<リクエスト>
彼の”下ネタ”コミュニケーションに悩まされています。
遠距離恋愛なので普段寂しい分、電話する時はお互いの愛情や思いやりがいっぱい詰まった会話にしたいって思っているのに、彼が口にするのは、女性の私からするとかなり露骨でエグい内容の下ネタばかり…。
私が何度「好きじゃないから、やめて欲しい!」と言っても、
「だって、話したいから。」と一向に聞いてくれません。
私を”求めている”という彼なりの愛情表現のつもりなのかもしれませんが、
彼の性欲を一方的に押し付けられているような感じがして
ウンザリしていまいます…。
男女の愛情表現の違いとして、
露骨な下ネタも受け入れられるぐらいじゃないとダメなんでしょうか??
(una Chiaveさん)
<根本からの回答>
落としどころを探しましょう。
下ネタだけじゃないと思うんですよね。こういう問題。
セックスのマナーもそうだし、お金、価値観、趣味から、食べ方、服の着こなし方など、「嫌なんだけど我慢しなきゃいけないの?」ということ、いっぱいありますよね。
どうしたらやめてもらえるんだろう?と考えるとき、ポイントだと思うのは、お互いの気持ちの落ち着かせ方、なんです。
una Chiaveさんが彼に「やめてよ!」ときつく言って、彼が仕方なくやめたと思ってください。
気分いいでしょうか?
満足でしょうか?
その瞬間、二人の関係は“勝利者”と“敗北者”に別れてしまいます。
また、彼が「納得してやめてくれたわけじゃない」と思えば、やはりいい気分はしないでしょう。
逆に今は、「やめてよ!」に対して、彼が「だって話したいんだもん」となってるので、勝者と敗者は逆ですよね。una Chiaveさんが辛いのは、自分の言うことをちゃんと彼が受け入れてくれないことも大きいんだろうと思うんです。
どちらにせよ、「エグい下ネタを話さなくなること」が決してゴールとは言えないのです。
落としどころをどう見つけるか?という点について、まずは、敵を知るところから。
ちょっと嫌な気分がするかもしれませんが、前向きに捉えてもらえると幸いです。
なぜ、彼はそんな下ネタを話しつづけるんでしょうか?
“una Chiaveさんを求めてる”だけでしょうか?
そこを理解してあげたいなあ、と思うんです。
下ネタばかりを話す心理。一般的には、遠距離の寂しさや性欲から来ます。
下ネタに話を振ることで、そうした性的な思いを満たそうとします。
また、下ネタってタブーですよね。彼がuna Chiaveさんにしてる話。彼女だから許されてると思うんですよ。
もし、会社の中でやったら、即セクハラでしょう?
だとすると、彼は日常のストレスを、そういう形で解消してるとも言えるんです。
つまり、彼の下ネタは、別の人が言う「ねえねえ、聞いてよ。今日部長が超むかつくこと言ってきてさー。ほんと、張り倒してやろうかと思ったのよ!」の代わりと言えるのです。
そんな風に「下ネタを話さなければいけない事情」を意識してあげるべく、彼のその気持ちに注目してあげるといいんです。
「そんなにあたしとエッチしたいの?」
「なんか寂しそうだよね。会いたい?」
「何かむかつくことあったの?」
と感情に注目した発言をしてあげてみてください。受容する感じでね。責める勢いはNGですよ。
もちろん、一度じゃなく、何度も何度も。
すると、「実はさあ・・・」的な発言が時折見られるようになるかもしれません。
本音、ですね。
そうすると「下ネタを話す」ことに使っていたエネルギーを他のものに向けてあげられるようになるのです。
ちょっと時間はかかりますが、仲違いして、せっかくの恋を終わらせるよりもいいのではないでしょうか。
=今日のミニレッスン=
なぜなんだろう?と理解してあげる。