夢とかヴィジョンって壮大なものじゃないといけないと思ってません?~女性性と男性性/形を持たないヴィジョン/夢が定まらない/そもそもヴィジョンが見えない~



夢やヴィジョンと聞くとすごく大きなものをイメージしてしまうかもしれませんが、自分がわくわくする未来のことだから大きいも小さいもありません。
「地に足の着いた丁寧な生活」がヴィジョンになることだって全然ありますよね。

「夢」とか「ヴィジョン」と言われると、何か壮大なものをイメージしてしまいませんか?

「世界征服」とか「宇宙統一」とか「海洋ゴミをゼロにする」とか「子どもの貧困をなくす!」とか「沖縄のサンゴをよみがえらせる!」とか。

それはさすがに話がデカすぎるけど、少なくとも「35までに結婚!!」とか「都内に家を買うぞ!」とか「独立起業するぞ!」くらいの規模感が必要だとか思っていませんか?

もちろん、それも全然ありなんですけど、夢とかヴィジョンって人によって「感じ方・捉え方・表現の仕方」が異なるものなのです。

なんか大きいことじゃダメと思っちゃう方は「競争心」がまだまだ隠れてるのかもしれませんね。

ライフワークについてあれこれカウンセリングしたり、グループセッションしたりしていると、ほんと人によってヴィジョンの描き方は違うよなあ、ということが実感されるものです。

また、「天命遂行型」の方もいれば「目標達成型」の方もいるわけで、そこでもタイプが全然異なります。

うちではよく「女性性」と「男性性」というジェンダー問題に引っかかりそうな表現を使うわけですが、そのバランスによってヴィジョンの“感じ方”は異なるのです。

要するにヴィジョンや夢ってのは「あなたがどんな未来を生きたいか?」ということでして、その感じ方はひとそれぞれなわけです。

そんな文章をリエコも書いてますので良かったらご一読を。
SNSでもけっこう支持されてましたー。

「叶えたい未来」を描くのが苦手だった私の、望みの叶え方。

こんな生き方がしたいなあ。
こういう未来になったらいいなあ。
こういう日常が生きられたらいいなあ。

女性性が豊かな方はかなりふわっとした感じで未来を描いていらっしゃいます。

そもそも女性性が豊かな方ってのは「あれがいい」というよりも「これは嫌だ」というものに反応を示しやすいこともあり、「お金に困りたくない」とか「孤立するのは嫌だ」みたいな感じで未来をとらえていらっしゃる方も多いと思います。

一方、男性性が豊かな方は「計画書」を作りたくなるわけで、その未来に向けて明確なプランを考え、その通りに実行していくことを頑張ります。
もちろん、計画書通りに進むことばかりではないので、都度修正が求められるんですけどね。

で、多くの方はこれらのミックスですので、ある部分ではふわっとしていて、別の部分ではきちんとプランニングしてるみたいなことになっていきます。

でも、どっちにしてもそんな未来に対して「めっちゃわくわくする」「いいなあ、とニヤニヤできる」「マジで最高っす!と目が輝く」という気分になっていることが大事ですね。

それはある意味、本気で、その未来が素晴らしい!と思っているってことです。

望む未来が形を持たないってこともあります。

「いつもご機嫌で、気分がよくて、思わず伸びをしたくなるような解放感があって、そして、自然と笑みがこぼれてしまう日々を生きたい」

女性性が豊かな方あるあると言ってもいいかもしれません。

だから、これを「予祝」したっていいんです。

ライフワークを見ていくときに、実際にこうした形のないヴィジョンを描くこともあるんですよね。

そしたら、その感覚をイメージしていくだけ。

でも、私としてはそれが最も心理学的なヴィジョンじゃないかなあ、と思ってます。

「ただただ自由でいられる。何にも縛られず、いつも自由を感じられる。そんな日常を生きたい。」

という感覚をイメージすることでインストールしていくといいんです。

それと望む未来がいろんな形になっていて“定まらない”ということもあるでしょう。

海辺にも住みたいし、山もいい。
温泉地の近くにも住みたいけど、都会も捨てがたい。
自分でビジネスをやってみたい一方で、安定した会社員の立場も捨てがたい。
結婚生活を続けるのもアリだけど、離婚したらどうなるのかにも興味がある。

じゃあ、もう少し「煮詰めていきましょうか」と言います。

ただ、その前提は「欲しいものは全部手に入るよ!」という意識で。

海辺での生活。
山での生活。

どちらもイメージをより深めていくのです。

それこそ、それぞれ別途に予祝インタビューを受けても良いかもしれませんね。

そうするとだんだん気持ちが定まっていくものです。

「神戸って山も近いし、海辺じゃん。それに都会だし。淡路島もすぐに行けるし。」みたいな感じで形が見えてくるかもしれませんし、あるいは方向性が変わって、ふだんは都会に近い場所に住んで、海や山は週末などに行くのがいいかな。そもそも虫が苦手だし。」みたいな感じになるかもしれません。

無理に決めようとせずに、どちらに自分の気持ちが動いていくのかを“観察する”のが良いと思います。

また、定まらないのは「形」だけで、「感覚」の方は定まっているかもしれないですよね。

「自然の多いところで深呼吸すると気持ちが良くて、空が広くて、鳥の声が聞こえて、せせらぎとか波の音とかが聞こえような場所」

じゃあ、その感覚をただ味わっていきましょう。

そうすると「波の音よりせせらぎの音の方が強いな、ってことは山だな。」みたいに「形」も定まってくるかもしれません。

でも、そこではやっぱりわがままにならなきゃね。

「欲しいものは全部手に入る」なんて言われても信じられないというか、信じちゃいけないと思っちゃいませんか?

両方手に入れる!と思ってもいいんです。
現実はいくらでも望むように創造できますから。

そもそも「望む未来が良く分からない。イメージできない。」という方もいらっしゃるでしょう。

“今”を忙しくされているのかもしれませんし、“過去”に生きてる?振り回されてる?のかもしれないし、ずっとそれを“禁止”して(されて)生きてきたのかもしれないし、何か“絶望”があるのかもしれません。

いろいろと理由は考えられますが、そこからの抜け出し方に「人」があるんです。

よくこういうお話をしています。

「もし夢がないのであれば、夢に向かって頑張っている人を応援しましょう!」

夢に向かって頑張っている人を応援することで、その人から様々なインスピレーションをもらうことができます。

もちろん、そういう人を見ると「嫉妬」しちゃうこともあるでしょうし、劣等感を覚えることもあるでしょう。

だとしたら、その感情が自分の未来に向けてのカギになるかもしれないですから、それとしっかり向き合っていきます。

もしかしたら望む未来が見えないのもその嫉妬のせいかもしれませんしね。

だから、望む未来を見つけるための刺激を与えるのがいいと思います。

予祝ワークショップとかパーティとか、そのためにもすごく良い場所だと思うんですが。

でも、こういうタイプの方は案外、夢に期待しちゃっていることも多いんです。

たいそうな夢じゃなきゃダメな気がしていたり、壮大なヴィジョンを描こうとしてしまったり。

望む未来なんて「週3で焼肉が食えたらいいな」とか「彼といつまでもラブラブにいられたらいいな」とかで良いわけです。
「いつまでも健康で、プリンをおいしく食べられますように」だっていいんです。

だから、まあ、ほんとうは誰でも何なりとあるんじゃないかな、と思うわけです。

さて、叶えたい夢があったとして、鼻息を荒くしすぎるとかえってうまく行かなくなるってこともあるんです。

はじめはその夢にときめいていたのに、いつしか義務になり、その夢を叶えないと恥ずかしい、カッコ悪い、申し訳ない、みたいな思いが出てきちゃうんですね。

あるいは「執着」になったりね。

もっとそうなる未来を信頼するってことをやっていきます。

力の証明になったり、誰かとの競争になったり、人目を気にするようになったりしたらしんどいですし、現実化は難しくなってしまいます。

だから、それを手放していくってことをやるんです。

誰と競争しているのか?
人目が気にならなかったら自分はその夢を追いかけるのか?
力の証明をしなくてもいいよう、もっと自己肯定感をあげていこう。

あくまで「自分の中で」ときめくものが大事だし、その執着は手放していきたいと思うのですよね。

どうでしょうか。

「絶対婚活成功させて結婚するぞ!!!」って思い込み過ぎていませんか?

ということで、結局のところ「欲しいものに素直になる」ということが大事なのかな、と思います。

自分は何が欲しいのか。逆に、何がいらないのか。

欲しいものが見つかればどれくらい欲しいのか?を思い浮かべてみてもいいでしょう。

是が非でも手に入れたいのか、あったら便利くらいの思いなのか。

でも、ヴィジョンや夢ってそんな壮大なものじゃなくてもいいんです。

ありきたりだな、ふつうだな、と思う未来で全然いいんです。

女性性にとって「家」はとても大切なものだから、「大好きな家族と一緒に笑顔の絶えない家庭に暮らす」というヴィジョンを持つ方ってすごく多いと思うんですが。

◎東京:3/20(木祝)14:00-19:00 予祝ワークショップ&予祝パーティを開催する件。
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