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Noと言われると傷つくのが依存心で、そこで「申し訳ありません」と言えるのが自立心です。そこで「ありがとうございました」と言えるのが相互依存のマインド。
だから、一人力を鍛えて自立することをまずは求めるのです。
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人は一人では生きていけないのも事実ですし、何かを成し遂げるとき、何か動くときは誰かの助けがあった方がスムーズですし、成功した時の喜びを分かち合う仲間がいるのといないのでは全然その価値が変わってきます。
それにセミナーなどでも「助けを求めましょう」「一人で頑張らなくていいから誰かをアテにしましょう」「信頼できる人に委ねましょう」なんて話をガンガンしてますよね。
でも、今日の話は「一人力を鍛える」なんですよ。
矛盾してね?
やっぱりあいつ、一貫性なくね?
そう思った人、ま、ある意味正しいけどな(笑)でも、矛盾はしてねーぜ。
頑張らなくていいのは、自立してる人。
誰かをアテにしなきゃいけないのは、自立してる人。
助けを求めた方がいいのは、自立してる人。
ちょくちょくブログでも書いていますが、依存状態にある分野では「一人で頑張ること」が大事なんです。
依存ていうのは「誰か、何とかして~」という態度です。
つまり、相手におんぶしてもらう状態であり、誰かに丸投げしたい状態です。
失恋して辛くて不安で「あなたの言うとおりにするから捨てないで」という思いですし、嫌な仕事でも「首になったら食っていけないから我慢してやる」という行動ですし、「嫌われたらやっていけないから楽しくないけど笑っている」という態度です。
つまり、それって自分の足で立ててないんですね。
大の大人が相手に覆いかぶさるとしたら、やがて共倒れしちゃうでしょう?
それに相手も相手で忙しいわけで、あなた一人に構ってるほど暇じゃないわけです(笑)
だから、自分のことは自分でする、が基本ですよね。
ところが、自分のことは自分でするんだけどし過ぎちゃう人、というのが出て来るんです。
そもそも「自立」するに至っては自主的に頑張って自立したって人は少なくて、そうせざるを得なくて自立した、というケースがほとんどです。
つまり、アテにした、甘えた、頼った、でも、うまく行かなかった、だから自分ひとりでやるしかなかった、という形です。
だから、誰かをアテにしようとして傷ついたんだから、もう誰のこともアテにしねーぜ!という態度となり、すべて一人でやる!一人で頑張る!誰もアテにしない!目指せ、自給自足!!綿花も育てるぜ!!という生き方になるんです。
でも、それだと行き過ぎて、燃え尽き症候群になってしまいますから、そこでは改めて「もう一度誰かを信じてみる」という世界に入ります。
それが相互依存という世界で、自立の次のステップになります。
頑張ってきた人が頑張らなくなることで相互依存に入れます。
誰かをアテにしないで頑張ってきた人がもう一度誰かをアテにすることで相互依存に入れます。
一人でなんでもやってきた人が誰かに助けを求めることで相互依存に入れます。
ということなのですね。
もちろん、一人の大人が何においても自立的だとか、すべてにおいて依存的ということはありません。
この自立か依存かの判別が難しいのは「ある部分では自立的、ある部分では依存的」になっちゃうからです。
例えば「仕事はバリバリやってなんでもできる男が、家に帰れば奥さんに依存的で家事は一切やらない」というのもよく耳にするでしょう?
「男関係は全然自立的に女王様として振る舞ってるのに、仕事はやる気がなくて他力本願」って人もいるでしょう?
「元カレに対してはガンガン責めて自立的に振る舞ってたのに、今の彼に対しては逆に依存的になっちゃって不安で不安で」というケースもあるでしょう?
「けっこう自分が主導権を握って彼とは付き合ってるんだけど、結婚に関しては彼にきちっとプロポ―ズしてもらいたいなあ」という思いもあるでしょう?
だから、そのある部分の依存に関しては「自立」を目指し、自立してる分に関しては「相互依存」を目指す、というわけなのです。
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そういうわけで、「根本さん、何とかして~~」とか言われると、根本さんは「知らんがな」って態度を取ります。一方で、「いや、大丈夫です。一人で頑張ります」とか言うと「バーカ。もっと頼らな、あかんやろ」って言うわけです。
あ、決して天邪鬼で言うてるわけじゃないですよ。
(でも、私は立派な天邪鬼ですけれど)
でも、ほとんどの方は「自立した大人」です。
それに間違いはありません。
何ができるできないに限らず。
でも、その心の内のある部分に依存が残っていて、それが問題になったりするわけです。
だから、「ああ、あたしは依存的だ!」なんて思わなくていいですよ。
そもそも私の読者の大半は自立系武闘派女子&男子なはずですから。
放っておくと、一人で無人島を開拓しちゃうくらいのポテンシャル持ってますからねえ・・・。
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で、なんで自立しなきゃいけないか?って言うと、先ほどちょっと触れた共倒れになっちゃう、というのが大きな理由の一つです。
それから、自立しないと同じ問題が起きたとき、また誰かにおんぶしてもらわなきゃいけない、でしょう?
問題を作っているのは自分だし、自分のために起こした問題を誰かに代わりにやってもらっても意味がないわけです。
そう、自作自演でしょう?すべての問題って。
だから、その解決に「援助」を求めるのはいいけれど、「身代わり」を求めるのは違うんです。
その「身代わりを求める」というのが「依存心」なんです。
「何とかして~」とか「でもでも星人」とか「くれくれ星人」というわけです。
その違いって何か?っていうと、相手を見る余裕です。
依存心って盲目的です。相手の状況とか考えられません。一方的に自分の思いだけをぶつけます。
だから、相手が忙しくしていても「これ、できないんです。なんとかしてもらえませんか?」と言えちゃいます。
そこで「お忙しいところすいません。ちょっと1,2分、お時間いいですか?ちょっと行き詰っていて、少しだけでもご意見もらえたら有り難くて・・・」とは言えないんです。
つまり、Noと言われると傷つくのが依存心で、そこで「申し訳ありません」と言えるのが自立心です。ちなみにそこで「ありがとうございました」と言えるのが相互依存のマインドと言えるでしょう。
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さて、そんな中で、一人で居酒屋行けますか?というテーマが降ってくるんです。
私のカウンセリングではけっこう「バーに行け!」なんて話もします。
グループカウンセリングでその話をすると「みんなでバーに行こう!」って話になってて趣旨とずれちゃってることもあるんですけどね(笑)
ま、それはいいです。慣れるまでは。
一人で居酒屋に行ってスマホとか見ながらでもいいので、楽しめる、ということ。
これ、一人力、孤独力を鍛える方法なんです。
つまり、自立心を養ういい方法なんです。
特に女性は抵抗ある人多いでしょう?
「あの人、女子なのに一人?」って見られる可能性もありますしね。
つまり、人目を気にしてるとできないのが「一人で居酒屋」なんです。
だから、人目を気にしないためのトレーニングができるんです。
わが道を行く、というトレーニングの場が、あの居酒屋なんです!個人的な趣味で言ってるんじゃありません!
飲めなくてもいいですよ。
美味しいものが食べたいって暖簾をくぐれば。
一人で居酒屋やバーに行き、美味しいものを頂きながら、その空間を楽しむ。
人の目線を気にせずに、自分の世界に浸る。
でも、店のシステムやマナー、そして、大将やおかみさんとのやり取りを自分一人でこなす。
そこで会話が生まれたら、上手にコミュニケーションを取る。
料理やお酒のことを質問したりしながら、どんどん新しい世界の扉が開く。
これができると、自信にもなります。
実は、自立すると「一人の世界」が欲しくなるんです。
自分ひとりで自分を見つめ直す時間。
逆に言えば「一人の世界を楽しめる」のは自立している証拠なんです。
でも、居酒屋やバーてほんとうの一人じゃないんです。
集団の中の一人なんです。
そして、その集団は一人一人で構成されてるんです。
だから、心地よいし、そんな寂しさを感じないのです。
部屋で一人でいるのとは違うんです。
だから、自立心を鍛える、一人力を高める、つまり、自分で自分を楽しませられるようになり、自分を笑顔にできるようになり、また、人と適度な距離感を作れるようになるのに、居酒屋とかバーっていいんじゃないかな、と思うんです。
そう、思って今日の記事を書いたんですけど、「ああ、根本さんの好きな世界に引きずり込もうとしてるのね」としか思われないんじゃないかと危惧危惧危惧。
ま、それでもいいですけどね(^^)
私の経験上、一人で店に来る人が多い店ほど、クオリティは高いですぞ!!
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