[10]ワンパターン化してしまう理由と対策



カウンセリングの帰りに買い物をして帰ったんですけど、いやー、今日(5日)は寒い寒い。
リアルに冬を実感しました・・・。

2月に寒いのは「冬だからなあ・・・しゃあないなあ・・・」と思えるんですけど、
3月に寒いのは「なんでやねん。もう春やろー」と思ってしまいます。

天気予報によれば月曜日から一気に春めいてくるそうでワクワクしてきます。
花粉症の方にとってみれば、ますます憂鬱な季節が来る気分かもしれませんね。
(僕もいつ花粉症になるかどうか冷や冷やものです・・・)


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男女関係のなぜ?記念すべき10回目です。
今回のお題は「男の人が同じ行動ばかり取るのはなぜ?」。

前々回にも少し触れましたが、男性は女性に比べるとワンパターンな行動を繰り返しやすいようです。

ただ、こうしたお話は個人差がありますので、
「あ、私の彼ったら実はそうなんだわ」
とか思い込まないで下さいね。
あくまで『一般論』ですから、
「そういうところもあるのかもしれない」
くらいに思っていただけると助かります。

で、で、で、ワンパターンな行動に出てしまうのはどうしてなんでしょうね?
そういう行動パターンていうのは、やがては「飽き」がやってきます。
それが分かっていてもパターン化してしまうこともあります。

そういう時は「自分がワンパターンな行動をしてしまうときってどんなときだろう?」って想像してみると、思いつくものが一つ、二つ、三つっと出てくるのではないでしょうか?

毎日同じメニューの繰り返しというのは飽きますし、退屈だけど、一つメリットがあるんです。
それは「安心」ということ。

マニュアルを求める心理にも共通するところがありますが、何をすればよいか?そして、その結果どうなるか?ということが分かっているというのは、とても安心感があります。
言わば、現在と未来が分かってるってことですからね。

だから、逆にワンパターンになりやすいとき(マニュアルを求めたいとき)というのは、自分に自信がなく、不安なときなんですね。

男性から見ると女性の心の動きというのはとても複雑に見えますし、その都度、TPOに合わせて行動を変える自信なんてなかなかありません。

僕も昔々こんな経験があります。

当時付き合っていた彼女が、お母さんとケンカしてよく泣いてました。
その愚痴を聞いてあげたり、励ましたりしていたんですけど、そのうち彼女がこう言うんです。
「女の子はこういう時は傍に来て肩を抱いてて欲しいものなの!」
と。

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(補足)
女性が「女の子は・・・」というとき、男性が「男は・・・」というとき、それは女性一般、男性一般に当てはまることじゃなくて、「私は・・・」という意味なんですよね・・・。
同様に「一般的には・・・」とか「常識では・・・」とか「普通は・・・」というときも同じです。
「私は・・・」というんじゃ、説得力無いと感じる時に、「女の子は・・・」という風に膨らませてしまうんです。
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で、当時の僕は「あ、そうなのか・・・」と思って、彼女が泣いてるときは傍に行って肩を抱いてあげてました。

そうすると、しばらく経つと、彼女はこんなこと言い出します。
「今日はそうされても嬉しくない。何か、気持ちがこもってないような気がする」
と。

えっ?マジですか?いつもと違いますか?
たぶん、僕も違ったのかもしれませんが、彼女も違ったんだと今は思えます。

でも、その時は「そっちが肩を抱いてて欲しいって言ったから、そうしてるのに、なんやねん、それ」とムカッと来まして大ケンカになりました。

まあ、彼女の怒りがこちらに向かってきて、それに僕が応戦したわけですね(笑)

で、最後はとどめの一言。
「私の気持ちなんて、全然分かってくれないんだから」

この一言は男性にとっては結構効きますよね・・・。

「あ、そうかい、そうかい。どうせ、女の気持ちなんてわからねーよ」
と切れるか、
「えーーーっ・・・がっくり・・・」
と肩を落とすか、どちらかになってしまいます。

要するに僕は「肩を抱いてて欲しい」と言われたから、そうしてただけのことで、お母さんとケンカしたことで泣いてる彼女をいつも同じように扱ってしまってたわけですね。
時には哀しく、時にはむかつき、時には寂しく、時には罪悪感を感じ、と必ずしもいつも同じじゃないんですけど、その違いが僕には分からなかったわけです。

そもそも泣いてる女の子に対してどう接していいものか分かりませんでしたから、最初は自分なりに思いつく方法(励ます、話を聴く)ってことをしてんですね。
でも、それが「違う」って否定されたように思って、ますますどうしていいのか分からなくなり、すっかり自信を失ってしまってたわけです。
それで、彼女が教えてくれた「肩を抱く」って方法をワンパターンでやってたんです。

そりゃあ、寂しいときや哀しいときは肩を抱かれたら安心するかもしれませんが、罪悪感を感じていたり、怒りを感じてるときは肩を抱かれたら・・・余計むかついてしまうものですね。

* * *

そんな風にワンパターン化してしまう裏には「どうしていいのか分からない」とか「自信がない」って感情が隠れてるわけです。

特に恋愛などの感情のやり取りが多いものだと、感情というものをどう扱って良いのか分からない男性にとっては、ほんと、詳細なマニュアルが欲しくなってしまうくらいです。
(ただ、そんなマニュアルがあっても、それを引いてる時間なんて無いんですけど)

ただ、こうしたマニュアル化、パターンの固定化は、退屈、飽き、マンネリを招くものですから、怖れに向かってチャレンジすることが求められます。

それを「感情的なリスクを犯す」というんですけど、これによって自分自身を常に成長させ、変化させ、相手に飽きさせない、自分も飽きない関係を作っていくことが可能です。

まあ、これは理論的には・・・という前置きの付く法則なので、これを実際にやっていこうとしたら、すぐに壁にぶちあたったり、頑張りすぎて疲れてしまったり、プレッシャーを感じて身動きが取れなくなったりしてしまいます。
そもそも今がいっぱいいっぱいだったら、感情的なリスクを犯す余裕を持つことなんてできないですし、何をしたら良いのかも自信が無いわけですから、本当に何も出来なく感じてしまいます。
(で、そこでまた新たなマニュアルが欲しくなるんですね)

だから、セラピーも回数を重ねると、そうした怖れやそこから生まれる恥ずかしさ、不安などと向き合って、乗り越えていくようなセッションが多くなっていくのかもしれません。

* * *

もし、関係性がマンネリしてると思ったり、自分の行動にパターン化されてしまってるものに気付いたとしたら、何かしら感情的なリスクを犯す時期に来てると思ってみて下さい。
それは心を開いて、ちょっと怖い、恥ずかしいことにチャレンジするってことです。
それが何かは、それこそTPOによって変わりますが、次のステップに行くために、人生に退屈してしまわないように、とても大切なことですね。

怖れや恥ずかしさ、不安の影には何らかの心の痛みが隠れています。
だから、それを癒そうとするのも一つのチャレンジです。
自分の痛みと向き合うのはすごく勇気がいることですから、それだけで価値があるものなんですね。
しかも、それを乗り越えられるというのは強い自信をもたらしてくれるものです。

何かにチャレンジしてる人って輝いて見えるでしょう?
自分がそれを目指す時期だと思ってみて下さいね。

一方、パートナーに対してワンパターン化してるように感じるとしたら、そこでは感情的なコミュニケーションがとても大切です。
先ほどお話した元カノが偉いところは「こうして欲しいの」ということをきちんと伝えられることです。
お陰で僕もだいぶ教えられ、鍛えられました(笑)

でも、そういうこと伝えるのって恥ずかしく思ったり、嫌われるのが怖くて言い出せなかったりします。
そして「気付いて欲しい」って心の中でずーっと待ってしまうわけですが、そういう時、実は相手の方がずっと怖れと不安を感じてるものなんですよね。

だから、勇気を持って自分から・・・が大切な法則です。

ところで、男性がワンパターン化しやすい一番のものって何だと思います?

そう、セックスです。

最初にキスを10秒して、次に首筋を軽く4.5秒ほど愛撫して、んで、胸に・・・と「いつも同じ・・・」って思う女性も多いかもしれませんし、これを読んでドキッとした男性も多いかもしれません(笑)

男性がセックスに対して感じてるプレッシャーってすごく強いんですよね。
ちゃんと気持ちよくさせなきゃいけない、イカせなきゃいけない、って。
逆にそれがもうめんどくせーって切れてしまうと、ただ自分の欲求を満たすためだけのセックスになっちゃうんです。

意外に思うかもしれませんが、それくらい男性はセックスに対して自信が持てないんです。
それが証拠に巷には男性向けの「How To Sex本」やビデオが溢れてますし、男性が事の後に「ちゃんとイケた?」って聞いたり、「良かったか?」ってさりげに探りを入れてくるのは、そうした自信の無さを表しているんですよ。

セックスって単に肌を合わせるだけでなく、心も裸になり、感情に直接触れていく行為なので、男性は心理的には苦手なジャンルになりやすいのです。
もしあんなに強い性欲が無かったとしたら、男性はすぐにセックスを放棄してしまうかもしれません。
(セックスレスの要因の一つにコレがあることは確かです)

だから、そこでも女性が「気付いてもらおう」「分かってもらおう」と待ちの姿勢になればなるほど、マンネリしたセックスになって、お互いに我慢と不満を溜め込んでしまうことになるんです。
本当はそこで「どうして欲しいのか?」「どういう風にしてもらえると嬉しいのか?」という気持ちをきちんと伝えてあげることが大切なんですよね。
もちろん「今日はあなたに全部お任せするわ」というのもアリですけどね。
(そういわれると、萎えちゃうくらい自信のない男性もいますから、タイミングはきちんと計って下さいね)

一方の男性としては、そうした自分の気持ちをオープンにしていくこと、セックスに対するコミュニケーションを“すごく恥ずかしいけど”チャレンジしていくことがとても大切です。

お互い恥ずかしいことなので、暗黙の了解のうちに進んでしまうジャンルの一つですから、より感情的なコミュニケーションが大切になってきます。

もちろん、これはセックスに限らず、普段のメールのやり取りやデートコースなどにも言えることです。

表に出てる部分だけでなく、その裏側に隠れてる気持ちにまで目が届くようになると、きっとより良い関係性を築いていけるのではないでしょうか?

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