[153]新婚なのですが、清潔に関する考え方が違いすぎてお互いストレスです。



<リクエスト>

昨年結婚した彼と清潔に関する考えが違いすぎてストレスを感じます。
トイレから出ても手を洗わないし、食器を拭くタオルを床に置かれたりするともう黙っていられません。
夫も私がきれい好きすぎることにストレスを感じているようです。
私はストレスがたまりすぎてもう彼のどこが好きなのか、忘れてしまってる感じです。不潔な人・・と白い目で見てしまいます。
ひとつ二つではなく話があまりに多岐にわたりすぎているのと、話し合いの内容が、つまりは「私の要望を聞いてほしい」という話しになるためいちいち話し合うこと自体も彼は面倒なようです。
もうずっと平行線なのか、、二人にとって良いこととはどうすることなんでしょうか?アドバイスお願いします。

(椿さん)


<根本からの回答>

愛を確かめ合うことが、まずは最初。

結婚すると多かれ少なかれ、価値観の違い、考え方の違いはもちろん、生活習慣の違いという壁が出てくることが多いんですよね。
洗濯物のたたみ方、味噌汁の出汁の取り方、細かいところですが、そんなところでもケンカするのが夫婦なのかもしれません。

しかし、椿さんのような“清潔感”というところで、ぶつかってしまうと、お互いに神経ばかりがささくれ立ってしまって、しんどくなってしまいますよね。

だから、まずは、お互いにこう意識してみるのはいかがでしょう?

「これを二人の関係がもっと良くなるための“チャンス”としてみよう」

問題というのは、お互いの絆を深め、より高いレベルのパートナーシップを築くためにやってくるものです。
そこでは、「どちらが正しいか?」という争いが起こったり、「どうせ、私が我慢すれば・・・」と引きこもったり、一方が他方を押さえ込んだり、試行錯誤が連続されるものです。

だから、これをチャンスと見ること、そして、「これくらいでダメになるようだったら、その程度のパートナーシップ」と開き直ってみるのがいいんです。

これが準備段階。

きちんとできると、心になぜか余裕が芽生えます。

そして、この清潔感についての問題をよく見ていくと・・・・。
こういうケースでは「きれいにする/しない」という問題のはずが、やがては「相手を理解する、受け入れる、拒否する」という問題に変わっていることが多いんです。

例えば、奥さんの「床にそんなタオル置かないでよ、もう不潔なんだから」という思いから、「ちゃんと床に置いてよ、分かった?」という“命令”が生まれるわけですが、そこで、ご主人の「そんなイチイチ細かく言わなくてもいいだろう?」と“反論”したくなるんですよね。

すると、ここで奥さんの立場からすれば、「この不潔男!」と思ってしまう一方で、「私の気持ちを踏みにじられた」とか「私の思いをこの人は受け入れてくれない」と感じてしまいます。

また、ご主人の立場でも、「俺の気持ちよりも、自分の主張を大事にする上に、不潔!だなんて酷い扱いを受ける。俺のことは大事じゃないんだ」と、思いは広がります。

だから、こういうケンカをすると、清潔感の問題だったはずなのに、「あなたのどこが好きなのか判らなくなっちゃう」ということが起こるんです。

そういう意味では、お互いの愛情を確かめ合うことが、解決方法の一つなんです。

お互いに愛し、愛されてる、と感じるところでは、私達は寛容になり、また、自分のやり方を変えようと思えます。

つまり、奥さんに凄く愛されてると感じるご主人は、ちゃんとトイレから出たら手を洗うように気をつけます。
また、ご主人から深く愛されてると感じる奥さんは、手を洗わないご主人に“怒る”のではなく、“お願い”ができるようになるんです。

だからまずは愛を確かめ合うこと。
これからもケンカで行き詰ったと感じたら、そこに戻ってみてください。

愛は万能薬、なんです。

参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。

=今日の一言《心に響くアファメーション》=

※それぞれのアファメーションはできれば10回以上繰り返し声に出して言って見てください。

【パートナーがいらっしゃる方へ】

「パートナーのことを深く愛します。」

【パートナーがいらっしゃらない方へ】

「私には深く愛し、愛される価値があります。」

男と女の心理学

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