歴戦の自立系武闘派情熱女子が矛を収め、平和な世界に暮らすことは可能なのでしょうか?

怒りを原動力に長年戦ってくると、それが習慣となり、それ以外の原動力にシフトすることが苦痛に感じられます。
でも、できないわけではないのです。

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根本さん、こんにちは

根本さんの講座に初めて行ったのは、10年くらい前です
当時私は怒りに震えており、感想や質問を書くシートに「結婚のメリットが全く分かりません」と書いた覚えがあります
当時は不倫に悩んでいたのでそう書きましたが結婚だけでなく、あらゆることにキレてたような感じがします

その後私は不倫をやめ、善人とつきあい、飽きて不倫を再開し、やめて「コレだわ」と思う人と3年前に結婚しました
仕事でも、パワハラ上司と戦い、自由を勝ち取り、長時間労働と戦い、適切な働き方を勝ち取り 夢を目指してフリーになるか悩み、夢を見ること自体に憧れていたことに気づき、会社に残ってみるとまるで転職したように状況が変わり、今までで最も自分を活かせていると感じます
プライベートでは男女問わずたまに寄ってくる「依存系の人たち」を断つことにも成功しました

こんなに穏やかな日が私に来るとは、と思っていたところに、来ました
「退屈と、空しさ」
何してもつまらないわ、という感じです

自分が情熱系なのはまちがいないのですが、もうああいう心が忙しい日常はこりごりです
何かと闘うのはもういやです
そして目標に向かって邁進、じゃない人生にシフトしたい
(と潜在意識では思ってない、とかだったらキツイわ・・・)

情熱の女のシフトチェンジは、可能でしょうか?
もし気が向いたら教えてください!
(Sさん)
***

そもそもカウンセリングなどの心理療法は戦争から帰ってきた兵士のトラウマや、平和な国に帰ってきた後の無気力さを癒すために発達した側面があります。
それまで毎日ドンパチやってた世界から、急に生命の保障された生活になったらなかなかなじめないですよね?

つい武器を抱いて寝てしまうだろうし、
朝起きたら五体満足であることを確認してしまうだろうし、
人を見れば敵だと思うし。

で、そういうまさに「武闘派中の武闘派」という女子にとっては、「戦いこそすべて」であり、「戦にこそ我を見たり」であるわけです。

そして、そんな生活を何十年、何百年と繰り返して来たら、もうそれは「戦神」と呼べるレベルであり、もう、戦うことが当たり前になりすぎているのです。

多くの自立系武闘派女子が平和や安定を望むのに、どうしても戦を手放せず、次から次へと傭兵の如く戦地をさまようのはそうした「習慣」によるものが大きいのです。

「わしは、もう、戦場にしか、居場所を見つけられんのじゃ」

彼女たちが吐き捨てるように言ったそんな言葉を私は何万回と聞いてきました。
仮に今の地に平和が訪れても、束の間の休息を得て、また新たな戦場に向かっていくのです。

っていうか、歴戦のツワモノになると、自ら戦地を作るんですけどねっ!

だから、Sさんのようにそもそも「怒り」というエネルギーを原動力にして戦地を渡り歩いてきた方にとって、それ以外の原動力を見つけるのはなかなか難しいわけです。

そもそも怒りって刺激的なものでしょう?
しかも、何よりも重要なのは「怒り=やる気」なので、どうしたっていつものように

「うぉりゃぁああああああああああ」
「どどどどどどどどどどどっどどどどどどどどどどーーーーっ」

という勢いで生きていくためには「怒り」は重要なアイテムとなるわけです。

ここで、Sさんの輝かしい戦歴を見て参りましょう。

>その後私は不倫をやめ、善人とつきあい、飽きて不倫を再開し、やめて「コレだわ」と思う人と3年前に結婚しました
>仕事でも、パワハラ上司と戦い、自由を勝ち取り、長時間労働と戦い、適切な働き方を勝ち取り 夢を目指してフリーになるか悩み、夢を見ること自体に憧れていたことに気づき、会社に残ってみるとまるで転職したように状況が変わり、今までで最も自分を活かせていると感じます
>プライベートでは男女問わずたまに寄ってくる「依存系の人たち」を断つことにも成功しました

素晴らしいです!
ブラボーです!
ソーアメイジングです!

でも、お分かりのように常に「敵」が必要なんです。
「悪人」が必要で、私が常に正義の剣を振るう必要があったのです。
そして、群がる敵を蹴散らす技術を磨いてきたのです。

これだけの戦歴をお持ちの方が、「そろそろ矛を収めたい」と言い出したとして、世間がそれを許しますでしょうか?(いや、許すまい)

多くの場合、これだけの実績があれば身勝手な引退は許されないもの。
だから、平和な世間に一時でも身を置いたとしても、

>「退屈と、空しさ」
>何してもつまらないわ、という感じです

という新たな敵が襲来するのは無理もないことでしょう。

まあ、実は情熱女子の皆様にとって最大の敵はこの「退屈、虚しさ」ですよね。
もう、何ならゴキブリよりも嫌いっ!ってくらいです。

長年、染みついてしまってるです。
だから、夜、ライフルを胸に、剣を脇に置かねば寝られぬ体になってしまったのです。

で、改めて基本に立ち返ってみましょう。
歴戦のツワモノはその後、どうなるのでしょう???

多くの場合、満期除隊して給金を頂いて一般市民に戻るのではなく、指揮官として今度は若い兵士を使いこなしたり、育てたり、戦略を立てたりする立場になっていきます。

もちろん、「名選手、名コーチにあらず」という言葉もありますが、最近では必ずしもそうではありませんね。

すなわち、Sさんの新たな戦場の候補としては【自立系武闘派情熱女子を戦地から救い出す】という道もあります。

例えば、コーチ、カウンセラー、講師として。
あるいは、通りすがりのOGとして。

Sさんならば、多くの戦士たちの気持ちがよくわかると思うのです。
今の職場にはいないかもしれませんが、ほら、世間を見回せば、そこかしこに矛を掲げ、剣を携え、小銃を構えた女子たちが数多く街を闊歩しています。

そんな女子たちにより平和な道を説き、導くことがSさんにとっての使命なのかもしれません。

また、新たな道の開拓に出ることも可能です。

引退を決意した武闘派女子の中には「出家」という道を選ぶ者も多いのですが、要するに「内なる自分との闘い」を次なる戦場に選んだ、ということかもしれません。

より魅力的、より魅惑的、よりセクシー、より大人、より成熟した、そんな大人女子を目指す道もあるでしょう。

道、と言えば、本格的に何かを極めるのもいいでしょう。
時に武闘派女子はその新たな戦場をジャニーズ事務所のアイドルに求め、チケット当選に一喜一憂し、各地ドームへと馳せ参じ、彼らのステージに絶叫して「めっちゃ、若返る~~~~~♪」とか喜んでおりますが、それもまた「道」です。

もちろん、Sさんにとっては韓流がそれに当たるかもしれませんし、陶芸に目覚めるかもしれません。

わが情熱を掻き立てる「何か」をあちこちに探してみるのもいいと思います。
それが「怒り」を原動力にした生き方から「喜び」を原動力にする生き方へのシフトチェンジとなります。

長年戦場で暮らした人間が、そう簡単に平和な世界に馴染めるわけではありません。

ちなみにSさんにとって怒りの元になっていたものは何でしょうか?

そこに「愛」を見出すことはできませんか?

戦う理由が「愛」であるならば、その「愛」にフォーカスすることで新たな道を探れるかもしれません。

誰かのために。
誰かの笑顔のために。

怒りよりも愛の方が情熱ならびにエネルギーははるかに強いもの。

怒りから愛にシフトすることで、より刺激的な人生を送ることができるでしょう。

もし、今までの戦いも愛がベースになっているとすれば、それは最高の生き方と言えるかもしれません。

ただ、その場合は、勝ち負けではなく、win-winのゴールを目指す、という新たな戦い方を研究する必要があるかもしれませんけれど。

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