手放せるくらい彼を愛せますか?

「私と一緒にいて幸せでないのなら彼を手放してあげる。」
それは本当に成熟した、大人の、「愛」の選択です。
自分の欲やエゴを捨てた、純粋な「好き」であり、「愛」の姿です。

***
 結婚して4ヶ月で、
「君と僕は違いすぎる。どちらかが我慢しないとこの関係はなりたたない。これでは君を幸せにできない。本当に申し訳ない」
と夫に言われ、ハネムーンと挙式をキャンセルしました。

それから1年半がたちます。
お互いがお互いを大切にしようと努力してやってきました。
共働きながら、穏やかな時間も持つことができています。

昨日、我慢できず、
「あなたはこれからどうしていきたいの?」と夫に聞きました。
「君が僕のためにすごくよくがんばっているのはよくわかっている。でも・・・やっぱりどちらかが我慢しないと、この関係はうまくいかないんじゃないかと思う。どうしたいか、、今は言いたくない。」と言われました。

私は号泣してしまい、彼は本当につらそうでした。

私は本当に彼が大好きです。
こんな関係になってしまったのは本当に残念です。
私が彼を幸せにしてあげたかった。
彼と笑って暮らせれば、どんないいか。。
それができないのなら、彼を自由にしてあげたいのです。

このままでは、彼も私も苦しい。つらいです。
誰にも相談できていません。

両親たちは、こんな私たちを理解し、何も言わずに見守ってくれています。感謝です。

どうしたらいいかわかりません。
(Rさん)
***

それは辛く、苦しいですよね。ほんとこの1年半、頑張って来られたと思います。
だいぶ自分を変える努力もされたんじゃないでしょうか?

彼がRさんと一緒にいるのは、Rさんの気持ちを思って、ということなのかな?
つまり、Rさんが「別れたくない」と言うから一緒にいてくれてるのでしょうか。
それとも両親や他の人の気持ちも考えてのことでしょうか。

さらには、彼の言葉によると「どちらかが我慢しないと」ということは、彼はやはり今も我慢し続けてるということなのでしょうか?

Rさんと彼のことに当てはまるかどうかは一度話を聞いてみないと分からないので、ここは一般論でお話をさせてもらいますね。

「相手が一緒にいてほしいというから一緒にいる」というのは優しさでもなんでもないと思っています。
単に残酷なだけだし、勇気が無いだけ。

「結婚したんだから一緒にいなきゃ」とずっと一緒にいるのも、自分は幸せになってはいけないって罪悪感がもたらすことが多いもので、相手の幸せも自分の幸せも妨害してしまってる選択です。考えすぎるタイプによく多いのですけどね。

優しさなのか、甘さなのか、勇気がないのか、決断なのか、、、その見極めは難しいものですよね。

さて、Rさんのお話に戻りましょう。

好きなんですよね、彼のこと。
ならば、一緒にいられなくても、好きな気持ちだけを抱いて生きていくこと、出来ませんか?
好きな人が幸せになる姿を見るのも、またRさんにとっての幸せになりませんか?

私たちはよく「好き」という気持ちと、一緒にいたいという「欲」を混在させてしまっています。
好きだから一緒にいたいと思うのは自然な気持ちなのですが、実は別物なんですね。

「欲」が苦しみを作ります。
「好き」は喜びや幸せな気持ちを与えてくれます。

片思いでいいじゃないですか。
これくらい彼のためなら頑張れる人と出会えて幸せではないでしょうか?
Rさん、きっと本気の恋をしてるんだと思います。
大好きで大好きで、という恋。
それって幸せなことではないでしょうか?

だから、その純粋な彼のことを「好き」という気持ちを大切にしてみませんか?

好きな人を苦しめたくはないでしょう?
もし、自分といて彼が苦しむのであれば、手放してあげましょう。

「彼を手放せるくらい、愛せますか?」と問うことも少なくありません。

それはとても勇気ある決断です。
しかし、それによってRさんの中にある「欲」は「愛」によって打ち消されて、むしろ、喜びに変わります。

決して辛い物語ではないのです。

今すぐにはそんな選択はできないかもしれません。
でも、ちょっと想像してみてください。
彼にそう伝えてる私。
そんな決断ができた私。

そんな自分になっていると思いますか?
どんな表情をし、どんな存在になってると思いますか?

涙ぐしゃぐしゃで弱くて、辛そうな感じ・・・でしょうか。
それとも凛として、キラッとして、堂々として、自信があって・・・でしょうか。

きっと現実には後者の自分に出会えるんです。

そして、そうして本当に彼を手放せたとき、「なるようになった」現実がそこに姿を現すでしょう。

「手放す」と必ず素晴らしいものが「入ってくる」んです。
「欲」を手放して「愛」を選んだ場合の恩恵たるや・・・。

さて、Rさんの場合、それは何なのでしょうね。

実際に彼と別れるかどうかの選択は横においといて、まずは、欲を手放すために、この「手放せるくらい彼を愛せる自分」ってどんなんだろう?とイメージするところから始めていきましょう。

ふつふつと力強さが湧いてくるまでイメージが出来たら、状況は変わり始めると思いますよ。

>「彼を手放せるくらい愛せますか?(その2)」

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