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お互いの距離が親密になってくると慢性的な問題が出てくるものでして、お互いの価値観がより露になり、バランスを取り合う関係に向かうために「幸せなはずなのに苦しい」という状態が作られるのです。
そんなときに知っておきたい2つの大切な法則についてご紹介します。
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最近、同棲を始めた婚約者に対して愛情表現やセックスの頻度が不満で、イライラしたり寂しくなったりします。相談のってくださいますと幸いです。
彼とは付き合って一年半、同棲を始める直前にプロポーズされました。彼はとても優しく、受け身なところもありますがわたしの希望を聞こうとしてくれます。
ただ、同棲を始めてから愛情表現の少なさにより不満を持つようになり、彼が結婚したいと言ってくれた気持ちまで疑うようになりました。
一度話はしましたが期待するほどの行動はなく、わたしが爆発、号泣、彼は閉じこもって話さなくなる、ということが隔週くらいであります。関係を良くしたいのに大間違いな行動を取っていて辛いです。
部屋に帰りたくなくなったり、家事をしたくなくなったりを感じ、このままでは自分の気持ちが冷めるのでは、こんなことで冷めるなら本当に好きではないのでは、とネガティブな気持ちが渦巻いています。女性としての自信もすっかりありません。
愛情表現やセックスについて悩むことなく彼と仲良くやっていくにはどうすればよいでしょうか。求めすぎなのでしょうか。
(Yさん)
その“爆発”の程度なのですが、自立系武闘派女子の基準としては「屋根が吹っ飛ぶくらいならば修繕費は高くつくけどまだ許容範囲」と定められているのですけどYさんの場合はいかがでしょうか。
さすがに「街ひとつを一瞬で灰に変える」というのは道徳的な問題が出てくるので注意喚起をしていますので、みなさまお気を付けくださいませ。
また私どもは「阿蘇山ではなく、桜島を目指そう!」という合言葉を掲げております。
マグマを溜めに溜めて大爆発させますと山体崩壊などの景観を損ねてしまう現象が起こるものです。その後のカルデラに美しい草原や湖が誕生するとしてもです。
そのため桜島のように日常的に噴火を繰り返せば、そのふもとに住む方々もちゃんと対応してくださるようになりますのでこちらをお勧めなのです。
そういう意味では「隔週に噴火する」というのは悪くない状態でして、そのうち彼も天気予報で風向きをチェックして「ああ、今日は洗濯ものを外に干せねえな」と適切な対応を取れるようになるものと思われます。
ま、もう少し頻度を上げてもいいですけどね。
「1日3回までならしゃあないで!」と自武女のみなさまにはご指導申し上げておりますので。(桜島先生は1日3回と言わず日によってはもっと爆発されるのですけれど)
さて、お付き合いも順調に推移し、プロポーズからの同棲というのは理想的な展開なのですが、そうすると「心の距離が縮まる」ものですから、想定外の問題も数々発生することになります。
そして、その想定外の問題というのはけっこう「価値観の違い」から生まれるものが多いんです。
この価値観の違いってのはコンビやバンドの解散理由になるほど重要なものでして、当然離婚理由にもなるものです。
そもそも多くの人は自分がどんな価値観を元に行動しているかは気づいていないものなんですよね。
だから自分の価値観を知り、受け入れることがまずは大事ですし、その上で相手の価値観を見極めることが重要ってことになりますし、そうして「その違いを受け入れる」というのがパートナーシップなどの親密な人間関係においては非常に重要な要素を占めるのです。
◎東京:2/23(月祝)13:00-17:00 自己探求ラボ in 神楽坂「今の自分を作っている価値観を知る、これからの生き方を探る」
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パートナーシップの問題はたいていはコミュニケーション(スキンシップ含む)に関するものでもあります。
つまり、コミュニケーションの価値観がお互いに違うってことなのです。
ちなみにYさんの彼はどのように愛情表現をされる方なのでしょうか?
また、Yさん自身はどのような愛情表現をされるのでしょうか?
愛情表現ひとつとっても人それぞれで、いわゆる
視覚派(モノやお金で愛情を示す)
聴覚派(言葉で愛情を示す)
触覚派(スキンシップで愛情を示す)
などがあります。そのほかにも「尽くす」「我慢する」「合わせる」「付いて行く」「心配する」「見守る」等々があるのです。
そして、多くの人が「お中元の法則」(自分が欲しいものを相手に与える投影の法則のひとつ)に則って行動するものです。
従って「お互いに愛し合っているにもかかわらず、その表現方法が違うために、愛情が豪快にすれ違う」という事件が各地で多発しているものです。
例えば「言葉で愛情を示す」というタイプの方は、投影の法則により、相手にも「言葉で愛情を示してほしい」と思うものです。
しかし、視覚派が強い方は言葉での愛情表現が苦手だし、重要度も高くありません。
だからせっせと相手にプレゼントをしたり、おしゃれなレストランに誘ったり、可能な限りお金を出してあげたりするわけです。
そういう形で愛情を示している一方で、聴覚派の相手からすれば「モノは確かにうれしいけどそれだけ?言葉はないの?」と不満を持つ図式になるわけです。
もちろん、聴覚派の自分としては「好き」「愛してる」「一緒にいられてうれしい」「大事な存在」等々の言葉で愛情を示しているのですが、視覚派の相手にはいまいち刺さっていないようでその態度にも不満を持つことになるのです。
そして、こうした愛情表現というのは一つに特化していることはまずなく、「わたしは聴覚派が一番強くて次が触覚派だな」みたいな感じになってます。
例えば、昭和の無口なお父さんは「見守る」兼「視覚派」という愛情表現を取ることが多く、「子どもたちに興味がないのかな?と思うくらいお父さんは仕事ばかりしていた。家に帰ってもテレビを見てばかりいて家族と話をすることが少なかった。けど、子どもたちのことは気にしていてお母さんから聞いていたみたいだし、何より学費など必要なお金は何も言わずに出してくれた。」ということになるものです。
かつては「男子が視覚派、女子が聴覚派、そして、お互いにある程度の触覚派」というのがメジャーだったのですが、最近はずいぶんと変わってきていまして「断然の触覚派」や「あたしは視覚派で、彼が聴覚派かも」という女子も増えてきてます。
みなさまはいかがでしょうか?
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だから、「わたしはこういう風に愛するし、愛してほしいけれど、彼にとってはこうするのが愛情表現なんだ」ということを知り、受け入れるということが親密感をより強める王道のやり方です。
Yさんは言葉でのコミュニケーションやスキンシップが大切とお見受けいたしますが、彼の方はどうなのかな?と思うわけですね。
でも、「価値観の違い」というのは何も愛情表現だけじゃないですよね。
セックスに対する価値観もあれば、お金や仕事に対する価値観もあります。
親や友達との付き合い方にも価値観が現れるし、食事や服を買う際にも自分の価値観が出てるものです。
「服は着れたらなんでもいい」という方もいれば、「ファッション好き!大事!」という方もいますし、「食えたらなんでもいい」という方もいれば「メシは重要だぞ。どうせなら美味いものを食いたい」という方もいます。
それで「一緒に服を見に行くと彼が不機嫌になる」とか「適当にその辺のお店でランチしよ、というと相手が怒り出す」みたいな事件も起こるわけです。
そうしたプロセスを経験し、かつ「大好き!仲良くしたい!」という思いから“価値観の違いを受け入れて”「服は一人か友達と見に行く方が楽しいし、ご飯食べるときは相手に店を選んでもらおう」というやり方に落ち着いていくのですね。
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ただ、この価値観の違い、何が何でも受け入れなきゃいけないものじゃなくて、やはり限度があると思ってもかまいません。
理論的には「どこまでもパートナーを受け入れることができる」ものですし、「パートナーを愛するならばとことんその違いを受け入れ、愛そう!」となるのですが、それは個々人のモチベーションによるものと実践面では捉えています。
だから「何としてでもこの価値観の違いを受け入れたい!そうしてもっと素晴らしい関係を築くのじゃ!」という勢いがある方にはその方法を考えていきますが、「わたしも自立して自分の世界を持っているから受け入れるにも限度はある」という“価値観”にも賛同するものです。
だから、さすがにそれは受け入れられないよー!というケースだってOKですし、「ここを乗り越えてこそ、わたしなのだ!」というのもOKです。
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また、ふたりの距離が縮まってくるほどに「バランスの法則」が働くようになります。
現れ方は様々ですけれど「ヒステリックな母ちゃんに、クールな長女」「ワンマン社長に、イエスマンの従業員」「感覚的な母と頭の固い父」のように。
パートナーシップで言えば、「俺様な彼女に、黙って合わせる彼氏」「お金にルーズな彼女とケチな彼氏」「だらしない彼女に、きちんとした彼氏」「時間を守らねえ彼女ときっちり約束の時間に来る彼氏」「記念日を覚えない彼女に記念日を覚えてる彼氏」みたいな感じです。
お互いの関係がうまく行くように私たちは無意識でバランスを取ろうとするのですね。
これがパートナーシップが「ニコイチ」である証拠でもありますし、お互いの距離が順調に縮まってきた証でもありますが、表面的にはいざこざが増える時期でもありますね。
そうすると隔週で爆発を繰り返す彼女に対し、彼は扉をきっちり閉めて火の粉を浴びないように防衛するようになるわけです。
例えば、約束の時間にいつも遅れてくる彼女に対し、彼は「あと10分早く出ればいいだろ!」とイライラし、そんな彼氏に対して彼女は「ちょっとくらいの遅刻くらいいいじゃない!そんなことで怒らないで!」と思います。
そうすると険悪な空気になってしまってせっかくのデートも楽しめないわけですが、価値観の違いやバランスの法則が理解できると、全然違う行動がとれるようになります。
「ま、どうせ遅れてくるんだからカフェで待ち合わせてゲームでもしながら待ってりゃいいわな」という彼氏と、「ごめーん、また遅れちゃったー!あなたのために可愛くしてたらつい遅れちゃうのー!」という彼女になれるわけです。
そしたら「お、今日も可愛いね~♪」と彼氏もご機嫌で言えるし、「そう?ありがと。あなたも素敵よ!」と彼女も笑顔で答えられるわけですね。
でも、多くの場合、その違いを受け入れられずに「正しさの争い」に持ち込むもので、「遅れてくる彼女が悪い」vs「多少の遅刻を許せない彼氏は器が小さい」という喧嘩になってしまうというわけです。
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こういう話をしますと武闘派な女子たちは即、気色ばみまして「おいおいおい、じゃあ、あっしが彼氏に合わせろって言うんですかい?それじゃあ、あっしが損じゃねえんですかい?」と背中に描いたモンモンをちらつかせようとするんですよね。こわい。
「違いを受け入れる」=「負け」=「屈辱的」みたいな風に捉えてしまうんです。
それこそが「自立」の持つ「競争心」という奴でして、お互いの関係がパワーストラグル(主導権争い)が始まっていることを示します。
つまり「自分が正しい」と思っており、すなわちそれは「相手が間違っている」という解釈であり、それゆえ「自分はこのままでよい。相手が変わるべきだ。」という理論になるのです。
ところが「正しさを選ぶと幸せが遠のく」というのが心の世界でして、正しさが証明されたとして、相手は素直に心を入れ替えてあなたに合わせてくれるでしょうか?
むしろ、心は遠ざかってしまうものだと思いませんか?
「遅刻ばかりして時間を守れないのは社会人として失格だ!」という風に言われたら、遅刻癖のあるみなさまはどう思いますか?
その人のことを大好きと思えますか?
それとも「は?何言うてるねん、この器のちっちぇえ男が!」とムカつきませんか?
だから、「正しさ」ではなく「幸せ」を選びましょう、ということになるのです。
そのとき「自分のやり方を手放し、お互いが幸せになる方法を選ぶ」というのが成熟さの証であり、自立のステージから相互依存のステージに入るポイントになるのです。
つまり、「あなたの価値観は正しいんだけど、それは相手と衝突しちゃうよね。どうするのがふたりにとって幸せだと思う?」とか、「彼の違いを受け入れるのは勇気がいることなのだけど、彼なりにちゃんと愛してくれてるみたいだから、それを受け取れるようになった方が幸せじゃない?」と口のうまいカウンセラーは言ってくれたりするのですね。
まあ、「感度は上げる方がいろいろといいよね」という話ですね。
主導権争いをするよりも、自分の正しさを証明するよりも、相手を変えようとするよりも、相手の愛情表現を受け入れられるようになった方が幸せじゃね?と思うんですがいかがでしょうか。
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とはいえ、そんなことは頭では十分わかっているわけで、それができたら苦労しねえよ!というのが世の中の主張なわけです。
頭で理解しても感情は「いやいやいやいや、もっとわたしにも分かりやすい愛情表現をしてよ!」と思うのが人っちゅうもんです。
それで自分の感情がめんどくさくなったり、そんな自分を「幼い」とか「未熟」とか思って自己嫌悪しちゃったりするんですけど、そもそもそうなるにはそうなるだけの事情があるわけでして、ここからあれこれと掘り下げが始まるのです。
なぜそう思ってしまうのだろう?
なぜその価値観を持つに至ったのだろう?
なぜそんな頻繁に爆発してしまうんだろう?
なぜこういう愛情表現をする彼を選んだのだろう?
例えば、「わたしの愛情表現をあまりしてくれない人」は今の彼氏が初めてでしたか?
元カレたち、仲の良い友人たち、家族などにそんな人はいませんでしたか?
また、セックスに対してどこか「受身」な自分はいませんか?
自分の中にあるセックス観について見つめなおしてみませんか?
例えば、かつては「女からセックスを求めるのはタブー」な時代がありました。
昨今ではだいぶそういう価値観もなくなってきていますが、その名残が自分の中にまだ存在してるのかもしれません。
そんな風に自分自身を見つめていくわけです。
爆発・号泣を繰り返すYさんは大変情熱的な方であるわけですが、その情熱に今まで振り回されたことは一度や二度じゃないはず。
もしかするとそんな感情的な自分を嫌っているのかもしれないし、もっと理性的になろうと無理をしてるのかもしれないし、今まで自分の気持ちを受け止めてくれる人があまりいなくて「我慢」が癖になってるのかもしれないし、このひとつをとってもツッコミどころは満載です。
つまり、それだけ爆発を繰り返さなければいけなくなるくらい、どこかで感情が詰まってるんですね。その詰まりを取るための爆発なのですから。
じゃあ、その詰まりを取ればもっと素直に気持ちを表現できるようになるんじゃないかなあ?と思うのです。
そこを紐解き、その情熱を平和利用する方法を考えていきませんか?
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最近レスを解消された方の話が少し参考になるかもしれません。
殻に閉じこもり、あまり話をしてくれない夫と離婚すべきか?という相談が始まりでした。
彼女は不満もいっぱいあるし、何年もレスだったのでそう考えるのも仕方がないことなのですが、カウンセリングに来られるってことはまだ離婚を覚悟しきれないわけですね。
一縷の望みを託して、という気持ちだったかもしれません。
色々とお伺いしていくうちに大きく次のような問題が露になってきました。
・感情的で自分本位な母に振り回されて、我慢・犠牲をすることが当たり前になっていて、かつ、自分を見失っていた(アイデンティティの喪失)。
・それで歴代の彼氏には依存的になってしまい、そんな自分も嫌だった。
・セックスは受身だったため自信がなく、積極的になるのも恥ずかしい。けど、性欲は強い方。
そこで、
・母との関係を見つめなおすために母への感情を吐き出したり、母の人生を理解したりしたことで関係が改善してきた。
・あれこれ話をするうちに自分が何が好きで、どんな価値観を持っていて、どんな女なのかが分かってきた。
・彼氏を親代わりにしてきたことを理解し、母への感情が変わってきたので、依存心をだいぶ手放せるようになった。
・それで彼に対して感情的になることがびっくりするくらい減った。
・セクシャリティを解放していくことで、恥ずかしさも減り、性に対して素直になれるようになった。
・そうすると女としての自信を感じられるようになり、自然と彼を誘惑できるようになった。
・彼自身もセックスに対して自信がなく、またいいものだと思っていなかったことが分かり、彼女のリードでレスが解消していった。
すべてがこんなうまく行くとは限らないのですが、「何とかなるんだ!」という希望を持っていただければと思います。
せっかく大好きな人と一緒に暮らしてるんですから、今できることを全部やって「この人でよかったー!」という思いを感じてみませんか?
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そんなパートナーシップやセックスに対する価値観を改めて見つけて役立ててみませんか?
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◎東京:2/23(月祝)13:00-17:00 自己探求ラボ in 神楽坂「今の自分を作っている価値観を知る、これからの生き方を探る」
◎ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398
◎3人の自立系武闘派女子が自分と向き合って幸せになっていく物語。
「ひとりで生きちゃう武闘派女子が頼って甘えて幸せになる50のトレーニング: 「頑張らないこと」を頑張りたいあなたへ」(小学館)
◎戦闘力上がりすぎてひとりで頑張っているあなたへ1日5分、スキマ時間にととのう本
●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
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