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仕事が順調ってのはめちゃくちゃいいことなのですが、ハードワークで頭の中が仕事で埋め尽くされて行くと自立が進み、男性性が優位になってしまうんです。
そうすると性欲まで仕事にぶちこむことになったり、自立しすぎてパートナーとのつながりを感じられなくなって性欲自体もなくなってしまうことがあるのです。
鍵はやはり「女性性」ですね。
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新卒で入社して10年目、仕事は責任あるポジションも与えられるようになり、ハードですがやりがいを感じる日々を送っていてとても順調です。
しかsも、パートナーとの関係も良好で、彼を心から愛し、尊敬しています。客観的に見れば、文句なしに幸せな状況です。
しかし、唯一の悩みが、彼とセックスをしたいという衝動が全く湧いてこないことです。
彼に求められれば応じますが、心の中では「あ、今日はそのミッションがあるのか」と、まるで残業や宿題をこなすような事務的な感覚になってしまいます。
元々私はセックスが好きで、かつてはもっと情熱的でした。でも、今は触れられると「嬉しい」よりも先に「期待に応えなきゃ」というプレッシャーが走り、体が冷めたように強張るのを感じます。
彼を拒絶したいわけではないのに、心が「Yes」でも体が「No」と叫んでいるような、ちぐはぐな感覚。愛する彼に嘘をついているような罪悪感と、「女性として枯れているのでは?」という不安に苛まれています。
「好きなのに、したくない」
この矛盾を抱える私は、やはりどこかおかしいのでしょうか。
(Sさん)
昭和~平成の時代、当時の戦場で働いていた夫たちは帰宅後の妻との行為を「夜のお勤め」や「夫としての義務」などと称することがありました。なかなか侮蔑的な表現ですよね。
ただ、心理的には分からんでもなく、「仕事に猛烈にエネルギーを使っているから家に帰った後は休みたい(寝たい)。でも、妻の求めに応じなければ夫として無能である」みたいな感覚になっていたのでしょう。
もちろん、それでも「応える」わけですから、妻への愛情があるんだろうな、という風にも受け取れます。
そして、時代は変わるわけです。
もちろん、現代もそういう気持ちでいる夫たちもいるとは思うのですが、令和になると、女性側も同様の思いを持つ方が増えてきたわけです。
26年もカウンセラーをやっておりますとそういう時代の移り変わりを肌で感じることがよくあります。
例えば、かつては「され妻」として「浮気された妻」からの相談がかなり多かったのですが、最近は「夫もいるけど彼もいる問題」が当たり前になってきてもいます。
そうすると男だから、女だから、という問題の捉え方よりも、「自立と依存」「男性性と女性性」の問題と捉えたほうが辻褄が合うのです。
私も10年以上前に「男女の違い」の本を2冊出しているし、そんな講座もやっていたのですが(セミナー動画として今も買えます!)、今は「男性性と女性性の違い」という風に表現するようになりました。
だから、今日のSさんのご相談もかつてならば「男性からのご相談」のようにお見受けしていたんですよね。
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もちろん、あまり性に積極的でない方の場合、Sさんと同じような気持ちになるものだと思います。
求められるから応じる、頑張って期待に応えようとする、という感じで「全くないのは不安になるけど、無きゃ無いで実はあんまり困ってないの」という方もいらっしゃるかと思います。(それが本質なのか、恥ずかしさなどでブロックされてるかは別として)
しかし、元々セックスが好きで、情熱的だったのにも関わらず、最近は「義務」や「期待に応える行為」になっているとしたら、それはやはり心理的なところに原因を見ることができるのです。
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セックスレスのご相談もとてもよく頂きます。
最近は「元々性欲があまりない淡泊な夫」という問題も増えているのですが、その一方で、「めちゃくちゃ仕事頑張ってるワーカホリックな夫」という場合も相変わらず多数派を占めます。
そうすると「ああ、セックスに回すべき性欲も仕事で使っちゃってるんだよね」という解釈が成り立つんですね。
つまり、ありとあらゆるエネルギーを仕事にぶち込んでいるので、家に帰る頃には「抜け殻」になっている、という比喩です。
あるいは、ワーカホリックと言われるくらい頭の中は仕事のことで占められていて、家に帰ったあともずっと仕事モードが「オン」になりっぱなしで「オフ」にならない、という見方をすることもできます。
「ああ、仕事モードをオフにするスイッチが壊れちゃってるみたいだよね」なんて表現するわけです。
そしたら、とりあえず「彼の仕事モードをオフにしていこう!」という方向で話を進めると同時に、「待つ」のではなく「誘う」という意識を持ちましょう!なんてことをしていったりします。(最終的にはいかにそんな夫を愛するか?というところに帰着します。)
で、その話とSさんのご相談が大いに被ると思うんですけどどうでしょうか?
もし、彼からの誘いを断ったら即座にレスになると思いませんか?
また、ちょっと想像してほしいんですけど、彼から誘われなくなったとしたら、どれくらいレス状態がキープされると思いますか?
つまり、Sさんも仕事の方にエネルギーをぶち込みすぎて、他に回す余力が残っていない状態で、かつ、常に頭の中が仕事モードでそれを「オフ」にできていないのでは?と推測するのです。
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で、このSさんの状況も「自立しすぎ問題」としてカテゴライズしてよいと思うんです。
仕事にやりがいを感じられるのはめちゃくちゃ素晴らしいことで、きっと周りからも評価され、同時に、後輩を育てる立場で、プレッシャーも責任もありながらとても充実した日々を送っていると思うのです。
で、そういうSさんにとって「彼氏」ってどのような存在なのでしょう?
安心、居場所を与えてくれる癒しのような存在?
自分の味方でいてくれる貴重な“身内”?
「よしもっと頑張るぞ!」とエネルギーを与えてくれる存在?
それとも、、、
「実はその存在がちょっと鬱陶しいと感じることがあったりする・・・」
「彼と会うのはうれしいし、幸せだけど、デート中も仕事のことを考えることがある・・・」
「正直、もう少し会う頻度を減らしたいかな、毎日SNSで連絡取れたらいい。あ、別に嫌いになったとかはなくて、今でも大好きだよ。だけど、今は仕事に集中したいんだよね。」
みたいな気持ちが少しでも混じってきていない?
さらには、
「彼があんまり仕事やる気ないらしくて・・・。そんな話を聴いてると萎えるんだよね・・・」
「彼、わたしが仕事で評価されてるのがあんまりおもしろくないらしく・・・嫉妬してんのかな?それがちょっとウザくて、お前ももっと頑張れよ、と思っちゃう」
「なんか、彼と話をするときって彼の愚痴を聞いてることが多いなって思って。励ましたり、応援したりしてるんだけど、もうちょっとしっかりしてほしいって思うんですよね」
みたいなことは起きてない?だいじょうぶ?
※ちなみにこれらはSさんの同志たちが実際カウンセリングでおっしゃっていた言葉です!!!
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で、つまりSさんの心理としては「仕事にエネルギーをぶち込みすぎていませんか?なんやかんや仕事の優先順位がダントツ1位になっていませんか?」ということなのです。
責任あるポジションを与えられ、「自立」がどんどん進んでいると思うんです。
それは決して悪いことではないのですが、その「自立」が楽しい、面白い、充実してるとなると、そっちの方に夢中になりやすいんですよね。
情熱の女は特に。
中には仕事が「まるで新しい趣味を見つけちゃったようなもんですよね」みたいな感じになってることもあります。
もちろん、これは決して悪いではなく、むしろ、良いことである場合が多いです。
そんな夢中になれる、やりがいを感じられる仕事を見つけられたんですから!
でも、やっぱりそこでバランスが崩れることもあるんですね。
パートナーシップへの比重が下がる、みたいな。
そうすると、「彼のことは好き、一緒にいたい、結婚だって考えてる」という状態であっても、
・そんな頻繁に会わなくてもいい
・セックスも前みたいにたくさんしなくてもいい
・お互いもっと自分の時間を大事にした方がいい
みたいな気持ちになるのです。
だから、以前より性欲が下がって彼との行為に乗り気になれないのも、そうした心理が働いている可能性が高いんですよね。
だから「そこでどうしたいのか?」ってところです。
かつてのようにセックスに情熱を燃やせるようになりたいか?
それとも、レスにならないくらいの頻度をキープできればいいのか?
そこは自分の心と向き合って答えを出していきたいところです。
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で、こういうケースで注意したいのが「仕事が面白くて楽しいけど、忙しすぎて、性欲すら仕事に動員している」という心理です。
冒頭でお話した「夜のお勤め」という話に通じます。
これ、ちょっと仕事に比重が傾きすぎてる状況なんですよね。
つまりは、働きすぎ、仕事に脳を支配されてる、仕事にエネルギーを注ぎすぎ、という。
それはSさんも薄々感じていらっしゃるんじゃないでしょうか?
体調とかは大丈夫ですか?
よく眠れていますか?
休日にちゃんと休めてますか?
精神的に余裕がなくなっていませんか?
充実感とかやりがいとかってすごく大切なものなのですが、時にはそれらが「麻薬」のように働くことがあって、よりワーカホリックになっちゃうこともあるんです。
(そうなるには無価値感や劣等感、罪悪感、孤独感などの別の心の問題が影響してるのですが)
そうすると少々しんどいくらいだと、それに気づけなくなったり、無視しちゃったりするんです。
それが後々ややこしい問題につながるんです。
・疲労感が抜けない、眠れない
・体が重たい、朝起きれない
・何に対しても無感覚になって笑えなくなる
・燃え尽き症候群
・性欲のみならず、いろんな欲求の枯渇感
・充実感ややりがいの減少
だから、性欲がなくなってるってことは一種のサインだと捉えましょう。
「あー、仕事にエネルギー向けすぎみたいだなあ。少しペースを落とす、休むことが必要なんだなあ」と。
ほんと体の声、心の声を聴くことがすごく大事ですよね。
つまり、頑張りすぎ、自立しすぎってことですから、
>「女性として枯れているのでは?」という不安に苛まれています。
という気持ちになるのも自然なことだと思います。
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とはいえ、気合で性欲を復活させる、というのも変な話ですよね。
こういうときは「性欲が戻ってくるくらい自分をゆるめた生活を心がける」ということをしたいわけです。
男性性、女性性で表現すれば、今は「男性性優位になりすぎてる」って状態ですから、「女性性」にエネルギーを向けていきたいわけですね。
だから、「オフ」の時間がとても大切になるのです。
体をゆるめる、頭をゆるめる、そういう過ごし方をした方がいいのですが、何か思いつくことはありますか?
ちなみに同様の状況の方にお勧めしている方法はこんな感じ。
・オイルマッサージやエステを120分以上受ける。
・温泉に行く。
・丸1日自然の中で過ごす。
・泣ける映画を見る。
・海に行ってぼーっとする。
・何も考えられなくなるくらい体を疲れさせる。
・週末に1泊2日で旅行する。
・部屋に花を生ける。
・女子力高めなルームウェア、ナイトウェアを新調する。
・休日などはスキンケアに時間をかける。
・丁寧に食事を作って頂く。
・猫や犬と遊ぶ。
など!
要するに女性性の方に意識を向ける時間を作ろうか!ということなんです。
だから「好きなのに、したくない」というのはあくまで今の状況がそうなっているということで、心の状態を整えていけば前みたいに「めっちゃしたい!」になっていくことになるんじゃないかなあ?と思います。
「仕事もやりがいがあって充実しているし、パートナーシップもすごく親密で幸せ!」を目指していきましょうね!
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心を整える、自分を見つめ返す、女性性を刺激する、心を休ませる!
◎5/3,4,5 ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398
◎新しい学び「どうしたらいい?」が解決する 自分と他人の心理学(池田書店)
◎3人の自立系武闘派女子が自分と向き合って幸せになっていく物語。
「ひとりで生きちゃう武闘派女子が頼って甘えて幸せになる50のトレーニング: 「頑張らないこと」を頑張りたいあなたへ」(小学館)
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