[207]友人夫婦がケンカばかりをして、放っておけない気持ちになります。



<リクエスト>

友人夫婦の事で相談します。私の友人は旦那さんに触れられる事も一緒にいる事も嫌!私のやる事に文句ばかりだと言います。ケンカも絶えずあり9歳の長女は最近嘔吐し、ケンカが嫌だと訴えている様です。子供の前でのケンカはしない様にしていると言っていましたが根本的な解決はないものかと思っています。私も友人と同じ思いでいた所、夫からの『離婚』で苦しい思いと気付きを学びましたがそれはそれは辛い日々でした。
友人は好きな人はいません。離婚をしない理由は子供に充分な教育を受けさせたいから。子供達に父親は必要という事なのですが、子供達の事を考えるなら仲良くしたら?の助言にも『出来るなら実家の両親と私と子供達と妹と暮らしたい』『旦那はパパ(実父)を超えられない』と…どちらにも依存しています。
子供達は両親が一緒にいるとケンカをするんじゃないかとハラハラしたり、長女は嘘をついたり万引きをしたり…心配です。
旦那さんは友人の事が大好きなんだと私は思います。あまのじゃくな発言から俺を見て!かまって!と友人に訴えているのに友人は気付いていません。
他人夫婦の事だから口を挟む事は出来ない事は充分わかっていますが、子供達が心配なのです。

(愛さん)


<根本からの回答>

連鎖を止めるために“信頼”を学びましょう。

カウンセリングに、こんな逸話があるんです。

「クライアントが元彼に強く執着していると、カウンセラーはその執着を手放すことに執着する」

分かります?
そして、こう続きます。

「だから、カウンセラーは執着を手放すことをまず、手放さなければならない」

これは恋愛関係でも、友人関係でもありうることで、「依存の連鎖」とも呼んでいます。

お話下さった中から、愛さんがご友人はもちろん、そのお子さん達のことをとても心配し、愛していらっしゃることが良く分かります。
特に、ご自身も似たような経験をされたのであれば、手に取るように気持ちが分かるでしょう。
だから、愛さんのご友人は、とてもいい友人に出会えました。

更に、他人の夫婦のことだから・・・と思えば思うほど、やきもきしませんか?
もしかしたら、愛さんの立場が一番心配してしまうところなのかもしれません。

お話を読むと、そのご友人とご主人も共依存、そのご友人とその実家のご家族とも共依存、もしくは、彼女が強く依存している状態だとお見受けします。

そのとき、愛さんが注意しなければいけないことは何だと思います?

それは知らず知らずのうちに、愛さんが、そのご友人、もしくは、その家族と“共依存”になってしまうことなのです。

すなわち、ミイラ取りがミイラになるというか、溺れる友だちを助けようとして、自分も溺れてしまうというか。

こういうものは全く無意識の状態で起こります。
だから、案外、自覚しにくいものなんです。

そうすると、誰も何もできず、状況だけがただ悪くなっていく、という“共倒れ”の状態になるんですね。

この家族、あるいは、愛さんにとって大切なものは何でしょう?

それは「心配」ではなく、「信頼する」ということ。

心配は愛ではありません。信頼は愛です。

そのご友人。いいところ、素晴らしいところ、その魅力、どんなところがあるでしょう?
彼女はその状況を自分で乗り越えられないほどに弱いのでしょうか?
今の状況に気付けないほどに頭が働かない人なのでしょうか?

愛さんが友人である、と言えるということは、きっと尊敬できるところ、素晴らしいところを沢山持った方だと思うのです。

今の彼女は依存状態に苦しんだり、出口のない状態に本当に迷い込んでしまったりしているのかもしれませんが、いつか、本当に必要ならば助けを求めてくれる関係ではないのでしょうか?

そうした彼女自身、そして、彼女の可能性を“信頼”してあげること。

それまでは胸がつぶれそうな気持ちもするかもしれませんが、信頼して待ってあげることも大切ではないでしょうか。

ただ、お子さんへの影響も甚大ですよね。
既に心はすごく傷ついてしまっているようです。
もし、子どものために、ということであれば、「友人として」堂々と、その家族に割って入ってもいいと思うのです。
「外野がとやかく言うことじゃないかもしれないけれど、あんたら夫婦がやってることは、申し訳ないけど親としてどうかと思う」
くらいのことはハッキリ言ってあげることもいいんです。友人なんだから。
でも、そのためには「あんたは、そんなバカな女じゃないでしょう?自分のこと、ちゃんと気付ける人でしょう?」という信頼が必要なんです。
そうじゃないと、本当に単なる“攻撃”“誹謗中傷”になってしまいますから。

特に目の前に「依存」が転がっていると、信頼するのはすごく難しいです。
だから、まずは、彼女のいいところ、魅力をたくさん見てあげてください。

そして、それをたくさん伝えてあげて欲しいな、と思うんです。
彼女が自分の価値に気付けるように、自分の力を感じられるように。

それこそ、愛さんの“愛”だと思うのですが、いかがでしょうか?
参考になりましたら幸いです。

=今日のミニレッスン=

あなたの大切な人に、信頼と愛を贈りましょう。

男と女の心理学
あわせて読みたい