万能に見える彼の中に・・・。



<ラブカウンセリング>
ラブ・カウンセリング

とても自信があるように見えた彼。
仕事もできるし、いつも前向きに頑張って、周りからも頼られている彼。
宴会では、みんなの盛り上げ役で、でも、幹事もこなせる気遣いの人。
好きなことをいっぱいやって毎日を楽しんでいるように見える彼。
あまり自分に自信が持てず、凹みがちな私を励ましてくれた彼。
・・・。

それが本当の姿だと、思っていたんですね。
そんな彼と付き合えることが不思議なくらいで。

でも、ちょっとしたことでケンカになったとき、ふっと見せた彼の怖く、冷たい顔。
いきなりキレて、信じられないような暴言を吐いて出て行ってしまった彼。
以来、音信不通で、謝りのメールを送っても無視されるばかり。


弱い自分、を嫌うと、必要以上に自分を強く見せなければいけなくなります。

虚勢を張ったり、自慢したり、自分はできるんだぞ!サインをいっぱい出します。
それがバレバレならば、分かり易くていいのですが・・・。

例えば幼少の頃から、そういう役を背負ってきた人は、その虚勢も板に付き過ぎて、自分でも真偽が分からなくなってしまっています。
期待に応えることが当たり前だったり、頑張ることが自分だと思いこんでいたりすると、周りからは何ら問題のない人のように見えてしまうのです。
だから、案外、この問題はエリートさんに多かったりします。

でも、心のどこかでは、そんな虚勢の鎧を脱ぎたいと望んでいて、心を許した彼女の前ではふと出してしまいたくなります。無意識に。要するに「甘えたい」わけです。
でも、甘え方なんて分かりませんし、弱い自分はだいっ嫌いだから出せといわれても出せません。
だから、ギリギリまで抑圧して、何かの瞬間にバーン!と爆発するように出てしまうんです。(突然の音信不通、突然のブチギレ等)

彼女の方としては・・・ものすごくびっくりしますよね。
彼が別人になっちゃった・・・と感じたとしても無理ないこと。

それに、その彼は実際、仕事ができたり、人間的に尊敬に値する部分がたくさんあったりして、そういうところに憧れを抱いていますから、まさか、彼にそんな部分があるなんてすぐには受け入れられません。

さらには、そういう彼と一緒にいると、女性側は無価値感を感じます。
「付き合ってもらってる」「一緒にいてもらってる」「自分より他にもっと彼に相応しい人がいるんじゃないか」「きっといつかはダメになるだろう」みたいな感覚を抱いています。

なんか、一緒にいて引け目を感じるというか、上に見てしまうというか、申し訳ない感じがしたりすることもあります。

すると、いきなり現れた彼の影の部分(=弱さ)にどうしていいのか分からなくなってしまいます。

それは彼なりの(無意識ではありますが)“助けて”メッセージだったりするんです。しかし、それはとても分かりにくく、最悪のタイミングで出てきます。
だから、彼女としてもどうしていいのか分からなくなってしまうんです。

そこでは誰のことも責められません。

万能に見えた彼の中にも、意外なほどの弱さ、脆さがあり、心を許した人に助けてもらいたい、という隠れた欲求があるのです。
そして、彼も知らず知らずのうちにエリートを演じ、そして、自分の弱さを出す方法を失ってしまっているのです。

そんな彼。なぜ、キレたのか、音信不通になってしまうのか・・・。

自分でもパニックになるんです。

普段から、怒りなれてる人ならいいんですけれど、彼は自分の取った態度、行動に自分自身がどうしていいのか分からなくなるんです。

そうすると、もう顔向けできないと思ったり、相手をすごく否定してしまって、連絡を取れなくなってしまったり、自分から関係を切ろうとしてしまったりするんです。
それは自分の感情を切ってしまうのと同じように。

だから、いつもの無価値感で「私が何か悪いことしたんなら誤ります。改めます。どうか、戻ってきてください」とすがってしまうと、彼はますます戻りにくくなります。
罪悪感を刺激されるからです。

そういう時は、「あなたも怒ることがあるって分かって嬉しかった。人間だもんね。どこかであなたを神様のように見てたのかもしれない。ごめんね。」の方が効果的なのです。

きっと彼はわけも分からずホッとします。
そして、つい、電話してしまうかもしれません。

尊敬できる彼にも、弱さ、があり、助け、を求めてるんだ。
でも、彼もどうしていいか分からないから、とっても分かり難いんだ。

それを知っているだけでも随分違うと思います。

女性らしく、包み込むように抱きしめてあげられる、そんな自分になりたいなあ、と目標にしてみてはいかがでしょうか?
それは女性として生まれた以上、決して不可能なことではありませんよね。

もし、彼が電話をかけてきてくれたら、きっとしばらくは何て言ってよいか分からないので、ぎこちなかったり、無言だったり、何事も無かったかのように装ったりするでしょう。

そこで、ふと間ができたときにもう一度「分かってあげられなくてごめんね。あなたを受け入れられるような女になるね」と言って見てください。
(因みに「弱いあなたも受け入れるから、遠慮なく出してね」なんて言ってしまうと、彼の競争心を煽ってしまいます。ちょっと手は焼きますが、若干、下手に出るほうがうまくいきやすいです)

「あ、あぁ・・・」と無言になるかもしれませんが、きっと嬉しいはず。
勇気を出す価値はきっとありますね。

参考になりましたら幸甚です。

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