再会した元カレから熱烈に愛情ぶつけられて心が揺れてしまった妻の心中やいかに！？～複雑な感情の扱い方、成熟した大人のあり方とは？～

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夫婦関係に何の不満もなく、むしろ、愛し合ってて幸せだ！と思っていても、心にスキがないかと言えば、案外そうでもないもんです。
だって人間だもの。笑
そうした一見、とても複雑に見える感情の扱い方から、“成熟した大人のあり方”について考えてみたいと思います！

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確かにROM専というのは懐かしい響きですねえ。今は何て言うんでしょうか？

そう「ライブに行けっ！行きまくるんだっ！」と確かにお伝えしましたね。

「好きだけど、最近やってないこと」とか「楽しいんだけど疲れててできてないこと」みたいなことってありませんか？

自分を喜ばせてあげること！は最優先事項にしていただきたいので、「忙しい」「疲れてて腰が重い」みたいなことを言ってないで、とりあえず体をそこに連れて行ってあげることをお勧めしてます。

が、そこで元カレと再会という新たなイベントが発生するとは！
まさにRPGさながらの世界線ですねー。

ネタをいただいてから少し時間が経っておりますが、その後の心境はいかがでしょうか。

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その「複雑な気持ち」の中身を見てみたい、と思うんです。
言語化するのが難しければ「感じる」だけでいいです。

人の心、自分の気持ちのややこしさや矛盾を感じると思うんです。
「ああ、あたしも人間だったか！！」と空を見上げてつぶやいていただきたいほどで。

例えば、こういう心理が動いているのかもしれません。

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別にその彼と付き合いたいとかまた会いたいみたいなことは思ってないんです。そもそもトラウマみたいな恋愛だったし、あの当時のことを思い出すだけですごくイヤな気持ちになりますから。

それに夫とはそれなりにうまく行っているし、幸せだと感じることもあるし、もちろん離婚なんて考えてないんです。けど、こうしてストレートに気持ちを表現されると女としてうれしくなっちゃうし、久々にちゃんと女として見られてると思ってドキドキしちゃいます。

あれだけ熱烈に愛情伝えられたらときめいちゃう気持ちが出て来ちゃうのはなぜなんでしょう？
夫のことは愛してるけど、何か物足りないと思っているのでしょうか？

やっぱりどこか寂しいというか、結婚して幸せなはずだけど、なにか物足りないと思っているんでしょうか？

女としてはどこか終わったような気持ちを持っているのかもしれません。
でも、それってマズいですよね？
その元カレとどうこうなるつもりはないですけれど、そういう気持ちを持ってたらどこかで夫を裏切ってしまいそうですよね？

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まあ、これがＫさんの気持ちを代弁しているかどうかは分からないのですが、それくらい人の心って複雑だぜ？と思うんです。

これは別に女性に限ったことではなく、「先輩に連れていかれたキャバクラで、はじめましてのかわいいキャバ嬢にめちゃくちゃ褒められて、少し甘えた態度を取られたときに思わずぐらっときてしまった」とか、「妻一筋だと思ってたのに、新しく部下になった子に笑顔を向けられたり、優しくされたりしたらなぜか心がその子に惹かれてしまった」みたいな話も同じです。

そういえば、最近、結婚が決まったクライアントさんがこんなことを漏らしてました。

「彼のことは大好きで、結婚が決まってめちゃくちゃうれしいし、お互いの両親も喜んでくれてすごく幸せなんですけど、けど、根本さんだから言うんですけど、何かか終わっちゃうような、人生決まっちゃってつまんないような、そんな虚しいというか寂しい気持ちがちょびっとあるんですけど、これ、何なんでしょう？もしかして、あたし、浮気とかしちゃいそうなタイプですか？」

ちょっと先々のことまで考え過ぎなんですけど笑、でも、そういう心の動きって確かにあるよな、と思うんです。

結婚って人生最大級のライフイベントであり、それゆえ、世界がガラッと変わってしまう怖れも出てきます。

不安になったり、寂しくなったり、みんなが離れていくような気がしたり、ただ手放しに「幸せですぅ～♪」と思えないものです。

まあ、それだけ酸いも甘いも噛み締めた大人になったっちゅうことでんな。もちろん、Ｋさんもね。

ほんと「引っ越し」みたいなものですよね。
慣れ親しんだ「独身」という土地から、「既婚者」という土地への引っ越し。

新しい土地のことはいろいろと情報は手に入るし、わくわくすることでもあるけれど、でも、自分は体験したことない世界だから不安や怖れもある、というような。

そこで私は彼女に「ちやほやされなくなるのがイヤなんじゃない？」とズバッと核心を突いたんですけど。笑

ちなみにこうした気持ちは「出産」というタイミングで起きることもあり、意外と多くの妻たちから「子どもを産んだ時、これで夫ともう離婚できなくなった、と思った。あ、別に離婚を考えたことはないですけど」というセリフを聞いたことがあります。（私の妻含む。）

「人生が決まっちゃう」ということに対して、ほのかな抵抗があるのかもしれません。
それは結婚することで自由じゃなくなるような気がしてるのかもしれません。

それはもちろん結婚してからも変わらず心の中に存在し続けるものです。
夫婦の絆が深まるにつれ、徐々に薄まっていくものですし、子どもができたり、家を買ったりして生活に安定を求めるようになれば、それを感じることすらなくなっていきます。

けれど、なくなったわけではなく、心の中には存在し続けるものなんです。
その気持ちが強いか弱いかの違いだけで。

だから中には「そんなこと感じたこともない」という妻・夫もいるでしょう。
そして、たぶんそういう方々はライブで元カレと出会っても「飲みに行く」というイベントは発生させないはずです。

つまり、どうやらＫさんにはちょっと心の隙間があるみたいですね。

もちろん、それは悪いことではありません。
誰にでもあるっちゃあるし、あっても“それに気づいていれば”問題はありません。

気づいていないとほんとに「心のスキ」になってしまい、そこを突かれて「え？なんでこんなことになっちゃったの？」という話になるわけです。

まあ、そういう方々がいらっしゃるお陰で今日も私はご飯を食べることができてるわけですが・・・（満面の笑みで手もみしながら）（ありがとうございますっ！！）。

だから「夫のことを愛しているし、夫婦生活になんの不満もなかったのですが、職場の飲み会で会った後輩にめちゃくちゃ口説かれて気が付けばホテルにいたんです。それ以来、その後輩のことが忘れられなくなっちゃって」という“事件”が起きるんです。

ご本人は「気が付けば・・・」と不可抗力であることを主張されてますけれど、心に隙間がなかったらそういうことは起こらないわけで、ね。

心の中に「そういうことを求めていた自分」がいるわけですよ。

それは「浮気してー」「旦那むりー」「男がほしー」的なストレートな気持ちじゃないわけです。それだったら自分で自覚してます。

そこに「蓋をして隠している気持ち」「ダメだと思って禁止している気持ち」があるんです。

「正直言えば、結婚しても女としてずっと見られたいし、扱われたいですよね」
「いやー、やっぱちやほやされると嬉しいですもんね。」
「妻としては幸せだけど、女として幸せかといえば・・・ちょっと微妙かも」
「夫婦関係がうまくいってても、どこかにまあ、不満や退屈がないといえばウソになるけど」
「贅沢な悩みなんですけど、ちょっと刺激がほしいというか・・・」

モゴモゴ言いづらそうにそんな告白をしてくれる妻たちは多いわけです。
もう罪悪感出てますよ？笑

いや、それがふつうですって！
全然おかしいことじゃないですって！
そこで罪悪感とか感じちゃうと余計に引き寄せちゃいますって！
「ま、女だからそら当然っす！」くらいに思っといて！（男も同じだけど）

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ということで大きく脱線したのちＫさんの話に戻りましょう。笑

その彼ってだいぶメンヘラなところあるけれど、情熱的にどストレートなキャラじゃないですか。

そこまでまっすぐ情熱的に気持ちを伝えられたら、そりゃあ、フクザツな気持ちにもなりますよね。

夫のことを愛している、夫婦関係はうまくいっている、としても、そんな情熱的に口説かれることってないでしょう？

そしたら、内なる女が「うれしい！」と喜んじゃうのも無理はありません。

でも、それって「感情が反応している」だけなんですよね？

これがものすごく重要でして、そもそも感情ってのは何かのできごとに反応するだけのものなんです。

ストレートに口説かれて「きゃーうれしい！」って反応する。
誰かに嫌味を言われて「ムカつく！」という反応をする。
忘れ物をして「やばっ！焦る！」って反応をする。
友達からサプライズされて「きゃー恥ずかしいけどうれしいー！」って反応する。

だから、その感情ってしばらくすると「消える」わけです。

「あのときはすごくドキドキしてときめいてたけど、時間が経ったらなくなってるわ」みたいに。

でも、私たちはその感情の反応に対して行動をしてしまいます。

「イヤだ！」と反応して壁を作り、「きゃー！うれしー！」と反応して壁をなくす、わけです。

もちろん、その行動に対しても感情は反応しますね。
そして、またその反応に対してまた行動を選んでいるんです。

だから「感情はコントロールできない。けれど、行動は選択できる。」と言われるわけです。

つまり、敢えて“成熟した大人は”と書くんですけれど

「成熟した大人は、感情が反応であることを知っており、だから感情はちゃんと味わう。そして、その上でどう行動するかを選択する」

ということなのです。

そして、再び“成熟した大人”という表現を使うのですが、

「自分がどう行動するかは自分自身の基準に照らし合わせて選択されるもので、成熟した大人は、よく自分を知っているのでその基準を明確に持っており、それゆえ感情に惑わされず、地に足の着いた選択ができる。」

ということが言えるわけです。

つまり、Ｋさんのケースに当てはめてみれば、

「いろいろあった元カレと再会して口説かれるようなこと言われて思わずきゃーっ！うれしー！って思ったし、なんか複雑な気持ちにもなったんよねー。そら女だもん。熱烈に愛を伝えられたらぐらっと来ちゃうよね。だから素直にうれしい！って思っとくことにして、彼のことは放置することにしたよ。あの調子だったらまだまだメンヘラ直ってないし、そもそもあたしは夫のことが好きだし、夫とのことを大切にしたいんでね。だから、まだあたしは女としてイケるんだ！って自信にしとこうと思ってんだよね。」

という心境になれば何の問題もなく、ＲＯＭ専を続けられたと思うわけです。笑

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じゃあ、なぜ自分の心は揺れてしまったのか？
その揺れの正体はなんなのか？

というところから始まって、

これがより大人として成熟していくためのプロセスだとしたら自分はここから何を学べばいいのか？

そもそも自分が目指す大人女子ってどんな姿なんだろうか？

というあたりを目指してみるといいんじゃないかな？と思います。

そのためにもぜひ「自分をもっと知る」ということに興味を持ってくれたらうれしいです。
自分がどんな人間で、どんな女で、パートナーシップにどんな価値観を持っていて、夫に対してどんな感情があって、そもそも自分とは何者なのか？に興味はありませんか？

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