理系的なことが苦手な私がそれを解決する方法はありませんか?

解決って何でしょう?
苦手なことを得意にするのが解決なのか?苦手なことを許すのが解決なのか?
どちらも正解です!どっちが自分にフィットするか?が答えです。


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いつもブログを拝見させていただいています。
いつも解決の糸口となっていて本当にありがたいなぁと思っています。

前から気になっていたのですが、根本さんは計算とかスケジュール管理が苦手でいらっしゃるんですよね?
私もそれらが苦手ですが、心理学的にその原因を解決するというのは難しいのでしょうか?
根っからだから仕方ないものと、育ちや心理で理系・ロジックコンプレックス、ITや数字を避けてしまうこともあるのかなと思っています。

根本さんに限らずいろいろな心理ブログを見てますが、理系や数字に関することってないような気がします。

私は悩みはなくなってきていろいろやりたいこととの中に数学をやり直したいというのがあります。数学大好きなのに全然できなかったので。
秋山仁さんのあきらめない精神、いいなと思ったりします。

ぜひそういう正確さや記憶力に関するネタも読んでみたいです。
私が心理的に無意識でそういうのをスルーしていたらすみません。

ということで、相談ではなくリクエストです!
(Nさん)
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リケジョ(理系女子)が増えてきてるみたいですね。
元理系としましては羨ましい限りです。

そう、もともと私は高校から理系クラスで工学部に行って数学的な修士論文を書いているので経歴的にはバリバリの理系なんですよね~(笑)
就職してもSE(システムエンジニア)をしていましたし。

まあ、普段はそんなことを忘れておりますけれど。
自分の話をさせていただければ、様々な点で理系的な要素を垣間見ることがあります。

ただ、現実的にいろいろとボケて来ていて、細かいことがどうでも良くなって、現実面では計算を間違えたり、お金が数えられなかったり、スケジュール管理が苦手だったりって面はあります。

ほんと何度も数えたのに千円札が一枚多いってどういうこと?ってよく思いました(笑)

>私もそれらが苦手ですが、心理学的にその原因を解決するというのは難しいのでしょうか?

これは非常にお答えにくい質問なのです。
というのもNさんが求めてらっしゃるのは「理系的な計算やスケジュール管理が得意になること」だと思うのですが、心理学的に解決するというのは「理系的な計算やスケジュール管理が苦手でもいいじゃん」と心底思えるようになることなんです。

ただ、「苦手なものを得意にする」ということができないわけではありません。

なぜ、苦手なのか?という気持ちと向き合っていくと、心理的な誤解(本当は向いてるのに向いてないと思い込んでいる)が出てくることも多いですし、何らかの心理的コンプレックスに苛まれてることも多いんです。

「実は私、理系なんですよ」と言うと驚かれることも多いんですが、なぜ私が理系に行ったかというと国語ができなかったからなんですね。
あの長文読解系がものすごく苦手って言うか、全然分からない。
また、論述問題もすごく苦手だったんです。

それが今はこうして文章を書くのがお仕事の一つになるわけで、人生って何が起こるかわからないですよね~(笑)

なぜ、国語が苦手だったかというと、興味のない文章を散々読まされて感想やら主人公の心理やら何やらを想像して書かせるってのがダメだったんですね。
そもそも文章があまり頭に入ってこないですし。
それに、主人公の気持ちがこの問題の作者に分かるの?ってそもそもの疑問がありまして(笑)、そんなの作者にしか分からないからこれで正解不正解ってあるの?って思ってたんですね。
まあ、捻くれた高校生だったわけですよ。

だから、興味のある本や読解は好きでしたし、今でも読書は趣味の一つに数えられます。

そういう風に「苦手だと思っているけれど、その中に興味や強みを見る」とか、「興味のないジャンルの読み物でも、興味があるような見方をする」などの方法を使えば、苦手なものも得意になっていくこともあります。

ただそのためには相当のモチベーションが必要で、「そもそも苦手なものを得意にする必要ってあるの?」って思いを払しょくするくらいのテンションが必要なんです。

「数学が得意になったら好きな男の子に一生愛される保証が付く」とするならば、たいていの自立系武闘派情熱女子は必死に数学の参考書に取り組むと思いません?

現実問題として受験生が苦手科目でも頑張って取り組むには、その科目でもある程度点数を取って行きたい大学、行きたい学部に入るため、ですよね。
それがモチベーションになるわけです。

纏めれば、
・得意になりたいものの価値、魅力に惚れる。
・得意になりたいものを好きになる。
・得意になりたいだけのモチベーションを作る
ということです。

さて、苦手を得意にする、というよりも、大人の世界では「苦手な分野は自己嫌悪せずにそれを得意にしている人に頼む」というアウトソーシングをお勧めしているのが私です。

「計算が苦手なら得意な人がいるんだからその人に頼めばその人も幸せだし、僕も幸せ」というわけです。

あなたが苦手なものって誰かを幸せにするもの。
あなたが苦手なものって誰かとのつながりを作ってくれるもの。

もし、あなたがなんでもできる存在だったらパートナーすら必要としなくなります。

ココロの成長プロセスで言えば、依存時代というのは「誰かにやってもらおう」という姿勢です。そして、それが自立時代を迎えると「なんでも自分でやる」という意識に変わります。
でも、どちらもそれでは幸せになれないことを悟り「自分にできることは自分でして、自分にできないものはできる人に頼む」という相互依存の生き方ができるようになります。

計算やスケジュール管理も、興味があったり、好きだったり、やりたければ自分でやるのがOKです。
そうすれば今苦手でもだんだんできるようになっていくでしょう。

でも、興味もないし、やりたくもないし、ということであれば、あなたはあなたのできることに集中し、その分野はそれを得意にしている人に「頼む」といいんです。

でも、自立の人は「頼む」のが苦手なのでなんでも自分でやろうとしちゃうんですけどね~。

ちなみに男女の違いで言えば、論理的な思考が得意な男性は計算など理系的なことが好きで、感情的・感覚的な女性は理系的なことが苦手です。
あくまで一般論なので、地図を回す男性がいたり、ウインドウショッピングが苦手な女子がいるように、全員に当てはまるものではないですけどね。

正確さや記憶力に関してですが、まず“正確さ”は「職人気質」の人がこだわったり、「完璧主義」な人が気にしたりしますね。

こだわりってのは喜びです。
寸分たがわぬ寸法に仕上げるのが職人としての喜びなんだ!という方はそれが生き方にフィットします。

でも、きちんとすることや正確さを求められると思考がフリーズする、体が重たい、すごく嫌、全然楽しくない、きちんとできてもホッとするだけ、という方は少なくとも今は向いていませんので、精神的にはすごく負担になります。

また、“記憶力”というのは心理学では「感情と紐づいている」と捉えます。
つまり、感情と記憶がつながっていて、ふだんは全然思い出さないことでもある感情きっかけで過去のことをものすごくリアルに思い出したりするんです。

(例)駅のホームで高校の同級生に会ってすごく懐かしくて、いろいろ話をしている間に高校時代の記憶をいろいろと思い出した。けれど、そこで思い出したのは当時の感情に関するものではないだろうか?楽しかった、辛かった、面白かった、嫌だった、という。
「あの好きだった○○先生今どうしてるのかな?」みたいな。

だから、感情豊かな女性は過去のことをよく覚えているし、思い出すし、論理的な男性は過去のことをあまり覚えていないんですね。(その分男性は未来を見るのは得意です)

正確さも記憶力がいいというのも一つの個性で、絶対的なものではありませんよね。

それが好きだったり、憧れていたり、欲しいものだったり、ワクワクするのであれば必ずそうなれますから、ぜひ、それを楽しむようにしてみてくださいね。

昨日のブログともつながる内容でしたね。
まだでしたらぜひご一読ください。

「状況が問題を解決してくれるわけではない~その問題の奥の心は?~」

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