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ロックマンはその素行から「情熱女覚醒マシーン」とも言われ、それまで「自分に自信がない」「愛される価値なんてない」「恋愛できるか不安」「どうせ男は私から去っていく」と嘯いていた女子の怒りスイッチ(=地雷)をピンポイントで押して本来の自分に目覚めさせてくれる素晴らしきボランティアさんでもあります。
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こんにちは! 私の元彼はロック君です。根本さんが書かれている50項目中、半分以上当てはまって驚いてます。
エリートで稼いでいて、バツイチの傷を持っていて、仕事以外でもいつも忙しくて、向こうから交際を申し込んできたくせに、デート回数はとても少なく…。お泊りはいつも私の家ではなく彼の家、交際前は「俺と会うときは必ずお泊りだよ」と言っていたくせに、いざ付き合ったら月に一回とかでほとんどセックスレス状態でした。
しかも私に対してHのダメ出しをしてきたことがあります…。
愛情をたくさん伝えれば心を開いてくれると思って頑張りましたが、「俺は彼女は欲しいタイプだけど、やりたいこともたくさんあるし、彼女とベッタリとかはない」と言われました。
受け取りヘタな彼に私は精一杯愛情を与えたつもりですが、彼の態度は変わらず、私から別れを切り出しました。彼も簡単に了承。私から感謝とお詫び(私が至らなかったというような)をメールしましたが返信はきませんでした…。
人として、返信は欲しかったなと残念です。寂しくつらい恋愛だったのに、別れた後は、これでよかったんだろうか?と恋しくなってしまってます。
(Wさん)
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まあ、彼はロックマンだしね・・・で終わってしまってもいいんですけどどうします?(笑)
Wさんがチェックしたという50個はコレですね
↓
「ロックマン(岩男くん)とは?~その傾向と対策、50選~」
>http://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/12298
人間関係って「自立と依存」の関係を取るんですね。
どっちかが自立で、どっちかが依存。
ホレられる方が自立で、ホレるた方が依存、になります。
自立ってのは「感情を抑圧する側」で、依存ってのは「感情を感じる側」。
そうすると「依存側」って辛いでしょう?
それで、自立系カップルはこの「自立」の地位を争って主導権争いをするんですね。
勝った方が自立、負けた方が依存です。
で、ロックマンというのは「岩のような心を持った男!」とタイトルだけ見ればNHKがドキュメンタリーを作りそうなものですけど、要するに「ハートを開くのが怖いチキン野郎」と同義です。
そして、岩にかじりついてでも自立のポジションに執着します。
つまり、常に主導権を主張するわけです。
だから、お泊りは彼の家だし、あれやこれやと主張するし、Hもダメ出しするし、「べったりはない」とか宣言しちゃったりするわけですね。
彼が欲しいのは「自立」であり、すなわち、自分の優位性であり、自分が思い通りにできる環境であり、心理的には「自分が傷つかない状況」なんですね。
だから、あれやこれやと徹底抗戦してきます。
競争を仕掛けて勝ち負けに持ち込んだり、相手をダメ出しすることで自分を優位にしたり、ね。
で、それだけ自立にしがみつかれると、Wさんとしては依存せざるを得なくなります。
しかも、理不尽なことと不条理なことと意味不明なことしかしないので、どんどん気持ちは彼の方に奪われていきます。
これを「思うツボ」と言います。
だから、常に彼のことを考えてしまうし、彼のことが気になるし、別れたとしてもとても執着してしまいます。
しかも、ここには恨み辛み憎しみ怒りイライラがてんこ盛りでしょう?
ほんとラーメン二郎か!?ってくらい増し増しでしょう?
だから、Wさんが大事なことってのは自分の感情に許可を出す、ってことなんです。
悲しい、寂しい、辛い、は出しやすいと言えば出しやすいです。
ポイントは「怒り」です。
だからよく「まずは藁人形と五寸釘を用意しましょう」って話をするわけです。
夜中の二時に白装束を纏ってカツーンカツーンと神社の裏でやるわけです。
そもそもロックマンみたいな感情抑圧系男子にホレるのは超絶情熱女と相場は決まってるわけでして、いよいよWさん、本気で噴火する時期が来たみたいです。
少なくても鼻息は荒く、頭から湯気が立ち上り、雄たけびを上げて突撃していった、あの黄金時代の自分を思い出す必要があるわけです。
武器は要りません。
Wさん級になると素手で十分熊と戦えますから、武器はすなわち凶器になります。
その怒りは自分を否定するエネルギーに使うのではなく、自分を高めるエネルギーに使うのです。
「こんないい女に寂しい思いをさせるなんてサイテーな男ね。確かにベッドマナーもへたくそだったわ。ぺっ!」
って斜め45度に構えて、上から見下ろす感じで言い放つくらいのことはしなきゃです。
もちろん、真っ赤なドレスがいいかもしれません。
ロックマンはその素行から「情熱女解放マシーン」とも言われ、それまで「自分に自信がない」「愛される価値なんてない」「恋愛できるか不安」「どうせ男は私から去っていく」と嘯いていた女子の怒りスイッチ(=地雷)をピンポイントで押して本来の自分に目覚めさせてくれる素晴らしきボランティアさんでもあります。
そうすると彼と別れた後には「お詫びの手紙」ではなく、墨痕鮮やかな「呪いの手紙」を送り付けることができるようになります。
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ロックマンはそんな風に自立を主張して、主導権を渡すぐらいなら死ぬでちゅ、と言っているお子様なので対等に張り合おうとするとすぐに負けてしまいます。
幼稚園でお気に入りのおもちゃを決して離さない男の子、をぜひ脳裏に刻み付けておきましょう。
間違っても仕事できてバリバリ稼ぐ紳士などをイメージしてはいけません。
それはあくまで世を忍ぶ仮の姿。
その内側に未だに幼稚園服を着た5歳児が鎮座してるんです。
ばぶー、です。
だから、ロックマンには「誠実に愛を与える」という行為は通用しません。
メールを送っても返信がない、というのは無理もありません。
人として・・・を語るにはちょっとまだ早いんです。
ちなみに先ほどお食事中の5歳男子に「愛してるよ!」って伝えてみたら、パパの作ったチーズオムレツを食べながら「ふーん、それってウンコ?」と訳の分からない返しをしつつ、左手であっち行けポーズをしてきました。今日はご機嫌です。
Wさんの元カレとあまり変わんないでしょう?
ということで、彼の心理を研究するために最適な参考書をご紹介したいと思います。
>http://www.futabasha.com/sinchan/
とても参考になると思います。
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ロックマンになるくらいですから、彼は以前にとっても傷つき、その傷を大事にしながら生きているところがあります。
過去に大失恋をしていたり、母親から十分愛されなかったり、婚約破棄をされていたり、離婚で思い切り傷ついて立ち直れていなかったり、深く傷ついていたり。
そして「もう二度と傷つくのは嫌でちゅ!」と言ってるのです。
だから、彼にホレるのは情熱女子であり、助けたい女子に限るわけです。
素直になれません。騙されるのが怖いから。
信じられません。裏切られるのが怖いから。
愛を受け取れません。バカにされるのが怖いから。
心を開きません。傷つくのが怖いから。
本当の意味で彼を愛せるのは、そうした傷ついた彼をちゃんと受け入れてあげられる女性・・・というときれいにまとまるんですが、要するに、保母さんです(保育士さんとは敢えて言わないでおきましょう)。
すなわち、彼が
>「俺は彼女は欲しいタイプだけど、やりたいこともたくさんあるし、彼女とベッタリとかはない」
などとお子ちゃまなことを言って来たら、
「あら、どうしたの~?まだケガしたところが痛いの~?あらあら、痛いの痛いの飛んでけ~!でも、○○くん、泣かないで強い子ね~!ほら、保健室行きましょ。先生が連れて行ってあげるから。そんなこと言わないで手をつないで行こうね~」
と言ってあげるのが正しいわけです。
そもそも感情の発達は女性の方が圧倒的に早く、また、大きいです。
特に日本男子は5歳児のままとどまっている人も非常に多いので、仕事ができるから、といって大人の男性を期待してはいけないのです。
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なんか、真面目な記事なのにふざけていると思われるのは癪なので、少しまともなことを書いておきましょう。
ロックマンと付き合うと女であることを自覚されると同時に、大人の女性になるために急激に成長できます。
感情がマヒしているのでより刺激的なものを求めるんです。
そして、どんどん自分を認め、女を磨き、成長し、そんな自分を褒め、自信を付けて行くことが求められます。
だからやっぱり彼は強制大人女性育成マシーンでもあるのです。
かなりハードですけどね。
Wさん、自分を責めてる暇はありません。
今、徹底的に「私はいい女」である証拠を集める必要があります。
もし、そのプロセスに失敗すると、今度は自分がロックウーマン(鉄仮面ちゃんとも言う)になって、男たちの好意に喜びを示せなくなりますぜ。
だから、まずは「怒り」を使って自立することをお勧めしたいわけです。
とりあえず、恨み辛みを書きましょう。筆ペン使用がお勧め。
怒りが出てこなくてもいいです。
ああしてほしかった、こうしてほしかった、これが辛かった、あれが嫌だったってことを書き連ねて行けばだんだん怒りが出てきますから。
同時に女としての自分を磨きましょう。
ロックマンは見た目で近づいてくる可能性が高いので外見的には自信をもってOKです。
Hにダメ出しされたということは、Hが良かった可能性も高いので自信をもってOKです。
他にダメ出しされたところがあれば、それは逆に良かった点である可能性もありますのでチェックしましょう。
彼が連絡を寄こさない期間は「これ以上ホレたら困るから」であることを知りましょう。
彼が別れをすんなりOKするのは自立の立場を保つためで、実は案外傷ついていることもあることを知っておきましょう。
ということで「奴はウンコだ、気にするな!」というお話でした。
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