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嬉しいのが「好き」、苦しいのが「執着」。
だから、どっちもあるのがふつうですね。
今日は執着を手放すイメージワークも付いてお得バージョン!
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今月の心理学講座は「執着を手放す」というテーマでした。
今のところ東京・大阪でしか開催してませんが、機会があれば他の地域でもお話できればって思います。
そのアンケートにも何人かの方が書いてくださってたのですが今日のテーマ。
果たして自分の彼への気持ちは「好き」なのか「執着」なのか、どっちなのか?という。
「どっちもあると思いますよ」
たいていの場合、こう答えます。
恋ですから下心もありますよね。下心=欲求、すなわち、付き合いたい、私だけを見てほしい、一緒にいたい、会いたい、人に取られたくない、なんて気持ち。
これらの欲求は執着心へと繋がって行きます。
執着ってこの欲求が強まったもの、と考えると分かりやすいかもしれません。
彼じゃなきゃダメ、彼以外に私を好きになってくれる人なんていない、他の人に取られるなんて絶対いや、私以外の人に興味を持つなんて許せない、ずっと一緒にいたくてしょうがない、離れるのがすごく嫌。
これらは執着心ですよね。
彼を捕まえてる状態ですから。
でも、その一方で純粋に好きって気持ちもあります。
彼と出会えて幸せ、彼のことを考えているだけで嬉しくなる、好きな人がいることで他のことも楽しめる、好きな人ができて世界が明るくなった・・・。
これはピュアな好きって気持ち。
ここには彼を束縛するものはありません。
気付きます?
執着って相手をじーっと見てるんです。
好きって自分の気持ちをただ感じてるんです。
好きって気持ちは相手の気持ちを束縛しません。
相手が自分を好きかどうかなんて関係ありませんから。
でも、それが相手に好きでいて欲しいと思った瞬間から執着が始まります。
だから、純粋に「好き」でいることは幸せで、ポジティブな気持ちになります。
一方、執着しているのは苦しく、窮屈な気持ちになります。
これが「好き」と「執着」の見分け方。
だから、大人ともなれば純度100%の好きもなければ執着もない、と思うんですが、いかがでしょうか。
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執着を手放す、というのは、彼に対して感じているその欲求を手放して、純粋に「好き」という気持ちだけを残す作業のことと言えます。
一昨日のアンケートにイメージワークもブログで教えてくれって方がいらっしゃったので、シンプルなバージョンをご紹介したいと思います。
彼を手放す、ということにしていますので、「彼」の部分は適宜変更して下さい。
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目の前に彼が立っています。
どんな表情をしているように見えますか?
その表情を見てどんな気持ちになりますか?
今、彼に伝えたい気持ちはどんな気持ちでしょう?
その言葉を自由に彼に伝えてみてください。
(できれば声に出して言ってみる)
(少し気持ちがすっきりしたら先に進む)
彼に出会えたこと、感謝できますか?
こんなに辛い思いをするくらいなら、出会わない方が良かったでしょうか?
もし、感謝できるのであれば彼にこう伝えて見ましょう。
「あなたに出会えて、本当に良かった。出会ってくれてありがとう」
そして、最後のハグをします。
ギュッと。
彼の匂いと感触をただ感じて見てください。
そこで一回深呼吸をしましょう。
ゆっくり、深く。
そして、また離れます。
彼は今、どんな表情をしていますか?
その彼に向かって、もう一度、有難うを伝えましょう。
そして、足元を見てください。
そこには2人をずっと繋いできた固い鎖が見えてきます。
今、あなたの手には一つの小さな鍵が握られています。
この鎖を外すための鍵。
ゆっくり跪いてその鍵穴に差し込んでください。
カチャっと音がして鍵が外れ、鎖が解かれました。
立ち上がって彼に伝えましょう。
「もう、あなたは自由です。どこに行くこともできます。」
そして、あなたの方から一歩、距離を取りましょう。
ゆっくりとまた一歩、また一歩、彼から遠ざかって行きます。
少しずつ彼が小さくなっていきます。
10歩くらい離れたところで彼に聞こえるように大きな声で「ありがとう」を叫んでみてください。
そして、くるっと彼に背を向けてゆっくりと歩き出します。
新しい世界に向かって。
背中の方から彼もまた反対方向に歩き出す音が聞こえてきます。
お互いに決して振り返ることはありません。
しばらく歩いていくと目の前に大きな扉が現れました。
その真っ白くて大きな扉を開けてください。
その向こう側にはまったく新しい世界が広がっています。
後ろ手に扉を閉めて、そこのもたれて見てください。
彼のいた世界を断絶し、今、新しい世界に踏み出しました。
その景色をただ感じてみてください。
(了)
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