[194]恋人との性の不一致で悩んでいます。


<リクエスト>

初めまして。
宜しくお願いします。

恋人との性の不一致で悩んでいます。
それは努力すれば解決できることでしょうか?

彼は受け身で攻められたい。私はノーマルですが楽しんでいるふりをして彼を満足させています。負担で疲れ何の快感もありません。

彼を愛している分、私を満足させたいと思わないのは、私を愛していないから?などと虚しくなるのです。

セックスに対する考え方、求めるものの相違…などでしょうか。

今後も私が我慢をすれば良いのかもしれませんが、いつか破綻しそうです。

お互いに満足できるセックスをするためには、どのようにしていけばよいでしょうか?

(じゅんさん)


<根本からの回答>

彼も彼ですが、じゅんさんも我慢や犠牲が癖になっていませんか?

うーん・・・それは寂しいというか、虚しいですよね。。。
しかし、よく我慢が続きますよね。それくらい他に言いところがあり、大好きなのでしょうか?

性の不一致についてもまた、よくご相談いただくテーマです。
セックスは深いレベルでの二人の関係を映し出してくれる鏡ですので、とても大切なテーマです。

さて、彼の「受身で責められたい」という心理は、「僕のすべてをただ受け入れて欲しい」という気持ちの現れと考えられます。
何もしなくても愛される・・・その証として、そういうセックスを望むのかもしれません。

例えば、外でハードワークをして頑張ってる人、人にすごく気を使う人などは、内側では安心感を求めるので、こうしたセックスを望んでいることが多いでしょう。

また、分かり易く言えば「王様願望」で、自分を崇めて欲しい、尊敬して欲しい、という欲求の表れとしても捉えることができます。
この場合、潜在意識の中には深い自信の無さと本当に愛されることの恐れが隠れています。だから、強制的に、あるいは、愛情を試すかのような態度を取ることもあります。

また、セックスに対してそれほど強い欲求がないと、相手を責める、満足させるという気持ちになりにくくなります。
いわゆる“男性性”が抑圧されてしまっている状態で、最近の“草食系”にはよく見られる傾向だと思われます。

因みに、風俗で働いているお客様によると昔と違って最近は「受身な男子が増えている」そうです。

彼の心理にどこか当てはまるところはありますでしょうか?
彼を理解すると同時に“セックス以外でそうした心理を満たしてあげる方法はないか?”を考えてみるのもいいと思います。

さて、そんな彼のこともあるのですが・・・、じゅんさん、好きだからと我慢してしまったり、自分を犠牲にしてしまう癖、かなり強くありませんか?

彼を喜ばせるために“演じている”のならばいいのですが、でも、やっぱり疲れますし、寂しいし、虚しいですよね。
でも、そんな“女優業”、彼の前だけでしょうか?
今までも、または職場などの外の環境でもやってしまってませんか?

パートナーシップの見方に“バランスの法則”というものがあります。
彼がそれだけ受身になってしまうということは、逆に、じゅんさんが無理してでもそういう彼を“許してしまっている”状況があろうかと思うんです。

つまり、彼はじゅんさんの許可が無い限り、そんな風に受身になりきれないんです。

でも、この場合の許しは、本当の意味での許しと違い、犠牲であり、我慢ですよね。
本当は私だって愛されたいし、満足させられたい・・・、そういう気持ちでいっぱいなのに、なぜ、我慢ができてしまうのでしょうか?

そこに古くからのパターン(心の癖)があるように思うんですが、いかがでしょうか?

その犠牲をやめることができれば、バランスの法則に則って、彼との関係もきっと変わって行きます。

だから、まずちょっと考えてみてください。
・セックス以外で彼に言えないこと、我慢してしまうことはどんなことだろう?
・彼との関係以外で、犠牲をしたり、我慢したりしてしまうことはどんなことだろう?
・このパターンはいつからあったんだろう?
・もし分かるならば、そのパターンが始まったのは誰に対してでしょう?

すぐに答えが浮かばなくても構いません。しばらく自分の心の中を探ってみてください。

もし、この過去と関係があるとすれば、彼との関係が問題の本質なのではなく、それ以前の関係性に遡って見つめなおし、癒していく必要があるかもしれません。
彼との関係だけで処理しきれないな、と感じられましたら、ぜひ、そのパターンを根っこから癒すアプローチも検討してみてくださいね。

さて、そうした自分を見つめながら、一つの選択をしてみてください。
もし、今のままの関係を続けたくないのならば、彼との関係を変えたいのならば、感情的なリスクを犯す必要があります。

例えば、セックスについての不安や不満をきちんと言葉にして彼に伝えること。
その際、もし、「もしそれを言って、じゃあ、別れると言われたらどうしよう」と思うかもしれません。ええ、それが大事なんです。それこそ“感情的なリスク”と言えます。
でも、そう思ってしまったら、こう考えてみてください。
「別れたり、嫌われるのが怖くて我慢していることって何だろう?」
ここにもじゅんさん自身が変わるチャンスが潜んでいます。

もし、その怖れを越えて彼にコミュニケーションすることができたとしましょう。
そのとき、彼が何を言うのであれ、真摯にあなたの気持ちに向き合ってくれたとしたら、じゅんさんの彼への愛情をかなり増すでしょう。受身のセックスだって全然構わない!と思ってしまえるかもしれません。

逆に、彼が逃げてしまったり、向き合ってくれなかったりしましょう。
明らかに落胆もしますが、一方で、彼に幻滅もしてしまうでしょう。でも、そこでまた新たな一歩について選択ができるようになるかもしれません。

でも、これだけ頑張って彼のために尽くしてこられたとすると、彼のことを“嫌いになってしまう恐れ”も少なからずありませんか?
でも、その怖れを越えて向き合おうとしてみると、必ずや道が開かれると思うのです。

それにこのままだと浮気したくなってしまうでしょう?
そうして罪悪感を増やしてしまうのも、また苦しい関係になってしまいますからね。
自分の幸せのためにも新たな道を選択して欲しいな、と思うのです。

参考になりましたら幸いです。

=今日のミニレッスン=

鏡の中の自分に向かって彼に言いたいことを声に出して言ってみましょう。

男と女の心理学

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