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ラスボスおかんとよく呼んでいますが、母との関係はその付き合いが誰よりも長い分だけ様々な影響を与えてくるものです。
特に「癒着」は自立系な生き方をしているとすっかり隠れていることも多く、自分ではなかなかその存在に気づけません。
だから、頑張ってるのに報われなかったり、燃え尽きそうになったり、各地でトラブルに巻き込まれたりしちゃうのかもしれません。
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立て続けに「母との関係」に注目したカウンセリングをしていまして、これはみなさまにも当てはまるのでは?と思い、シェアさせていただくことにしました。しかもセミナーまで企画してしまいました。
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◎東京/オンライン:3/20(金祝)13:00-17:00 母がしんどい問題~母と娘の関係を終わらせ、自分の人生を生きる4時間~
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例えば、バリバリ仕事をこなして管理職になった筋金入りの自立系武闘派女子。
でも、心の中には常に「空洞」があったようで、仕事での成功は彼女を満たすものではありませんでした。
それで以前より(本人はあんまり自覚してないんだけど)プレイガールになって、常に複数の男性をキープする状態になってたんですよね。
そして、その恋愛は「支配的」なもので、相手が自分の思い通りにならないと猛烈に「不安」が噴き出てしまうパターンを持っていました。
私は「なぜそんなに強い不安感を持っているのだろう?」と思ったんです。
そこで浮かんできたのが「母」との関係でした。
母は父のことを下に見ているバリキャリで、仕事はめちゃくちゃできるし、社交的で外面もすごくいいのだけど、感情的に子どもたちを支配する一面もありました。
そして、常に厳しく、それで彼女は「褒めてくれない」「認めてくれない」「分かってくれない(理解してくれない)」という思いを抱えることになったんです。
本来「家」というのは「安心」を与えてくれる場所です。
特に「母」はその「安心」の中心にある存在で、ゆえに、母との関係であまり愛情が感じられないと「不安感」を心に抱くことになるんです。
思春期に入れば、その不安を埋める存在を母に求めることは諦め、一般的には異性に求めるようになります。(親から与えてもらえなかったものを恋人に求める心理)
しかし、男たちがそれを埋めてくれるか、、、というと、一部は埋めてくれるけど全部は無理なわけです。
だって「諦めた」ということは、心の中にはまだ「母」を求める気持ちが残っているということですから。
でも、そんな心理は分からないわけで、一人で埋まらなければもう一人、それでも埋まらなければもう一人、と付き合う男たちが増えていく図式が生まれます。
もちろん、「一人に絞ってしまって、その一人を失ったらヤバい」という心理も働きます。
そして、その心の穴を男で埋めるだけでなく、仕事でも埋めようとするわけですからハードワークになるのも仕方がありません。
そうして、彼女は安心を求め続けているのに不安ばかりが積み重なる人生を送ることになります。
・・・となると、彼女の才能は「安心を与える」ということになるんですけど、それを扱うのはもう少し先のプロセスとなるでしょう。
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一見、彼女は仕事もバリバリこなすし、もちろん、実家から独立しているから表面的には母との問題を抱えているようには見えません。
ましてや「癒着してる」なんてよほど心理学を学んでいなければ頭に浮かぶことすらないでしょう。
しかし、蓋を開けてみれば「母から認められたい。母に理解されたい。」という強い欲求があり、そうでない現実に「強い不安感」を持つに至った経緯を見れば、いかに彼女が母を求めていたかが分かるでしょう。
その思いはなくなったのか?と言えば、蓋をして見えなくしただけでしっかり心の中に残っているのです。
それはまるで「母にしか自分を愛させない」と決めてしまったようなものです。
だから、ふだんは感じることのない深い意識の中でずっと母を求めている彼女がいるのです。
それもまた一種の「癒着」と言えるんです。
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また、同様にバリキャリの自武女で、支配的で過干渉な母を逃れて生きてきた女性の話です。
彼女は「なんでも自分が正しい」「自分の思い通りにしなさい」「あんたは親不孝者だ」「あなたは傲慢で謙虚さが足りない」「周りの親戚もあなたのことを悪く言っている」等々の主張や脅しをかけてくる母の元から逃げ出し、実家から遠く離れた場所で日常を送っています。
しかし、そこで母を完全に切ることはできず、何かと連絡を取ったり、実家に帰省したりしていました。
そのたびに「ああ、やっぱり母とはうまくいかない。実家に2泊するのが限界。」みたいな思いを募らせていました。
もちろん、母は何かあるとLINEで「正論」なり「感情論」なりをぶつけてきて、彼女を支配しようとします。
そんな彼女を見た彼氏からも「なんでそんな母にこだわるの?」と指摘されていたのですが、「だって母と娘だから」と彼女は思っていたのですね。
これもまた「癒着」のワンシーンと言えます。
母に頭の中が支配されちゃったような状態なんです。
それで彼女は自分が子どもを持つことが怖かったし、また、子どもだけでなく、部下に対しても母と同じような言動をしてしまうことをひどく怖れていました。
実際、今までの恋愛を振り返ってみても「母が自分にしたような言動を彼氏に対してしてきた」という“前科”がいくつも見つかっていました。
でも、「母と自分が実はよく似てる」という事実は、彼女にとっては最悪のもので、到底受け入れられるものではありませんでした。
でも、なぜその母を切り離せないのか?
もう一つの気持ちが彼女の中にずっとあったんです。
「母がかわいそう」
私が手を離したら、お母さんは一人ぼっちになってしまう。
私がお母さんを助けなければ、誰もお母さんを助けてくれる人なんていない。
それだけひどい目に遭いながらも「母を助けるのは私しかいない」という思いを彼女はずっと抱えていたのです。
この一見矛盾する感情を持ち合わせてるのもまた「癒着」の特徴です。
「自分を支配してくる嫌な母親」とだけ思えたら、頑張って縁を切ろうとするものです。
表面的なやり取りだけで、心は閉じたまま母と接するようにするでしょうし、何なら何年も音信不通にしたりします。
しかし、「助けてあげたい孤独でかわいそうな母」という思いがあると、縁を切るってことは「母を見捨てる」→「母がかわいそう」→「わたしはひどい娘だ」という罪悪感が出てくるのです。
むしろ、癒着を作っているのは被害者の心理ではなく、この罪悪感の方なのです。
だから、癒着は必ず「葛藤」を生み出します。
嫌いだけど好き、関わりたくないけど放っておけない、無視したいけど話を聞いてしまう、距離を置きたいけど母が寂しくなりそう、、、と。
実はこれが原因で「結婚」を遠ざける人もいます。
「彼氏よりも母を選ぶ」という信じられないことを無意識でしちゃっているからです。
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2人の例をご紹介したんですが、自立系武闘派女子にこのパターンは多く見受けられるのです。
もちろんこのパターンは娘だけでなく、息子にも起こり得ます。
つまり「自立の問題」のひとつとして「母との癒着」が位置づけられることも多いのです。(依存が原因になってることももちろんありますよ。)
一見、そんな風に見えないのがややこしいところで「仕事に対する無気力さ」「ハードワークしすぎる問題」「経済的豊かさを手に入れたけど幸福感が得られない」「恋多き女」「親密感への怖れ」「付き合っていくうちにレスになる問題」などの問題にそれが影響しているとはふつうは考えないものです。
となると癒着を切ることを目指していくことになるのですが、そのためにはずっと自分が背負ってきた母を下ろす決断がまずは求められます。
「母との癒着を切る決断」が必要です。
癒着を切るというのは「酒をやめる」「ギャンブルから足を洗う」みたいな“依存症”から抜け出す覚悟が必要なんですよね。
一瞬「よし癒着を切ろう!」と決断しても、次の瞬間に「でも、母がかわいそう」という思いが出てきて前言撤回してしまうものです。
だから、癒着を切る「目的」も大事なんです。
実は先ほど紹介した2人の女性は共に「幸せなパートナーシップを得たいっ!!!」という強い欲求がありまして、それが癒着を切るための大きなモチベーションになっていました。
そのモチベーションにかけて癒着を切る手筈を整えていくんです。
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そこで「よし、武士に二言はねえ!」と覚悟を決められたら例えばこんなアプローチをお勧めしていきます。
けっこう意志の力を使いますので頑張りが必要です。
1)自分軸の確立
「私は私、母は母。私には私の人生があって母とは関係ない。母には母の人生があって私には関係ない。」
強めに言い切っちゃうアファメーションです。
これを毎日100~200回くらいはつぶやきます。
2)“期待”(隠れた依存心)を手放す
未だに母に期待していることを書き出し、そのたびに「これを手放します」と言ってそれを丸めてゴミ箱に捨てるなどのイメージをします。
母の言動に対してイラっとすることの裏には隠れたニーズ、期待があることを表しています。
だから、期待を探すよりも、イライラを探した方が効率的に期待が見つかるかもしれません。
ここまででひと段落。ここである程度期待を手放せたら次に進みます。
3)“罪悪感”を流す
母に対して「ごめんなさい」と思っていることを書き出し、そのたびに「わたしは十分やれることをやりました。わたしは許されています。」と言いながら罪悪感を川に流すイメージをしましょう。
ここに抵抗が強く出てくると思うので、じっくり取り組んでいきましょう。
ある程度、このプロセスが進んでくると自然と次の思いが出てきます。
4)感謝
母に感謝できることを列挙し、その文面を指でなぞりながら「ありがとう」と声に出して言います。
これを日々繰り返します。
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段階を踏んでいく必要がありますので、ひとつひとつ丁寧にやってみてください。
1)は日常的に、2)で出てくるネタがなくなったら3)へ。3)である程度すっきりしたら4)へ、という感じです。
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自宅で行えるワークとしてご紹介しましたので、ちょっと難しいな、という方はワークショップなり個人セッションを使ってくださいね。
ひとりで無理やりやったり、できたつもりになったりするのは逆効果(より癒着を強める結果)になりますので要注意です!
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癒着が切れると人によってはいろいろな変化が起きてきます。
ポジティブなものは大歓迎ですが、ネガティブなものも起こりやすいので注意してみてください。
・母の代わりに癒着する先を探してしまう。
癒着癖があると別のものに癒着しようとします。
「子ども」「彼」「仕事」「お金」「健康」など。
だからこそ、丁寧に癒着を切っていく必要があるんです。
・心にぽっかり穴が開いて無気力、燃え尽き症候群みたいになる。
それまで母に対して使っていた膨大なエネルギーが行き場を失い、何をどうしていいのか分からなくなることもあります。
これは一つの時代が終わった証ですので、しばらくその「何もない」という感覚のまま日々を過ごしてください。
できるだけ好きなこと、楽しいことに意識を向けたいものです。
これが1か月以上続くようでしたらカウンセリングなどを利用してみてください。
カウンセリングを使いながらこの状態になったら「順調っすね!」という根本先生の言葉を脳内でリピしといてください。笑
母との癒着が今まで頑張る原動力だったものですから、それがなくなったことで新たな原動力を構築している最中に起こりがちです。
・好きだったものがそうでもなく、楽しかったことに興味がなくなる。
典型的なのは「男に興味がなくなってしまった」という話でして、不安を埋めるために男を利用していたのであれば、癒着を切ることで不安がなくなるので男が必要なくなったように感じる、ということです。
また仕事へのモチベーションが急降下することもよくあります。
どちらにせよ、自分らしい幸せな生き方(ライフワーク)を構築し始めた証拠ですので、慌てず騒がずその旨、ご報告ください。
新しい世界を創って行きましょう!
ということで、母との癒着は表出していることもあれば、隠れてることもあります。
ひとりでそれを切ることもできなくはないですが、無理は禁物ですので、必要なサポートを得るようにしてくださいね。
自分にあるのかな?と思った方や、母を手放したい!という方はぜひこちらのセミナーへ!!
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◎東京:2/23(月祝)13:00-17:00 自己探求ラボ in 神楽坂「今の自分を作っている価値観を知る、これからの生き方を探る」
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●3人の自立系武闘派女子が自分と向き合って幸せになっていく物語。
「ひとりで生きちゃう武闘派女子が頼って甘えて幸せになる50のトレーニング: 「頑張らないこと」を頑張りたいあなたへ」(小学館)
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