お互いの愛し方がすれ違う。



ラブ・カウンセリング

相手のことを思ってしてることなのにお互いにその思いがすれ違ってしまうことってよくあるみたいです。
実は、愛し合っているんだけれど、でも、それが伝わっていなくて、別れ話になったり、あるいは、本当に別れてしまうこともあります。


彼女の気持ち:
仕事をとても頑張っている彼なので、お邪魔になってはいけないと、あまりわがままを言わずにやってきた。無性に会いたくなったり、寂しかったり、会社でちょっとトラブルがあって話を聞いて欲しかったりしたときも、「彼はきっと大変だから」と我慢してきた。
会うときは笑顔で、そして、疲れてる彼を癒してあげようと、なるべく彼の希望に答えようとしてきた。
でも、やはり寂しいし、私のこともちゃんと見て欲しいと思ってしまう。

彼の気持ち:
いつも仕事で忙しくてなかなか彼女に会えず、きっと寂しい思いをさせてるだろうと思う。ならば、会ったときくらいは何でもわがままを聞いてあげようと思うが、彼女はいつも「私は普段時間があるから、あなたがしたいことをしよう」と言う。
メールをすれば返事は早いけれど、でも、彼女からはあまり連絡もしてこない。
本当に自分のことが好きなのか、自分のことが必要なのか不安になってきた。

そんな時、運命のいたずらで、彼の後輩でとても積極的な女の子が現れたとしたら・・・。そして、時を同じくして彼女にも「お前、ちょっと無理しすぎなんだよ」と心を見透かされるような男の子が現れたとしたら・・・。

・・・映画かドラマの導入部分みたいですけれど、カウンセリングの中で、ほんとうにこういうお話、よく伺うんです。

人それぞれ愛し方があります。

彼女は彼の状態や気持ちに配慮して“何もしない”“私の事は大丈夫よ”という態度を取っています。
それは間違いなく彼女の愛情から出たことですし、そして、彼のことが大好きなんだな、ということもよく分かります。

一方、彼は、普段放っておいている彼女に対して、会うときくらいにはわがままを聞いてあげたいと思います。これもやはり愛情ですよね。

でも、彼女は「大丈夫よ」と言ってしまうんです。

役に立ちたい彼としては、そこで愛情の行き場を失うと同時に、逆に、自分が必要とされているのか不安になったりもするのです。

一方、彼女もまた彼のために我慢しているんだけど、でも、それも限界がありますよね。

では、なぜ、彼女が我慢できるのか?というと、彼のことが好きだから、そして、彼に笑って欲しいから。彼の元気な姿を見て、自分が嬉しいと感じられるから。

そして、同じ理由でなぜ彼がわがままを聞いてあげたいかと言うと、彼女の喜んでいる顔が見たいから。そのためには仕事で疲れていても頑張りたいと思うから。

この二人、何か間違いを犯したのでしょうか?

二人はそれぞれに自分なりの愛情表現をし、そのために頑張っています。
それはとても良いことです。

でも、良いことが二人の関係を良くするとは限らないのです。

なぜかというと、愛し方は人それぞれ違います。

すなわち、疲れている彼の言うとおりにしてあげること、それが、彼に「自分への愛情」と感じられるかどうかは分からないんです。
むしろ、彼にとっては黙っていられるよりも、「わがままを言われること」の方が、求められている気がして嬉しいのかもしれないし、「会えなくて寂しい」と素直に言われる方が、本音が見えて「かわいい」と思えるのかもしれません。

「私はね、あなたが疲れていると思って、あんまりわがまま言わないようにしてきたんだよ。でも、本当は大好きだから会いたいし、甘えたいし、嫌なことがあったら慰めて欲しいと思うんだよ。でも、そういうのって重いかな?とかわがままかな?と嫌な気分にさせるかな?と思って言わないようにしてきたんだ。そんな私の気持ち、気付いてた?(笑)だから、今度はちょっとだけでいいから甘えさせてね」

「僕はやっぱり誰かの役に立ちたいと思う人間で、だから仕事もこれだけ頑張れると思う。だから、お前に頼られたり、わがまま言われたりすると、むしろ、それが嬉しく感じると思うんだ。できる範囲で叶えてあげたいと思うし、それだけの準備はしてるつもり。だから、もっと素直なお前を見せて欲しい」

直接言えなければ、メールでも構いません。

“私はこういう愛し方をする人なんだよ”ということを、やはり伝えてあげることが大事だと思うんです。

こうしたメールをやり取りしておけば、彼女がたとえわがままを言えなくても、ちゃんと愛してるってことが彼には伝わり易くなります。言いたいけれど、言えないだけなんだ、と分かるから、むしろ、彼からすれば「で、我慢してるのはどんなことなの?」と配慮してあげることだってできるかもしれません。

せっかく素晴らしい愛情を持っているのに、それだけの気持ちを持っているのにすれ違うのは悲劇ですよね。

じゃあ、自分の愛し方って何なんだ?と思われるかもしれません。
それは「彼(彼女)が喜ぶだろう、と思ってしてることのすべて」です。

今までの恋を振り返って、自分がどんな風に愛してきたのか?を知ることも役立つかもしれませんね。

参考になりましたら幸いです。

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