自立系武闘派長女が戦う癖を手放す方法。


武闘派になるにはそれなりの理由があります。
たいていは「愛」が原因です。
だから、その原因となった人から解放してもらうことで武器を手放すことができます。
そして、それは感覚の世界で十分可能なことです。

***
根本さま

はじめまして。
いつも、メルマガを楽しみにしております。根本さんのお話は、すごく深くて、すごいなあと思っています。

他のカウンセラーさんよりも、ビシッとした指摘の中に、あたたかい愛と優しさをかんじます。文章はすごく鋭いですが、それなのにとても明るくて、お笑いたっぷりで、いつも癒されて、安心して読めるので大好きです。
ユーモアたっぷりなところが、いいなあとおもいます。ありがとうございます。

もしよかったら相談させてください。

私はたぶん自立系武闘派長女、です。
現在、アラフォー主婦ですが、中2の春休みに父を突然亡くし、母はそのショックで倒れ精神病院に入院。その日から、私が父のかわりに、母と妹を支えてがんばらなければ、とう思いできました。
ドタバタの中で、親戚に父の香典を騙しとられたこともあり、必死で、強くなければ、賢くならなければ、負けてはいけない、しっかりしなくては、父のかわりに強くならなければ、働いてお金を稼がなければ、と思い続けてきたようにおもいます。

もともとは、ぼんやりのんびりな私なのですが、とにかくそのような状況で、母は弱く、妹は小さく、家にできるひとがいないので、大の苦手とする配線やら接続やら、男仕事もやってきました。できないながら、全てを考え、リードしてきました。

現在放送中のNHK朝ドラ とと姉ちゃんを見ると、当時の自分に重なり、泣いてしまいます。

そんな私も、学生時代に、配線や接続の大得意なしっかりして頼れる主人に出会い、もうこれでがんばらなくてもいい、と大恋愛で結婚しました。

それなのに、いまだ、どうしても当時身についてしまった、負けずに戦う癖が抜けず、甘えたり頼ったりするのがむつかしく、つい自分の力でギリギリまで頑張ろうとしたり、我慢したり、主人に対しても、譲ったりするのができていません。つい白黒つけて勝とうとしてしまいます。

頭では理解できるのですが、どうすれば心から、がんばらなくてもいい、できなくてもいい、と自然にみとめることができ、素直で可愛い女性に変われるでしょうか。

頭ではなく、ハートで実感しないとダメなのかなあ、とはおもうのですが。・°°・(>_<)・°°・。

支離滅裂の文章で申し訳ありません。
ネタとして取り上げていただけるなら、幸いです。

30年前の子ども時代の環境が、まだついてきて困るなんて(T . T)
ちなみに、三年前、母は精神を患い、入院。毎日励ましの電話を続けています。
よろしくお願いいたします。
(Yさん)
***

>いつも、メルマガを楽しみにしております。根本さんのお話は、すごく深くて、すごいなあと思っています。

>他のカウンセラーさんよりも、ビシッとした指摘の中に、あたたかい愛と優しさをかんじます。文章はすごく鋭いですが、それなのにとても明るくて、お笑いたっぷりで、いつも癒されて、安心して読めるので大好きです。
>ユーモアたっぷりなところが、いいなあとおもいます。ありがとうございます。

うん。素晴らしい。
ありがとうございます。
Yさん。正直で素直で素敵な女性です!!

あ、これを読んでる自立系の皆さま。
「根本さんにこういう風に書いて送ればきっと採用されるわ。ちょろいちょろい」と思わないでくださいねっ!
たぶん、採用されますから!(笑)

例えば、うちの奥さんは「高校時代に覚えた英語の歌って今も忘れてなくてすぐに歌えるって不思議~」とか言ってますが、やはり10代で学んだことって大人になってもどうしてもくっついてくるものなのでしょうね。

Yさんのようにその時代を戦地で過ごされたとなると、やはりあのライフルの火薬の匂いとか、ダイナマイトの配線とか、戦車の電気系統の接続とか、地を這い、跋扈したサバイバルな日々が体に染みついてしまっているのかもしれませんね。
今でも目をつぶると、あのサバンナの風景が蘇ってくるんじゃないでしょうか。

そもそも心理療法はベトナム戦争の帰還兵を癒す目的で発達した側面があります。
それくらい戦地と平和な日常にギャップがあり、精神を混乱させた兵士がたくさんいたのでしょう。
Yさんも、それだけ長い間を戦地で過ごしてきたとしたら、その癖はなかなか抜けないのかもしれません。
今でも小銃を抱いて寝ないと不安、とか、そういうことはありませんか?

・・・。

まあ、笑ってもらえたらそれでよいのですが、あんまりシャレじゃないでしょう?(笑)

自立系武闘派長女ともなると「不可能を可能にする能力」に長けるので、苦手だの、分からないだの、できないだのってのはすべて言い訳になって、
 苦手=克服する
 分からない=徹底的に調べ上げる
 できない=できるまで頑張る
という図式になりますよね。

それが生き方のベースになるので、どうしたって大人になって平和な日本に暮らしていてもついつい心はサバイバルになってしまうのです。

お父さんが突然逝ってしまってから、Yさんは「長女兼夫兼お父さん」という職務に就くようになりましたよね。
兼務比率は長女、よりも、夫や父の方が圧倒的に高く、配線や接続だけじゃなくお母さんを精神的に支え、妹を育てて来られたんだろうと思います。

女性はそもそも精神的に強いようになっているので、本気で男になろうと思えば、ふつうの男以上に男らしくなるものです。

そんなツワモノが私のセミナーに集まってくるので、ほんといつもセミナー会場は一発触発の空気になるんですよね。すぐに仁義の交換とか始めるし・・・ここは義理かけの場じゃないのにね(笑)
だから、木は森に隠せ、という言葉があるように、Yさんもうちのセミナーにいらっしゃったら同志にいっぱい会えて、ああ、あたし普通かも・・・と思えるかもしれません。

Yさんと同じく青春時代を戦地で過ごし、小銃の分解・手入れ・組み立てなど目を瞑ってでもできるわ!と豪語する人たちがたくさんいますから。

なんだか、冗談なのか本気なのか分からなくなってきましたね(笑)
私の話は80%が冗談なので、あまり信じない方がいいですけど。。。

そんな本気でお父さんの代わりを勤めようと思ったYさんが結婚すれば、どうしたってその癖が出て、旦那とバトルすることは目に見えています。
旦那だけでしょうか?
職場とかでもその性癖は出てしまいませんか???

そんな娘のことを天国のお父さんはどんな思いで見ているのでしょうね。
もし、お父さんに会えたら何て言いたいですか?
どんな話をしたいでしょう?
お父さんは何て言ってくれるんでしょうか?

「よう頑張ったな。ありがとう」でしょうか。
それとも「苦労かけてごめんな」でしょうか。

お父さんが亡くなって、その死を受け入れたとき、Yさんはお父さんと約束するんです。
「オヤジ、心配せんでもええでのー。あとは俺が家族を何とかするけえ」と啖呵を切ったんです。

そしてその通り、家族を守り、支えることを必死にやってきたんです。

お父さんによって始まったんだから、お父さんによって終わらせる必要があると思いませんか?
この舞台を設えた本人に許可がないと、Yさんはそこから降りられないのです。
それくらいの固い決意があったとも言えるし、それくらいの思いがなければここまでやってこれなかったんだと思います。

甘えるのはお父さんにしたいんですよね。
女の子だった中2のYさんは今もまだ心の中にいてずっとお父さんを待っているのかもしれません。

お父さんがこう言ってくれると思ってください。

「お前はもう十分頑張った。
 だから、もう頑張らなくてもいい。
 ふつうの女の子に戻ればいい。
 甘えん坊で、おっとりして、かわいい娘に戻ればいい。
 ほんとうに今までありがとう。」

お父さんによって、その呪縛を解いてもらいましょう。
それくらい、お父さんのことが大好きだったのかもしれませんね。

そして、お父さんの代わりにお父さん役を務めることで、お父さんへの愛を持ち続けているのかもしれないのです。

でも、長年染みついた生き方を手放すのは勇気のいることです。
今さら女になれ、と言われても難しいでしょう?

だから、そういう時間を作ってあげましょう。
かわいい女の子に戻る瞬間。
だから少し、その空想の中でお父さんと会話をしていきましょう。

お父さんにしてもらいたかったこと、どんなことでしょうか?
もし、今、お父さんが生きていたら、どんな話をしたいですか?
お父さんと旦那さんは仲良くできるでしょうか?どんな会話を交わすのでしょうか?

先日も問題解決セミナーのロールプレイでそんなセッションをしました。
お父さん役の人を会場から選んでもらって向き合ってもらいます。
そして、お父さんが亡くなってからずっと封印していた言葉を解放してもらいました。
どんな言葉だと思います?

ただ「お父さん」って呼ぶだけなんです。何度も。

お父さんをお父さんって呼ぶって生きてれば当たり前なんだけど、亡くなっちゃったらその機会ないでしょう?っていうか、お父さんって呼ぶと辛くなるから、寂しくなるから我慢するんです。

その封印を解くんです。
お父さんって呼び続けることで。

するとね、始めは違和感あるんだけど、やがて心の中でお父さんんへの思い(愛)と繋がるんです。
どっと涙が溢れてくる瞬間です。
同時に寂しい、辛い、という感情や、怒りが出てくることもあります。

「どうして勝手に死んじゃったのよ」
「どうして私を置いて逝っちゃったのよ」って。

でも、どうしても言えない言葉があるんです。

「お父さん。もう限界。だから、助けて」

助けを求めちゃいけない、私がしっかりしなきゃいけない、自分が何とかしなきゃいけない・・・これが自立です。

だから、その自立を手放す魔法の呪文が「助けて」なんです。

そうして、お父さんへの愛、お父さんからの愛ともう一度繋がります。
そうすると女の子に一瞬戻れるんです。
その感覚を体が感じると、競争や勝ち負けをしなくていい瞬間がふと生まれます。

Yさんがイメージする甘えるってシーンってすごく子どもっぽいものじゃありませんか?
あるいは、すごくかわいい女の子がする甘える場面を想像しちゃいませんか?

急にそれをしろって言っても難しいです。

でも、ちょっとお父さん役に人に抱きしめてもらって、少し力を抜く、って甘え方ならできるんじゃないかな、と思うんです。

ここまでイメージしてみたでしょう?
涙腺崩壊してますか?
それとも何とか前線で食いとどまっていますか??(笑)

少しでもお父さんに抱きしめられて力を抜いて体を預けるってイメージができたら、今日、早速旦那さんで試してみてください。

それが「甘える」ってことだと思ってもいいでしょう。

そして、ここまでの私の話でイメージができて、感覚を少しでも感じられたら、それが頭ではなく、ハートで実感したってことになります。

言ってみた?
「お父さん、助けて」って。

ついでにもう一言。
「お父さん、ずっと寂しかった」って言ってみましょうか。

いい子でいたい、お父さんを心配させたくない、という「愛」がここまでYさんを強くしました。
また、文面にはないけれどお父さんへの罪悪感もあったのかもしれません。
でも、お気付きのようにそれはもう許されていますから。

しばし、お父さんと妄想の世界で戯れてみてください。
その瞬間は女の子に戻れていますから。

そうすると迷彩服を脱いでかわいいワンピースに袖を通すこともできるようになっていきます。

「お前は私の大切な娘。
 ほんとうにお前が娘でよかった。
 お前が娘であってほんとうによかった。
 ほんとうにありがとう。
 ほんとうにありがとう。」

そんな声を聞いてあげてくださいな。

そして、お母さんを支え続け、旦那や社会と戦い続ける、ちょっとした合間に、ふと「私」に戻れる瞬間を作っていきましょう(それは自然にできるようになります)。

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