人のせいにし、自分と向き合うことを避けてる人に対してどう接するのがいいのでしょうか?

そのことを伝えることも一つ。その人がパートナーだとしたらなおさら。
でも、分かってもらおうとするのはコントロール。それは相手の権限。
そして、そもそもそういう人が目の前に現れるということは・・・。

「変わる」というテーマについては皆さん、とても興味深いようですね(ワークショップなどでもよく質問を頂きます)。

今回は「他者のせいにして自分を見つめ直さない相手」についての思いです。

ま、そりゃあ、ムカつきますよね・・・という話なのですが・・・。

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 こんにちは!いつも根本先生の記事で大変勉強させて頂いています。
心に響く記事を、とても楽しくユーモアに書いて頂いて、本当に愛がいっぱいで有難いです。

前回の記事に関連しての質問です。
「変わりたい」では「変われない」~本気で「変わる」ための年貢の納め方~
(補)変わりたい」では「変われない」~本気で「変わる」ための年貢の納め方~

“「上司が変われば、彼が変われば、旦那を変えれば」
「自分は悪くない、私は悪くない、私は被害者だ」
という状態で「転職した、別れた、離婚した」という場合ですね。

いわば、他者のせいにして、自分を見つめ直すこともなく、表面上だけ付け替えた場合には、同じことが繰り返されることが多いですよ・・・というお話なんです。”

根本先生も、他の心理学を学んでる方も、みんなこう教えて下さるんですが、自分が、他の人にこういうところを見たとき、(例えば自分の旦那さんがまさに全てを人のせいにし、自分と向き合う事を避けている場合。) こちらからはその人にその事を伝える事は出来ないんでしょうか?
それを伝える事はおせっかいで、本人が自分のタイミングでそれを学ぶ時以外は、こちらがどんなに「あぁ、人のせいにして、自分と向き合う事をせずに状況だけを変えようとして、また同じ事が繰り返されるのに、勿体無いな~、(例えば何度も職場を変える、何度も離婚をする、など」と何かこちらから明らかに見えていて、本人は気づけていない事を、相手は相手、自分は自分で、気付いてもらう為の助けは何も出来ないのか、というのを、切なく思うのです。
その人が気づかないのならばそれがその人の人生。という感じでしょうか?
そして私はその事に気づけない人とずっと一緒にいたくないので、自分の問題と向き合って、成長して、その人に感謝して、その人を去る。というのが、その人を取り残す、ほっとく、という感じでなんだか悪い気がしたり、自分だけ幸せの方へ行くという罪悪感があるのですが、それ自体がおかしい事なのでしょうか?
自分が成長仕切ったときは何も罪悪感を感じずに、ただありがとう!と感謝して、自分は次のステップへ(新しい人との関係へ)いけるものなのでしょうか?
やってみて自分で確認しなさい!という感じですが、スミマセン、質問にお答え頂けたら幸いです!
宜しくお願いします。
(Aさん)
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>その人が気づかないのならばそれがその人の人生。という感じでしょうか?

厳密に言うと、そうですね。
その人にはその人が気付くタイミングというのもあります。
Aさんもあるタイミングでそれに気付いただけで、それ以前に誰かに言われていたとしても信じられなかったかもしれないですよね~

ただ、ご主人に対して「言う」ことは全然NGじゃあありません!
言ってもいいんです。

ただ、「分かってもらおう」「理解してもらおう」というのは・・・ちょっと傲慢です。
言うのは自由だけど、それを理解するなり、拒絶するなり、反発するなり、バカにするなりの権限はご主人にあります。

言い方もあると思いますが、角が立つ、気分を害する、場の空気を乱すことになったとしても言いたいことは言ってもいいんですよ。

>自分だけ幸せの方へ行くという罪悪感があるのですが、それ自体がおかしい事なのでしょうか?

Aさん自身、とても気遣いのできる優しい方なんだろうと思います。女性的な感じの。
だからこそ、ここで罪悪感を感じられるんだと思います。

ただ、裏を返すとこういう風な言い方もできるんですね。
「自分が成長しないようにご主人を利用している」と。
「ご主人が成長することに信頼ができないので、彼を使って今のところに留まっている」と。

まあ、これはとても厳しい見方なのですけどね。

だから、ここではご主人のことを信頼して、自分が成長することを選びましょう。
もし彼が真実のパートナーであるならば、必ず彼も成長します。
それを信頼しましょう。

残念ながらもし、彼が真実のパートナーでないのならお互いに納得して別れることができるでしょう。

さらにはパートナーシップレベルではこんな助言もあるんです。
「彼が他者のせいにして成長を拒むことを放置しているパートナー自身にも責任がある。」という見方です。
彼が成長しやすいようにサポートするのもパートナーの大切な仕事の一つですから。

ね?厳しいでしょう?

だから、毅然として彼にこの問題を指摘することもパートナーとしての大切な仕事なのかもしれません。

さて、もう一つの見方をしましょう。
それはお馴染みの「投影」という見方。

特に認めたくない、そんなことない、と思いがちですが「パートナーは鏡」です。

>自分の旦那さんがまさに全てを人のせいにし、自分と向き合う事を避けている場合。

改めて、ここで気付かされるわけです。

「自分はまだまだ自分自身と向き合い切れていないんだろうな。それを旦那さんが教えてくれているのだろう。また、自分では意識しないけれど、どこかに自分も未だに誰かのせいにしてしまうところがあるのかもしれない」

ってね。

私としては、この見方をまずはお勧めしたいところですね。
そして、より自分自身に意識を向けていきます。

抵抗が出てくるところかと思いますが、そもそも考えてみれば「旦那が人のせいにして自分と向き合うことを避けている」って思うことは、それ自体、「旦那が悪い」とか「旦那のせい」にしてるわけですからね。

「ああ、自分もまだまだだなあ」って気付いて、「彼には彼の人生があるし、彼のタイミングがあるだろう」と信頼することを選んでもいいのです。

正直、彼を変えたい気持ち、あるでしょ?
それをカウンセラーさんが「ダメだ」って言うから、抑えようとしてきたところ、あるでしょ?

あまり成長や変化を焦らなくてもいいのかもしれませんね。
マイペースに、できるところから始めていきましょう。
時にはのんびりするといいですね。

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