不用意な一歩で、シャッターを閉められた!



ラブ・カウンセリング

とてもいい感じで進んでいた恋が、突然、パッと終わってしまう・・・なぜなぜ?と動揺するのだけど、理由がさっぱり分からない・・・。

そんなご相談を頂くことがあります。

よくよく伺っていくと、ご本人はまったくそのつもりはなかったけれど、不用意に相手の“立ち入り禁止エリア”に踏み込んでしまった様子。

この禁止エリア、自立的な男性(すなわち、怖がりの男性)には漏れなく付いてくる領域なのですが、公園のようにロープや策で明確に「立ち入り禁止」の札が出ているわけではありません。

いです。


なんせ、本人も気付いていない一線もあったりして、踏み込まれた後に、彼もそれに気付く、なんてケースがあるんです。

でも、それは「彼にとっては痛い領域」です。
ポイントは“彼にとって”。

私にとっては大丈夫でも、彼にとってはNGってこと、少なくないんですね。

たとえば、ふと「前の彼女ってどんな子だったの?」って聞いたら、それが地雷で、彼女を引きずってる分だけ、「やっぱ、新しい恋はまだできねえ」て感じになります。

「意外と○○さんって子煩悩になりそうだよね」て言ったら、「子煩悩=優しいパパ=男らしくない=弱い男」と否定されたように感じて、切れてしまう人もいます。

「最近、仕事頑張ってますよね。きっと部長も評価してくれますよ」って言ったら「なんか、上から目線!」とプライドに触れて、シャッターを下ろされる場合もあります。

特に「情熱の女」もしくは「とっても怖がりな女」に多いこのパターン。
情熱と怖がりって一見、正反対のように感じると思いますが、意外と行動パターンが似てることも多いのです。

情熱の女は、その熱いハートゆえに、つい前のめりに相手に突っ込んで行き、立ち入り禁止ゾーンに入り込んでしまいます。
一方、怖がりな女は、最初は怖がり故、恐る恐る近づきますが、ある程度進むと、怖さゆえ、目を瞑って猪突猛進してしまい、禁止ゾーンに突っ込んでしまいます。

でも、どこがその一線なの?って分からないことがほとんだと思うのです。

一般的に、自立の男性ほど、自分に関して触れられることを嫌います。
特に自分の行動や考え方は「100%正しい」と思っていることが多いので、上から目線だったり、批判的に感じる言葉だったりで、ご機嫌を損ねてしまうことも少なくないのです。
もちろん、男尊女卑的な考え方を内包している人もいるかもしれません。

その辺は難しいし、考えても分からないものと思ってもいいかもしれません。
ほんと、これって経験しかないですからね。たくさんの人と出会い、その一線に触れるような機会を繰り返すことが学んでいくものです。

ただ、不用意な一言というのは、案外、その女性の癖であることも少なくないんですね。
「いつも一言多いって怒られるの」とか「時々毒吐くよね」とか「急に意外な言葉が出てびっくりする」などの友達評価がある女性は、ちょっと注意した方がいいかもしれません。

恋愛のみならず、いろいろなところで、知らず知らず敵を作ってしまうこともありますから。

どうしたらいいのかというと、不用意な発言を減らす努力をすることができればいいのですが、なかなか難しいですよね。
だから、逆説的に、相手を褒めたり、感謝を伝えたり、嬉しい・楽しいをより表現したり、ポジティブな印象を強くしていくことがお勧めかな~と思います。
すなわち、「相手の気分をよくしてあげよう」という“与える行動”ですね。
これをすることによって、相手の禁止ゾーンがかえって見えてくることも多いですし、かつ、多少不用意な発言をしても許されるようになります。
「あの子、ちょっと一言多いこともあるけど、でも、いい子だよね~」みたいな。

もちろん、これはパートナーシップにも生かせます。

そして、そんな禁止ゾーンをたくさん持った彼。
相手のテリトリーに入ってしまうのって、ある意味仕方がないと思うんですね。
そんなの分からないですし、悪気があったわけでもないですし。

だから、その時点でシャッターを下ろされて、うまく行かないとしたら「そんな器の小さい男は放っておきなさいよ」というのが真っ当な答えなのかもしれません。
「そんな一言でだめになるなら、これから先、どうするの?」ってことですよね。

実際にこれから深い話をしていかなきゃいけない、お互いのつながりが恋愛をより良くするものだから、もっとお互いを見せ合わなきゃいけない、そんな中で、こんな簡単にシャッターを下ろされるとしたら、やっていけないんじゃないかな?とも思うのです。

彼のことが好きで、助けたくても、そこは冷静さを忘れたくないかな・・・。
辛いけれどね。
ちょっと距離を取って、それでこれからのことを考える方がいいかな、と思うのです。

参考になりましたら幸


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