新刊「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」の『プロローグ』を大公開!



実は今日は45年前に私がこの世に生を受けた日。すなわち、おかんのお腹から生まれ出てきた日でございます。しかも、今日は満月だそうです!すごい一致だ!
ふつう、誕生日というと祝ってもらう日って認識なのですが、それはありがたく頂戴する一方で(笑)、親はもちろん、周りの人に感謝をささげる日だと思っています。周りの人たちのお陰で生かされてきたし、生かされていることを実感する日。
実際、この間、家族に誕生日を祝ってもらった日に私から家族に花束をプレゼントしました。
また、毎年母親に「ありがとう」のメッセージを送っています。

そこで、今年は皆さんにプレゼント!!!・・・というほど、大げさなもんじゃありませんが、9/14発売の新刊『敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法』のプロローグを全文公開したいと思います!!!

今日はいつも以上に長いですが、頑張って(!?)読んで頂ければ幸いです。
今回は今までの中でも最も私らしく、また、今、私が一番お伝えしたいことを活字にできたと思っています。それは私自身の体験も含まれているからでもあるのですが、それゆえ、できるだけたくさんの方に届けたいと思っています。

そこで、皆さんが最初に読まれるであろうプロローグを全文公開させていただくことにしました。
この文章をワクワクしながら読まれた方はぜひご購読いただければ幸いです。

また、いよいよ明日7日の東京を皮切りに全国あちこちに講演会に参ります。
その際にもお会いできましたら幸いです。



敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法『プロローグ』

「嫌われたらどうしよう」
「期待に応えられなかったらどうしよう」

もう20年も前のこと。私はこんなことを考えながら、常に周りの顔色をうかがい毎
日ビクビクして過ごしていました。
当時の私は大学を卒業し、新入社員として会社に入ったばかり。
今思えば、学生時代から私は、優等生のいい子を演じていました。就職活動もその
いい子のまま行い、入社後は周りから期待の新人として見られていたようで、他の新
入社員とは違う配属先で、仕事をいきなり任されていました。
 
しかし、入社して数カ月経っても、会社の雰囲気に馴染めず、どれだけ時間をかけ
ても、先輩や同期が当たり前にできていることができずに、焦りがつのるばかり。
期待されていた自分の評価が落ちるのを恐れて、周りに気をつかい、自分のことよ
りも同僚や上司の気持ちを優先して、自分に鞭を打って頑張っていました。
いつしか私の頭のなかは「周りの迷惑にならないこと」「上司に認められること」「同
僚に好かれること」という考えでいっぱいになっていました。
よく考えれば、入社1年目で会社に馴染めなかったり、結果が出ないことなんてよ
くある話です。
でも私は「なんで自分はできないんだろう……」と自分を責め、無理して我慢して
頑張って……。
 
そして、私は会社に行けなくなりました。
自分の心を犠牲にした結果、疲弊しきった自分に初めて気がつきました。
周りの期待に答えられなかった自分が情けなく、会社の人に会いたくなくなりまし
た。人間関係も仕事も嫌になり、屈辱的な気持ちで自宅の部屋で過ごしていたのを今
でも覚えています。
そこで初めてカウンセリングを受け、自分自身を癒す、ということを体験します。
 
あれから20年近い年月が過ぎました。
現在の私は、心理カウンセラーとして独立し、17年間、のべ2万人もの人の心と向
き合ってきました。
あれだけビクビクして過ごしていた私は今、毎日イキイキと充実した日々を送って
います。
旅するように全国各地に赴き、セミナーを開き、カウンセリングで毎日のように人
と会って話を聞くことが楽しくて仕方がありません。
 
この本は当時の自分を犠牲にして毎日ビクビクしてすごしていた、私のような人に
向けて書きました。
 
〇周りの顔色を常にうかがってビクビクしている
〇他人の評価が気になってしょうがない
〇相手にどう思われるか気になって言いたいこと(自分の意見)が言えない
〇嫌われないために、何でも頼まれたら引き受けてしまい、断れない
〇人と会った後、どっと疲れてしまう
〇自分の意見を求められると頭が真っ白になってしまう
 
という人たちです。
このような人を本書では「敏感すぎる人」と呼んでいます。
 
【自分軸と自己肯定感】

なぜ「敏感すぎる人」だった私が、毎日をイキイキと過ごし、好きなことをやって
生きていけるようになったのでしょうか。
人間関係も仕事も嫌になった私が、なぜ今では人と会うのが楽しく、全国を飛び回っ
て仕事ができているのでしょうか。
それは、心理学を学び、カウンセリングの技術を通して、
「他人軸ではなく、自分軸で考えられるようになった」
からです。
 
「他人軸で生きる」とは、他人の考えや価値観を基準に自分の言動を決めることです。
価値観や考えというのは、十人十色。まったく同じ考えの人は存在しません。
他人軸で生きていると、他人のさまざまな価値観に合わせることになるので、振り
回され、疲弊してしまいます。
逆に「自分軸で生きる」ことは、自分の心の声に従って生きるということです。そ
れは自分らしく生きることで、自分の心を犠牲にしない生き方であります。
「他人軸から自分軸へ」これが本書のテーマです。
「自己肯定感」と「自分軸で考える」は自動車の両輪
そして、もう一つの本書のテーマは「自己肯定感」です。
自己肯定感とは、ありのままの自分を認めることです。
自己肯定感をあげると、心に余裕ができます。心に余裕ができると、自分に自信が
持てます。
この「自己肯定感」と「自分軸で考える」は、自動車の両輪です。
自分らしく生きるためには、自己肯定感をあげることと自分軸で考え行動すること
が欠かせません。
他人軸ではなく自分軸で考えることは、自己肯定感を高めることでもあり、自己肯
定感を高めることは、他人軸ではなく自分軸で考えることでもあります。
本書では敏感すぎる人が7日間で自分らしく生きられるようになってもらうために、
この「自己肯定感を高めること」と「他人軸ではなく自分軸で考えること」を同時に
取り組んでいただけるようなプログラムを紹介します。
この7日間には、私が約20年間学び、実践し、クライアントの皆さんにお伝えして
きたことのすべてが詰め込まれていると言っても過言ではありません。

今この文章を読んでいる皆さまの中には「『たった7日間で』そんなことができる
の?」と疑問に感じた人がいるかもしれません。
 
私はむしろ「7日間だからこそ」できると思っています。
受験勉強のとき、予備校や塾の夏期講習を受けたことはありませんか。
予備校の夏期講習の中には、必ず「テーマ別・分野別の集中講座」があります。
例えば、数学なら「微分・積分」、英語なら「長文読解」、生物なら「遺伝」という
ように、多くの人が苦手と感じやすく、受験には必須である分野の集中講座が存在し
ます。
夏休みに短期間で集中して、苦手分野に取り組むことで、夏休み明けからの受験勉
強を優位に進め、第一志望校合格という目標をつかみとることができるのです。
 
「自己肯定感」と「自分軸」は今の時代を生きる人が、自分らしく生きるためには必
須の分野です。
17年、カウンセラーをやってきて、近年、「敏感すぎる人」の相談が増えているよ
うに感じます。
 
SNSが普及し、誰もが簡単につながれるようになり、24時間人の目を気にするよ
うになりました。
その結果、「いいね!」や「フォロワー」の数は増えたかもしれません。しかし、「い
いね!」が少ないと不安になる自分がいます。本当の自分を見失ったり、親友と呼べ
る人がいないという悩みを抱える人が多くなっています。
子どものころからインターネットが身近にあった人は、答えをすぐに検索し、他の
意見や模範解答を探せるようになりました。その結果、自分の意見が持てなくなって
いる人も少なくありません。
今の時代を懸命に生きる敏感すぎる人にとって、「自己肯定感」と「自分軸」は、
受験生の夏期講習のように、集中して向き合い、取り組んでほしいことなのです。
本書を読みえることで、多くの人が、自分らしく充実した人生に限りなく近づける
こと願っています。

それでは、7日間の概要を少しだけお話します。左のフローチャートをご覧くださ
い。これが7日間で自己肯定感をあげるためのステップです。

 【1日目】
1日~3日目は自分自身に意識を向けていきます。敏感すぎる人は常に自分以外
の他者に意識が向いています。自分軸で考えるためにまずは自分に意識を向けていき
ます。
1日目は特に「今」の自分に意識を向けていきます。
自分軸で考え、自己肯定感をあげるためには、今の自分の状況をまずは客観的に認
識していくことが必要です。ポイントはただただ「今の自分」を感じること。
「他人軸で考えているな」「嫌われたくなくてビクビクしているな」とただ自分
を感じてください。

 【2日目・3日目】
2日目と3日目は過去を掘り下げていきます。
他人に敏感すぎるようになった背景には、何か過去に原因があると考えます。
私の20年近いカウンセリングの経験をもとに、学校生活や恋愛、仕事や職場での出
来事を振り返り(2日目)、さらに深く、人間関係の基礎となる家族関係にも注目し(3
日目)、原因を探っていきます。

 【4日目】
4日目は、主に自己肯定感について詳しくお話していきます。
自分軸で生きられるようになるためには、1~3日で自分に意識を向けたあと自己
肯定感を高めることで自分軸が確立していきます。
ここでは自分を責めたり、否定したり、誰かと比べるのではなく、ありのままの自
分で生きられるための考え方を身につけていきます。

 【5日目】
5日目は4日目に確立した「自分軸」をもとに、他人とどのようにかかわっていけ
ばいいのかを具体例を用いてお話していきます。
この日のテーマは「許し」です。敏感すぎる自分をつくった原因を「許す」ことが、
自分軸で考え、他人とかかわっていくためには必要になってきます。
 
 【6日目】
6日目は敏感さを武器にして人間関係を発展的に創造していくために必要なことを
お話します。
5日目で「許し」によって敏感すぎる原因を癒し、自分軸で他人とかかわっていく
方法を身につけたら、今度は、敏感さを自分の強みとして人間関係を創造的に構築し
ていくポイントをお話しします。敏感すぎる人は人間関係を苦手と感じることが多い
のですが、この敏感さをうまく活かすことができれば、人とかかわっていくことがむ
しろ得意になっていくはずです。

 【7日目】
人は人間関係において充実感を感じ始めると、よりその関係を発展させるだけでな
く、本当に自分がしたいこと、やりたいことを追求する自己実現欲求が芽生えてきま
す。
自分軸で考え、自己肯定感をあげたからといって、問題が起こらないわけではあり
ません。
7日目は今後、自己肯定感を高く保ち続け、自分が本当にやりたいことを実現する
ために大切な「問題(悩み)に対する考え方」をお伝えしていきます。今後の人生で
問題が起こっても自分らしくいられるよう、悩みや問題をどうとらえていいかお話し
ていきます。
以上が7日間のプロセスです。
 
今、あなたは人間関係に困っているかもしれません。
敏感な自分に自信がもてず嫌いになっているかもしれません。
7日後、そんな自分をも認め、「敏感さ」を強みにして、自信をもち、より充実し
た人生を送れている自分の姿をなんとなくと頭に浮かべながら、次のページをめくっ
ていただければと思います。

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新刊「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)


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