともあります。
特に資格保有者って自分にしかできない仕事があるわけで代えが利かないことも多いですよね。
そうすると重たい心と体を引きずりながら、自分がこなさなければならない仕事と向き合うのは、自分いじめに他ならないのです。
でも、やっぱそう簡単にこの仕事(給料)は手放せない、他にやりたいこともない、となれば、心はどんどん暗たんとしていくと思います。
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そこで私のカウンセリングやグルコンやリトリートセミナーを利用してくださると「その仕事、向いてないかもしれないねー」とあっさり言われるのですが、当然そこで話が終わるわけもなく「じゃあ、どんな生き方が向いているんだろうね?」という方向であれやこれやと話を伺っていきます。
実はその過程でモチベーションが復活することも少なくないんです。
「なんでその職種(資格)を選んだの?」
「その職種の魅力って何だと思う?」
「そもそもどういうストーリーがあって、今の仕事に就いたの?」
初心に帰るじゃないですが、頑張って勉強して資格を取ろう!と思った背景には何らかの感情的な動機があるはずです。
そのストーリー(物語)をもう一度思い出してみませんか?というアプローチです。
例えば、「大学を出れば取れる資格だから」という一見そんなモチベーションを感じない理由であったとしても、「数ある資格の中からそれを選んだ理由ってあるよね?」とツッコミを入れられます。
また、裏を返せば、「資格のない自分ってどう思う?」なんて禁断の質問をしちゃうと、そこからは自信のない、無価値感の強い、劣等感満載の自分の姿が出て来ちゃったりするんですよね。
じゃあ、資格を取ることで自分に自信を持てたか?というと、もちろんそんなわけもなく、「そしたら改めて自己肯定感を意識していこうよ!」というアプローチを取ることもできます。
そうして自分に自信を持てるようになってくると「今の仕事にやりがいを感じるようになってきました!」といううれしい報告を頂くこともあるのです。
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また、その資格や仕事の問題というよりも「環境問題」が大きいんじゃない?という見方をすることもできます。
今の仕事の環境が自分に合ってないケースって多く、違う職場に転じたり、働き方を変えたりすることで改善されることもあります。
大病院から個人のクリニックに転じて居場所を見つけた看護師もいましたし、自分のやりたい医療を追い求めて病院を転じた医師もいましたし、検察官から民間企業の法務部に転じてバリバリ仕事してる弁護士もいます。
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また、「その資格を活かしてフリーランスとして独立する」というプロセスもあるんですが、その場合は独立した先にヴィジョンが見えていることが必要ですよね。
とある税理士は顧問先の経営全体を見たい!という思いが強くなってきたので、税理士を辞めてコンサルタントに転じました。
ある看護師は元々興味のあったエステとかアロマを深く学び、エステシャン&セラピストとして開業しました。(その場合、元看護師という触れ込みが信用を得られました。)
その他、理学療法士が体に関する知識を活かしてヨガや整体、筋トレのトレーナーになったケースもあります。
その資格そのものを活かすというよりも、その資格で得た知識や経験を自分がやりたいことに活かすというスタイルです。
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私としても苦労して得た資格を捨てるのは社会的にももったいないなあ、と思うので、その資格を活かしつつ、仕事に喜びを感じられる方法や場を探していくことを最優先にしています。
だから「医者に向いてるか分からん。辞めたい。」とおっしゃる方にも「研究職とかどう?」「専門は変わるけど興味ある分野はないの?」「医師としてやり残したことってない?」とといろいろと選択肢を示して粘るようにしています。
とはいえ、その道そのものがやっぱ違うんだろうなあ、と思わざるを得ないこともあって、その場合は「その資格は横に置いといてライフワークをデザインしていこう!としていきます。
その際も「辞める」のではなく「休む」をまずは選択していただくのですが(気が変わったときに戻れるように。実際、休むことで気が変わることも多いですし)。
その場合、ほんとうにその仕事を辞める、資格を捨てる意欲はある?と確認は怠りません。
まあ、それくらい国家資格って重いんです。
そして、その重さを当の本人はあまり意識してないことも多いのです。(あたりまえのことだから)
それで、一旦休んでみたり、転職活動をしたりしてみて初めて自分が取得した資格の重みを知ることも多いのです。
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そうしてライフワークをデザインしていくのですが、例えば、そこで「こういう生き方をしたい!」ということが見えてきて、そのために「こういう仕事をやりたい」というのも見えてきたときに、いよいよ、その資格と決別する選択がやってきます。
全然違う業界に進むわけですから、その重みを感じた上で「手放す」わけです。
(もちろん、知識経験人脈などは活かせることも多いです。)
「もう戻らない!」とまで思い込む必要はないのですが、ここで資格が重荷にならぬよう、自分なりに距離を置く覚悟を持ちます。
そうすると仮にライフワークが途中で行き詰っても「あのとき辞めなければ・・・」と後悔を減らすことができます。
ここがやっぱり重要なポイントで、今回、テーマに選んだ理由です。
新しい道を順調に進んでいるときは全然いいのですが、壁にぶつかったり、うまくいかなかったりしたときに「もうこっちの道はやめて資格の方に戻ろうか?」と思ってしまいがちなんですよね。
資格がある分だけ、そこが逃げ道になってしまうんですね。
それが「余裕」を与えてくれる部分も確かにあるんですけど(ほんとに駄目だったら戻ればいい)、それが「逃げ」になってしまうとライフワークにコミットできなくなってしまうんです。
特に経済的なものでは顕著にそれが現れます。
仕事によってはすぐに思ったような報酬が得られないことも多いです。
そうすると生活水準を下げたり、貯金を切り崩したりしなきゃいけません。
同時に、周りの人たちが「やっぱあの資格の方を続けておけばよかったのに」とか言い出すこともあります。
そうすると心が折れやすいんですよね。
そこを踏みとどまって、ぐいっと一歩前に進むためには、やはり相応の覚悟、コミットメントが必要なのです。
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となると、ライフワークにとてもわくわくし、そこにヴィジョンを描き続けていくことがすごく大事です。
「ライフワークストーリーを書く」というのがライフワークセミナーでも本でも出てくるのですが、このライフワークストーリーこそが、自分のヴィジョンそのものなんですよね。
だから、常にライフワークストーリーを意識し、わくわくし続けていると、壁にぶつかってもそれを乗り越えるモチベーションが出やすいのです。
壁にぶつかるとヴィジョンも見えなくなっちゃうものですから、そこはほんと重要です。
つまりは、国家資格の重みをぶっちぎれるくらいのヴィジョンを持ちましょう!ということですね。
そうするとむしろ、コミットメントはめちゃくちゃ高まるので実現性も高まり、「資格を捨ててこっちの道に来て正解だったわ!」という人生を歩むことができます。
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そんなヴィジョンを徹底的に描いていく3日間!
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◎新しい学び「どうしたらいい?」が解決する 自分と他人の心理学(池田書店)
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