もういい年齢だし、と結婚を意識し、今の彼とは先がないと決意して、自分から別れを切り出したような場合、後悔が付きまとい、罪悪感が湧いて出てきて辛くなったりしますよね。
カウンセリングでも、こういうケースの相談は多いんですね。
自分から振ったという立場上、加害者・罪悪感側でなかなか人に辛い気持ちを打ち明けられなかったりね。
「別れたのって間違いだったんでしょうか?みんなは別れて正解だよって言ってくれるんですが・・・」
頭では理解し、分かっているのですが、心は「恋」をしていたわけですから、大きなハートブレイクです。
そんな風に別れたことを後悔したりした際は「再選択のチャンス」と言ってます。
でも、よりを戻す、というわけじゃないですよ。
結婚したいから別れたんでしょう?
これから先が見えないと思って別れたんでしょう?
もう我慢できない!と思って別れたんでしょう?
その意志を改めて確認するときなんです。
むしろ、その意志を確認させたくて後悔するようなものです。
そういう時は無理やり「これでよかったんだよ!!!」と強く思い込むんじゃなくて、心から「別れを選んだのは私だったな。別れて正解だよ。」と受け入れてあげます。
自分の心としっかり対話する素んです。
つまり、別れにコミットするわけです。
後悔する自分の声を無視するのではなく、ちゃんと聞いてあげます。
そして、自分から別れを告げるまでの葛藤を思い出します。
そして、あの時と同じように心の中で彼に別れを告げます。
「あなたとはもうやっていけない。幸せになってね。」って。
これを何度も繰り返すと、罪悪感も減っていきます。
時々聞かれるんですよね。
「もし、それで元彼のところに戻ってしまったら?」って。
それを自分が選択したんなら、いいと思うんです。
「この彼とは幸せになれないな」と分かっている彼の元に帰るのも自分の人生なのかもしれません。
でも、覚悟をしてやり直すなら、案外幸せになれるかもしれませんよね。
それくらい「自分で選ぶ」ということは大事なんです。
さて、このコミットメント、将来の「結婚」へのコミットメントのレッスンでもあります。
結婚する時も勢いだけでは届かず、「ほんとにこれでいいの?この人でいいの?私でいいの?」というマリッジブルーが訪れることがあります。
その時にも今回と同じようなコミットが求められるんですね。
自分と対話して、彼と生きて行くことを再選択する、というコミットメント。
罪悪感が強い分、蓋をしてしまいやすいと思うんです。
そして、その漏れ出てくる罪悪感にずっと苛まれると、自分が幸せになることを許せなくなるんですね。
自分の幸せのために選んだことだという自覚がちゃんとあれば、彼を振った自分を許せます。
後悔したら再選択の時・・・これは何も失恋に限ったことではありませんが、その時も自分と対話して、改めて選択していただけると自信が付いていくものです。
参考になりましたら幸いです。
いつもありがとうございます。