夫が殻に閉じこもって貝になりまして・・・。～自分軸を確立して、まずは今の日常を楽しめるようになりませんか？～

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なんとか夫の心をこじ開けようとすると逆効果にもなりかねませんので、ここは天の岩戸作戦で生きませんか？
自分軸（←これが大事！）を確立しながら、今の生活を楽しむようにしていくことで、自分がまず楽になり、自己肯定感もあがり、そして、夫のこともより見えてくるし、これからのことも決められるようになっていくでしょう。

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根本先生お久しぶりです。
以前、セミナーやカウンセリング、お弟子さん制度の説明会でお世話になりました。
（独身時代、１０年以上前になりますが、先生のカウンセリングの衝撃は、忘れられません。）

その後、同居の義父の容態が悪化し、完全な自宅介護だったので、ここ数年は、参加することはできず、先生のブログを読む、という日々を送っていました。

どうしても、悩んでいることがあり、メールさせていただきました。
もしネタとして取り上げていただけると、幸いです。

夫が１年ほど前から、完全に無視で、必要最低限の事はすべてラインで報告してきます。
以前より、すぐに殻にこもるところがあり、部屋から１，２週間でてこないようなところはありました。
が、今はずっとわたしのみ無視、が続いています。

わたしも、彼の性格もあるので、彼のやり方を尊重しよう、と思い、ここ数年は、そうなっている時も普段も、なるべく彼に合わせ、そっとしておく、というスタイルをとっています。（ちなみに彼の実家で、義両親、私、子ども、と同居しています。）
半年前、介護もようやく終わったので、自分のしたかったこと（仕事や趣味）に目を向けるようにしています。

以前から、なにかあるたびに離婚と言い出すところがありましたが、（価値観が違う、ということです）最近は本当にわたしが嫌なようで、その気持ちがひしひしと伝わります。

ただ、週に１，２度、冷蔵庫にわたしに買ってきたお寿司やお菓子が入っています。
無視する罪悪感から買ってくるのでしょうが、それも最近は申し訳なく感じてしまます。

おそらく彼の性格的に、私が離婚しよう、と言うと、そうすると思います。

正直わたしは、もうどっちでもよくて、彼が私を嫌なら、申し訳ない、かつ、自分もこの家での生活が辛いので、離婚してあげたい、と思っていますが、
（薬剤師の資格を持っており、経済的に離婚に踏み切れないわけではありません。）
ただ、私としては、だれと結婚しても一緒、自分次第かな、と思うので、彼が続けたい、と思うのであれば、協力していこう、と思っています。

わたしはどうすればいいのでしょうか？

まだ私自身30代（夫は42）で、子供は４歳です。
子どもが大きければ、今より離婚の方に考えていたかもしれませんが、子どもも小さいので、家族仲良くできたらいいな、という気持ちもあります。

纏まりのない文章で申し訳ございません。
よろしくお願いいたします。
（Ｓさん）

お義父さんの介護、お疲れさまでした。

さて、１年も無視に耐えてるなんてだいぶ精神的に鍛えられちゃいますよね？
よく自立系武闘派女子のみなさんは“修行・苦行・荒行”を好むとされていますので、Ｓさんも“無視行”を通じて自らのメンタルを鍛え上げようとされているのでしょうか。

小さいお子さんもいますし、すぐさま離婚って判断は難しいと思うのですが、例えば、Ｓさんとお義母さんとの関係は良好なのでしょうか？
息子の態度をお義母さんはどのようにとらえていらっしゃるのでしょうか？

また、仕事や趣味に目を向けていらっしゃるとのことですが、どれくらい時間を割けていますか？もっと増やせそう？

一般論ですが、こういうときはまずパートでいいので、週に３，４日くらい仕事をしてみると良いかと思います。

夫婦関係の問題が膠着してるときにはよく「仕事してみたら？」という提案をするんですね。
専業主婦ならパートから、パートならば日数、もしくは時間を増やす、みたいな感じで。

仕事をすると自分が必要とされてることが実感できるし、家から意識を逸らすことができるし、とてもいい気分転換になる上に、化粧品やファッション代を稼ぐこともできるのでメンタルも安定しやすいのです。

最近もレス問題を抱えた奥様に仕事を勧めたのですが「以前から友達に誘われてたスナックに週１，２で入ることにした」とおっしゃってて、「なんか別世界に来たみたいでめちゃくちゃ楽しいっす！メイクも服もちゃんとするのって久しぶりでテンション上がるし！」とおっしゃってました。（とりあえずそこでセクシャリティが上がるのはめっちゃいいけど、男になびきやすいから注意しろよな！とお伝えしときました。）

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さて、以前もネタにしたような気がするのですが、よく男性は「貝」になってしまうことがあるようです。

＞夫が１年ほど前から、完全に無視で、必要最低限の事はすべてラインで報告してきます。

何かあったんでしょうか？心当たりあります？
それとも同居を始めてから徐々に貝の蓋が閉まって行ったような感じだったのでしょうか？

昔からけっこうあるんですよね。
あからさまに無視をする、自室に引きこもる、連絡はＬＩＮＥやメールで用件のみ、という“籠城作戦”を取る夫氏。

そう言えば「探偵ナイトスクープ」でも２０年以上口を聞いていない両親を心配した子どもからの依頼がありましたね。

何が原因かってのはそれぞれなんですけれど、些細なことで怒りを覚え、それで無視することにしたら引っ込みが付かなくなり、話しかけるきっかけも掴めず、ずるずると時間が過ぎちゃった、というケースが多いように思います。
一方で「調べてみたら女がいることが分かった」ってケースもありますけど。

私のカウンセリングってはじめはほんと状況理解のための事情聴取をけっこうするのですが、Ｓさんにもお聞きしたいこともいっぱい出てきたのでずらっと書いておきますね。
自分の気持ちを整理することにもつながると思うので、自分なりに答えを考えてみてください。

・付き合いはじめや結婚当初は話ができていたのでしょうか？

・そもそも夫氏は口数の少ないタイプで話をすることは苦手なんでしょうか？

・夫氏と義母との関係はうまくいってますか？

・夫の無視と、義父の体調悪化が関係していると思いますか？そもそもどういう関係だったのでしょうか？

・Ｓさんは夫の実家に嫁としては入ることに抵抗はありませんでしたか？

・夫の実家での生活はＳさんにとってどうでしたか？（夫の無視が始まる前まで）

・「彼が続けたい、と思うのであれば、協力していこう、と思っています。」と思えるのはなぜだと思いますか？

まあ、そこから場合によってはＳさんの実家の話になっていくだろうと思います。

夫がお寿司やお菓子を買ってきてくれることを申し訳ないと思ってしまったり、続けたいと夫が言うなら協力したいと思うのはＳさんの優しさの表れかと思うのですが、なぜ離婚に踏み切れないのかなあ？という理由を知りたいですね。

また、夫氏がお寿司やお菓子を買ってくるのは「罪悪感からの補償行為」かもしれませんが、だとするとま夫氏は妻に対して気持ちがあるってことですよね？
ふつうはしませんもの。

だとすると元々引っ込み思案で殻にこもるタイプの彼は先ほどちらっと書いたように話をするきっかけを失ってしまったのかもしれません。

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例えば、似たような状況の場合、その時点では夫が理由を話してくれないのでどうしていいのか分からないものですが、上に書いたように「些細なことから引っ込みが付かず、きっかけが見つからずにずるずる行っちゃってる」てケースが多いと思うのですよね。

だとすると子どもをダシに使ってどこかに出かけたり、「保険のことで良く分からないことがあるから教えてくれない？」とか「車の調子が悪いから一緒に見てくれない？」みたいに、夫の興味や夫の分担業務に合わせて話しかけてみるのも手ですね。

Ｓさんは「夫に嫌われてる」と感じてるかもしれませんが、案外そうでもないことも多いものです。

「価値観の違い」と夫氏はおっしゃってるみたいですが、どの価値観なのかは指定してくれないわけですよね？

とすると、いくつも可能性が考えられるわけです。

「子どもや親父のことで自分のことを放っておかれて寂しかった」
「自分を一番尊重してほしいのに、自分以外の家族を優先しているようでムカつく」
「外で仕事頑張ってるのに何も褒めてくれない、当然のことと思われてる」
「自分は亭主関白希望なのに、妻はかかあ天下を築こうとしている」
「夫婦でもっと一緒に過ごしたいのに、そういう時間を作ってくれない」
「俺は自分ひとりの時間がほしいのに、家事や育児の協力を求められてウザい」
「純粋にセックスの回数に不満がある！！」

それって価値観っていうか感情の問題じゃね？と感じられるかもしれませんし、「だったらそう言ってくれよ！」と思うものですけれど、それを表現できる男性はあまり多くないかもしれません。

こういう可能性も状況証拠から推察するか、あるいは、その無視期間が終わった後に夫が語ってくれたことでわかることも多いのです。

特にプライドが高い夫の場合、特に「自分を一番尊重しろ！」という無理なニーズを持ってることも少なくないですよね。

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とすれば、Ｓさんも夫婦関係を続けていく上で不満に感じたり、面白くなかったりすることも多かったんじゃないでしょうか？

付き合い、結婚していく上でＳさん自身が「合わねーなー」と感じることはありませんでした？

そして、「うーん、ほんとは嫌だけど、夫婦ってそういうもんだよね。家族ってそういうことだよね。」と自分を納得させてきたことってありませんか？

夫氏も何か我慢・犠牲を重ねてきたのかもしれないけれど、Ｓさん自身も我慢・犠牲を重ねてきたんじゃないかな？と思いまして。

だとするとそこに目を向けて、その感情を吐き出していくのも方法のひとつですね。

まずは自分の荷物を軽くする、という。

パートナーシップの問題で大切にしていることのひとつに「まず自分が楽になる」ということでして、そのためには「自分軸」をまずは確立することを目指します。

「夫が～」となりやすいのですが、そこで敢えて「自分が～」の方に意識を向けるわけです。

幸いＳさんは離婚してもいいし、しなくてもいいし、という気持ちをお持ちなので、これはやりやすいかな？と思うんですがいかがでしょうか。

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一旦、「私は私、夫は夫」と線引きをしてみます。
場合によっては「私は私、夫は夫、義母は義母」というのもありです。

その上で、自分が笑顔になれること、子どもと一緒に笑えること、自分の気分が良いことなどを探していくわけです。

それは夫と向き合っていくためのエネルギーを充填することにもなりますね。

Ｓさんはすでにここに着手されてるように見えるので、さらにもっとわがままに自由に！自分を喜ばせてあげましょう。

まあ、これは一種の「天の岩戸作戦」とでもいいましょうか。

洞窟に籠ってしまった夫を力づくでもなく、また、なだめすかすのでもなく、ただただ正しいエネルギーを作って引き寄せる、というイメージです。

そうすると余計に殻にこもってしまうのでは？と考える方もいらっしゃると思うのですが、全然気にしなくてかまいません。

また、あるあるな問題としてはセクシャリティでして、こういうタイプの夫氏ってセクシャリティをかなり封印していることが多いんですけどＳさんの夫はどうでしょう？

セクシャリティと言えば性欲！というのもあるのですが、情熱、バイタリティ、パワフルさなども含まれるわけでして、１年も無視を決め込むわけですから、元々セクシャリティを抑圧しがちなタイプでは？と思うのです。

これも先ほどと同様の考え方で、まず自分がセクシャリティをガンガン解放していく！ということを目指します。

だから、楽しいこと、気分が良いことをせよ！という先ほどの提案につながるものでもあるのですが、自分がより情熱的になれることに取り組んだり、女性であることをより意識していったりしていくのもとても効果的なアプローチだと思います。

心理学やカウンセリングを学ぶことに情熱を燃やす！という同志の方も実は少なくなくて、そういう方は「根本さんのブログもYoutubeも全部見ました！本もほぼ全部読んでます！」というツワモノも珍しくないのです（ありがとうございます！）。

興味あるものを夢中になって学ぶ、というのもアリってことですね。
もちろん、推し活にハマって遠征することだってアリですし、体を動かしたり、家事にハマったり、なんでもジャンルは問いません。

またやはり女性であることを意識するのもすっごく大事ですし、メイクを頑張るだけでも気分が上がったりしますから良かったらやってみてくださいませ。

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そうして自分軸で日々の生活をより充実させる、楽しむ、笑う、面白がる、ということを意識していくことで、だんだん気分が楽になってきますし、これから先のことももっと具体的に考えられるようになっていきます。

しかも、岩戸をガラッと開けて夫が顔をのぞかせることだってあるかもしれませんしね。

つまり、「なんか最近、あれだけ音信不通だった夫がちょっとこっちに興味を示すようなことをし始めたんですよ」なんてことが起きたりするわけです。

だから、「無視してんのは夫の意志だし、離婚したきゃ言ってくるだろうし、お菓子はおいしくいただいて、今の日常をできるだけ楽しむようにしよう！」というポリシーで行くのがお勧めです。

つまりは、今まで通りで間違いないですよ！という話かもしれませんが、気になるところがあればぜひ強化してみてください！

◎大阪：11/15（土）12:00-17:00 パートナーシップ・グループカウンセリング【定員４名】

◎東京：11/23（日祝）11:00-18:00 １DAYリトリートセミナー～１日かけて自分と向き合い、自分を癒し、自分自身と出会う～

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●３人の自立系武闘派女子が自分と向き合って幸せになっていく物語。
「ひとりで生きちゃう武闘派女子が頼って甘えて幸せになる50のトレーニング: 「頑張らないこと」を頑張りたいあなたへ」（小学館）
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