<リクエスト>
嫉妬についての質問です。義理母や自分の娘に優しい夫を見て嫉妬してしまうのは異常なのでしょうか?
(YAMAさん)
<根本からの回答>
正常ど真ん中ですよ。そんな自分に誇りを持ってもいいくらいです!
嫉妬ってありとあらゆるものに出てきますよね。
ご主人がお義母さんや娘さんに優しくしているのを見るだけで、「私にももっと優しくして欲しい!!」と思って嫉妬してしまったり、「私にはそんなこと言ってくれないのに!」と思ってしまったりするのは、ごくごく自然なこと。
むしろ、ご主人への愛情があるからこそ、ではないでしょうか?
私達はありとあらゆるものに嫉妬します。
例えば「仕事」。仕事を一生懸命やってくれるのはありがたいんだけど、なんだか寂しい・・・なんだか、私よりも仕事が好きなような気がする・・・とか。
例えば「趣味」。気分を紛らわすのは大事だと思うんだけど、部屋にこもって好きな音楽ばかり聴いているのを見ると「あたしなんていない方がいいのかな」と思ってしまう・・・とか。
例えば「時計」。彼がお気に入りのその時計をニコニコしながら付けているのを見ると、いいな、あたしといるときもそんなニコニコして欲しい、と思ってしまう・・・とか。
例えば「携帯」。せっかく私と一緒にいるのに、携帯ばかり見てて、もっと私の方を見て欲しいのに・・・と思ってしまう・・・とか。
・・・嫉妬モードに入れば、車、靴、ネクタイ、ゲーム、インターネット、何でも嫉妬の対象になるものです。
まして人間ならばなおさら。
そして、嫉妬してはいけない、とか、嫉妬するなんておかしい、という思いが、さらに嫉妬をかきたてるようになるんです。
だから、「嫉妬するのは当たり前。夫のことが好きな証拠」と思いなおしていただきたいんですね。
もし、可能ならば、声に出して口ずさんでみるといいです。時に魔法のように、心がスーッとしたりもします。
さて、そんな嫉妬心の裏側にあるものにも目を向けていきましょう。
嫉妬というのは実は「その人(今回は夫)に対して、ベストを尽くしていない分だけ(遠慮して引いてしまっている分だけ)感じるもの」なのです。
嫉妬の影には自信のなさが隠れています。
例えば「私はいい女じゃない」とか「いい奥さんではない」と思っていると、ご主人が娘さんに「○○ちゃんは、ほんとにかわいいね~」と接しているだけで当て付けのように感じてしまったりもします。「どうせ、私はかわいくないわよ」と拗ねてしまったりもします。
義理のお母さんに優しくするのを見ると「私はお義母さんみたいに料理も家事もちゃんとできないものね」と感じやすくなるんです。
これは“競争”の中の“敗北感”というものなんですが、自分自身が妻として、母として、自分なりのベストを尽くしている、という自覚がないと(これは自分が決められることです!)、すぐにこうした嫉妬モードに入ってしまうのです。
上手に料理が作れなくても、あたしなりに頑張ってる!よくやってる!偉いなあ~あたし!と思っていられると(ある意味“能天気”なんですがそれが重要なんです)、お義母さんがもっと美味しい料理を作って、夫が「やっぱり、おかんの料理はうまいな~」と言ったとしても、イラッ、カチンと来ることなく「お義母さん!ぜひ、その味付け、教えてください!!」と言えるようになるんです。(信じられないでしょう???)
完璧さを求めると天井はありません。でも、自分なりに、自分の体調や心の状態なりにベストを尽くすのはいつ何時でもできることなんです。
それにチャレンジするには時にはその背景にある痛みを癒していく必要もでてくるかもしれませんが、しばらく「嫉妬を手放したい!」ということをテーマにされてみてはいかがでしょうか?
YAMAさんにとっては自己承認がとっても大切なようですね。
さて、もう一つ。
嫉妬と言うのは情熱の証。ご主人への愛情の証なのですが、その愛情を十分示してあげると解放されていくものでもあります。
女として、妻として、ご主人に対して気を使ったり、遠慮したりしているところ、ありませんか?
「思い切り旦那を愛してみよう!」というテーマにて、YAMAさんの中の情熱をスムーズに流して上げられるように自分を解放してあげることも大切です。
情熱的な方は、よくその情熱がうまく表現できなくて、内側に入り、嫉妬や自己嫌悪などに変貌していることが多くありますから。
このテーマは語ろうと思えば、朝まで余裕で行けそうなので、もしかしたら分かりにくい箇所もあったかもしれません。そしたら、ごめんなさいです。
また、カウンセリングなり、ワークショップなりを活用して、その嫉妬について学んでいただければより素敵な女性へと成長できるでしょう。
参考になりましたら幸甚です。
ありがとうございました。
=お勧め!エクササイズ=
【パートナーがいらっしゃる方へ】
「あたし、嫉妬してるねん」とパートナーに告白してみよう!
【パートナーがいらっしゃらない方へ】
自分の女(男)としてのセールスポイントを即3つ言ってみる。