『卒業試験』～もう大丈夫と思ってたのになんでまた同じ状況がやってくるの！？～

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もうこんなパターンはこりごりと思って自分と向き合い、色々とよくなってきた矢先に「なんでまた！？」とパターンが再現してしまうことがあります。
それを「卒業試験」と言って、前と似た状況で自分が以前とはどう変わったか？を問われるできごとが起きたりするのです。

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根本さんこんにちは。
今までにも何度かでてきているテーマだと思いますが、1人で向き合うには限界がきたので是非アドバイスいただけると嬉しいです。
わたしは浮気性の父親、過干渉の母親のもとで育ち、自己肯定感の低さから仕事も恋愛もうまくいかずボロボロになり、自分と向き合い続けてきました。
自分と向き合うようになってからは仕事でも評価されたり周りから大切にされることが増えてきて、自分を大切にしてるだけでこんなにも周りから大切にしてもらえるんだと、幸せだなと感じることができるようになってきました。
また、恋愛の方は既婚者含め様々な方からアプローチを受けるようになり、いわゆる良い流れの中に自分はいるんだと思いながら、日々幸せに過ごしていました。

そんな中、普通に仲が良いくらいの関係だった人(既婚者)からアプローチを受け、お互い居心地が良く思った以上に心を許してしまい、長期間の攻防の末身体の関係を持ってしまいました。

誰かを不幸にすることに自分が関わっていたくないという思いから、相手にもう身体の関係はもたないということを伝えました。
相手はわかったとは言ってくれましたが、もし会ってそういう流れになった時に一線を越えるかどうかはわかりませんが揺れ動かない自信はありません。

わたしの元彼は野良猫で、先に身体の関係をもってしまい、そこから自分が相手を好きになって断ることもできなくなったために良くないパワーバランスがうまれて最終的に精神的にボロボロになってしまった過去があります。

そのときと状況は近からずも遠からずで、今回はもう身体の関係は持たないと相手にしっかり伝えることができたところまでは前よりは成長したなと思いますが、
今度こそ良い出会いが…と思っていた矢先、また同じような人が現れて、心揺さぶられている自分や結局悩んでる自分がいるなと思い、いつまでこの状況を続けるんだろうと落胆しています。

彼とのことに関しては、何度も自分と向き合ってきましたが、相手の家庭に対する罪悪感も残っており、自分が愉しみきれていない状況にがっかりしてしまいます。
どこにアプローチしてどのように打開していけば良いでしょうか。
アドバイスよろしくお願い致します。
（Ｍさん）

１人で向き合うのが限界って気づけたってけっこう大きなできごとではないかい？

とりあえずとても順調なんだと思います。
富士山に登るのもすぐに頂上に到達できるわけではないですよね？
前回断念した箇所を超えたとしてもまた難所がやってくるわけです。

以前ならできなかったことができたことは大きな進歩であり発展であり成長ですから、「おぉ！あたしすげーぞ！」と自分を褒めてあげることが大事です。

とはいえ、だからと言って今までのパターンが一気に変わるか？と言えば、もちろんそういうときもありますけど、実際はじりじりと変化し続けるわけです。

ということで、とても順調なんすよー、ということを一言目にお伝えしときたいと思います。

それに、

＞自分と向き合うようになってからは仕事でも評価されたり周りから大切にされることが増えてきて、自分を大切にしてるだけでこんなにも周りから大切にしてもらえるんだと、幸せだなと感じることができるようになってきました。

という体験をされたこともまたミラクルですよねー！これもすごい！！

自分を大切にすると周りから大切にしてもらえるということを実感できてるとますます自分を大切にしようと思えますよねー。

これをぜひとも自信にしてみていただければと思う次第です。

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さて、心の世界には「卒業試験」というできごとがよく起こります。
「神様のテスト」と呼んでもいいですけど。

前の失敗からきちんと学んで成長したかを試すかのように、とても似た状況が起こるんです。

そして、その試験にパスすると晴れて卒業証書が渡されまして、また次のステージに進むことができます。

とはいえ、時にはその試験の難易度は高く、某国家資格のように数回に分けて受験し、合格を得ることもあるのですね。

「なんでまた同じこと繰り返してるの！もう卒業できたと思ったのにーーーー！！」となったら、「ああ、卒業試験ってことね」と思ってくだされば幸いです。

泥沼の不倫からようやく抜け出したと思って今度こそ！と思っていたら、また魅力的な既婚者と出会ってしまった、、、とか、ハードワークしすぎてボロボロになっちまったから今度こそ地に足を着けて仕事するぞ！と思ってたのに気が付けばまたハードワークしちまってる！！！とか。

そこで「ふふーん。前のあたしとは違うもんねー」と思ったら良いのです。

自分の成長をテストするつもりで「以前はああだったけど、今はこうだ」「前のあたしならここでこうしてたけど、今ならこうする」みたいな感じで。

もちろん、それでも失敗こいちゃうことはありますけれど、それもまた学びです。

そうして同じ状況を再現して、以前とは違う自分を実感できたら自信が持てるでしょう？
そんな自分を誇りに思うでしょう？

同じ状況だからこそ、その変化も実感しやすいでしょう？

・・・また、実際は根強いパターンってそう簡単に手放せるものではないので、再度似たような状況が与えられ、そこで「実地訓練」ばりに以前とは違う態度を選択することで、パターンが徐々に手放せていく、というイメージです。

だから、Ｍさんのお話もそうですし、私のクライアントさんでも「以前だったらずるずると関係を続けていたけど、今回は何とか堪えてます」みたいな体験をして、自分の変化、成長を実感できるんです。

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ということでＭさんの話。

両親の影響がどれくらい今の状況に出てるのかは正直まだ分からないところがありまして、様々な可能性を考えられるものです。

過干渉なおかんだったからやっぱり押されると弱いの？相手との距離が近くなると相手の言う通りにしてしまうの？

浮気性のおとんだったから認めたくないけど自分にもそんなところがあるの？身体の関係を持つことへのハードルが低くなっちゃってるの？

まあ、その辺は何も断言できないので、これ以上は触れないでおきましょう。

＞彼とのことに関しては、何度も自分と向き合ってきましたが、相手の家庭に対する罪悪感も残っており、自分が愉しみきれていない状況にがっかりしてしまいます。

たぶん、この罪悪感というのがけっこう根強くて、それはお父さんのことが影響しているのかもしれませんが、でも、そもそもなぜこの人に心も体も許してしまうことになったのでしょう？

その心理的な動きが知りたいところですね。

やっぱり一度でも関係を持ってしまうとその事実が罪悪感を強めますから、楽しめなくなるのも無理はないことですし、そこには自分を責める気持ちだってありますから、なおさら居心地が悪くなってしまいそうですね。

とはいえ、「まあ、やっちまったことはしょうがないよねえ」と某Ｎ先生はおっしゃいまして、過去をどんだけ悔やんでも何も変わらないので、むしろそこから何かを学び、次の手を考えるようにしてみるといいかな、と思います。

また、元彼くんのときも身体の関係が先だったとのことですが、やっぱ今の彼と同じような状況だったということでしょうか。

この辺についても実は様々なケースが想定されまして、例えば「あたしが男の人に与えられるのは体くらいしかないから、体を求められたら差し出さなきゃいけない」とか、「相手があたしの体を求めてくれるんだったらそれに応えてあげないと可哀想な気がする」とか、「元々性に対してはハードルが低いタイプだから、ちゃんと自分を律してないとすぐに体の関係を持ってしまう」とか、いろいろ考えられるものです。

でも、けっこういい人をやってしまってるし、母に束縛されて自分を見失ってた時期もあるから、相手の期待に無条件に応えようとするところがあるのかもしれないですね。

そうするとやっぱり鍵は「自分軸」ということになります。

とはいえ、その辺はまだちょっと情報が欲しいところなのでまた何かの機会の際にお話しいただければと思います。

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