ずっと婚活がうまくいかないってご相談をどうカウンセリングしていくのか?



十分自分を責めた、何が原因かは分かってる、一生懸命やってる、カウンセラーに指摘された自分の問題とも向き合ってる、という状態ならば、どっちかというと気分が上がる方向に目を向けたいですよね。
つまり心に余裕を作っていくことをまずは目標とすることが多いものです。

根本さん、こんにちは。
もうどうすれば良いのかわからず絶望に打ちひしがれているのでアドバイスいただけないでしょうか。
一生涯のパートナーを探して苦節10年。今年の1月に婚約破棄になり婚活をはじめました。
5ヶ月で50人とお会いし7月に真剣交際相手とプロポーズ・親挨拶の予定でした。
しかし相手がコロナになり延期、不安になった私は8月にプロポーズの日程を決めましたが突然お相手から交際終了の連絡が。理由もわからずショックでした。
疲れた私は8月はリハビリ期間にするためアプリを再開。Aさんと知り合いました。
しかしAさんは実は私の元彼B(突然音信不通になった)の友人だということが分かりました。
何も知らないAさんはBが結婚したことを教えてくれました。私を切っておいて幸せになっているなんて…。
私はこの10年でたくさんの男性と出会いカウンセリングに通い詰め心理ブログを読み漁りノートに自分の気持ちを書き殴り整理したりと本当に努力してきました。
なのに叶いません。腹いせに死にたくなる気持ちが湧いてきます。
どうすれば私は一生涯共に歩めるパートナーを見つけることができるのでしょうか。
(Mさん)

それだけ頑張ってやってんのに元カレは勝手に幸せになるわ、プロポーズ予定の男は突然逃げるわ、踏んだり蹴ったりですよねー。
この10年、ずっとそんな感じなんでしょうか?

試しに「Mの10年婚活史」を書いてみませんか?

ちなみにそのBとかいう男はこの10年の中に入っている人なのででしょうか?

あ、あとAさんとはその後どうですか?

私の元にはお察しのように「婚活歴○年」というツワモノがよくお越しになっておりまして、当然、その歴史が10年を超える方も珍しくなく、うちのお弟子1期のツワモノはそれをはるかに超える超ベテランでして、そのうち人間国宝に指定されるんじゃねえか?というほどのレジェンドになっております。

で、そんな方の多くは色々とカウンセリングも利用されていて「根本さんが初めて(はあと)」という方はそんなに多くないので、今までのカウンセリングでどんなことを指摘され、何を提案され、どんなことをしてきたのかを一通りお伺いすることにしています。

その方が時短になるし、かぶっちゃったら申し訳ないでしょ?

つまり、見方を変えれば「最後の砦」「頼みの綱」「一縷の望み」という思いを抱えていらっしゃるわけでして、その圧により私のプレッシャーもいや増すというもんです。

それで縁側で茶を勧めて「ほんまにようがんばってきたねえ」「えらいねえ」「この10年で女としても人としてもだいぶ成長したんやないかねえ」などと好々爺の如くねぎらったりもするのですけれど、そんなお話を伺いながらも色々と感じ取ろうとするわけでございます。

「表情を見てもだいぶ疲れていらっしゃるようですなあ。それだけ頑張って来られたということでしょうが、それではしんどいですわなあ。ほんとうは少し休む時間が必要なのじゃが、それもまた難しいとお考えになるのかのぉ?」

「なんだか怨念が溢れておりますなあ、それでは男たちも怖くて逃げたすんじゃなかろうか?」

「うまく行かないことが続くと自己肯定感が下がりまくるじゃろ?そういう自分をちゃんとねぎらってあげてるかの?」

うまくいかないことが続くとほんと惨めな気持ちがするし、悔しいし、自分のことが嫌いになるし、神様を恨むし、なんでなんでなんでなんでと頭の中がうるさくなるし、どうせあたしなんて・・・と自分を卑下しまくることになると思います。

これは苦しいです。
少なくとも二重苦です。

婚活がうまくいかなくて落ち込んでるのに、そんな自分に自ら追い打ちをかけてるんですから。

だから、ほんとにちょっとでもホッとしたり、休んだり、ゆったりできるようにカウンセリング中は配慮するものです。

そうして、不安なり、焦りなり、怒りなりを少しでも緩めていただこうと思うわけです。

「いい女なのにねえ」とかいろいろと魅力をみていこうとするんです。

自己肯定感をあげるためのも、自信を付けるにも、自分のことを好きになるためにも。

何がダメなんだろう?と問題を探すよりも先に、ああ、そういうところはあんたの良いところだね、なんて言いながら「結婚して妻になったMさん像」を探していきます。

それと同時に、そんな妻を持つにふさわさいい男像というのも描いていきます。

まあ、あんたはけっこうわがままっていうか自由が必要な人だから寛容な男の方が良いわね。
だから家事とかできる男の方が合ってるよね。

それでいながら自分の世界は持っておいてほしいよね。
もちろん、仕事はコツコツと会社員を続けていくような感じの人。

じゃないとあんたを自由にできないもんね。

あんたの仕事は・・・なんだかんだマイペースにやっていくんだろうね。
専業主婦ってのは向いてなさそうだし、すぐに飽きそうだしな。

でもやっぱあんたがリードすることになるんだろうねー。
で、そのおしゃべりを受け止められるくらい器の大きい男じゃないとダメってことだよな。

ってことは、とっても優しくて気遣いができるタイプってことだから、たぶん最初からピンとくるような相手じゃないかもね。

「根本さーん!ついに見つけましたよ!」ってコーフンして報告したくなるような人じゃなくて、「この人でだいじょうぶ?」と心配になるような感じの男なんだろうね。

あらあら、そんなイヤそうな顔しないしない。笑

でも、そのうちこう思うんだよ。

「結局あたしにはこの彼が合ってんだろうなあ」って。

悟りだわね。笑

燃え上がるような恋、というよりも、熾火のように静かに燃え続ける恋って感じかもね。

どう?そういう相手って。

今までカウンセリングとか自習時間にネガティブな「問題」とか「テクニック」とかは学んできたと思うので、まあ、この時間はポジティブな方を見ようじゃないかと。

婚活がうまく行かないあるあるな理由である、

「看板掛け違い問題」
「自分を過小評価しすぎ問題」
「家族好き好き病」
「男性性強すぎ問題」
「セクシャリティ・ブロック問題」
「男性不信問題」

これらの問題についても「価値の部分から扱う」というやり方をしています。

「えー、なんで偏差値70もあるのに、Fラン大学受験しようとしてんのよ?」みたいな、「まあ、情熱の使い方が迷子になってんだわねー。やっぱ本気出して彼とぶつかったら地球外まで飛ばしちゃうから遠慮してんの?」みたいな、「まあ、それだけセクシャリティが強かったら自分でも怖いわなー。自覚ないと思うけど、そうやって魅力を自ら封印してきたんだろうね、もったいないよな」みたいな。

ちなみにカウンセリングの回数を重ねられますと自分の価値や魅力を受け取ってないとかなりイジられるようになりますから頑張ってください。

「そろそろ自分がいい女だって自覚持てるようになってきたよね?あ?まさかまだまだ自信ないとか言うんじゃないでしょうねえ?え?今日、何回目だっけ?恨み辛みは岩に刻む癖に、自分の魅力は水に流すって言うんか?え?」

まあ、あの手この手で自分が魅力的であることを自覚させようとするわけです。

やっぱ自信を付けることが大事じゃないですか。
婚活で自信を失うようなことが続いてるから別角度から自信付けたほうがいいじゃないですか。

そうして「なんか行けるかもー」という気持ちになればいいんです。

心の余裕って大事じゃないですか。

だから恋愛においても「大本命君とは緊張しまくって余裕なくしてしまうけど、そこからちょっと落ちるまあまあ君とは心に余裕持っていけるからうまくいくんだよね」という法則が成り立つわけです。

で、その心の余裕を作るのが自信であり、自己肯定感なんですよね。

だから、徹底的に価値や魅力を見ていくことをしていくものです。

そういう意味ではシンプルに自分を愛そうってことに目を向けることもあります。

自分をたくさん愛してあげるんです。

心も体も丁寧に。

自分が心地よいと思う時間を作るとか、スキンケアに金をかけるとか、コンプレックスを克服しておくとか、自己承認をガンガンやっていくとか、自己受容に目を向けるとか。

「婚活がうまくいかない」という現実に負けないメンタルを養う感じですな。

そうするとなんか人間関係の慢性的な問題が見えてくることがあります。

例えば「遠慮」。これはなかなか自分では気づきにくいもので、特に肝心なときに一歩引いちゃう癖として出てくることもあります。

しかも、そのときって“一見正当そうな理由”があるんですよね。

だからそこは背中をやさしくやさしく押してあげるんです。笑

「は?なにそこで逃げようとしてんねん!」ってね。

それと同じくらいあるのが「恥ずかしさ」ってやつでね。

一見、恥知らずな人生を送っているようで、内側にすっごい恥ずかしさを隠してる人もいて、そうすると親密になることが「恥ずかしすぎる」ので、これを扱っていくこともよくあるんです。

それからやっぱりおなじみの「罪悪感」ね。

なんでうまく行かないのかなあ?という感じで話を聴いていくと、その物語がまさに罪悪感そのものだったりすることがあるものです。

でも、これもやっぱり自分を愛してあげようね、という風に考えるものです。

そうして目指すところは「気楽な婚活」です。

そのうちうまくいくかー、という気分に持っていくことが目的。

10年うまくいかなくてその境地に至れるの?って思われるでしょうけど、逆に10年やってるからこそ、開き直れる部分もあると思うんです。

個人差ありまくりなので、一概には言えないんだけど、毎回、出会った人たちの詳細なレポートを書いてきてもらうこともあれば、日々自分のためにやったことを記録してもらうこともあるし、逆にそういうことは全くせずに「笑顔になれることを探してやろうぜ」って提案して終わることもあります。

うまく行かないことで気分が落ち込んでヤケになったりしやすいので、カウンセリング中は「上げる」ことに目を向けるんです。

それで日常でも「上がる」ことを日々やっていくことで、プラマイゼロに持っていけたらいいな、と。

それがプラスになったらそれって余裕だから、そうなったらうまくいく確率も上がっていくわね、と。

でもね、そうして婚活がうまくいって「よっしゃ本交際じゃ!婚約じゃ!結婚式場予約しようぜ!入籍日決めようぜ!」みたいな感じになったらなったでね、それで万事丸く収まればいいんだけどね。

「えー、ヤバい。全然テンションあがんない。なんか逃げ出したい」的案件をこの1か月で2件も扱いまして、そうは問屋が卸さねえってことだわね、と思っております。

そういえば、Mさんの話、スルーしてきちゃいましたけど、心に余裕が持てるようになったら「一生涯共に歩めるパートナーを見つける」という期待も弱まると思うので、そしたら「まあ、そのうちうまくいくかー」という悟りの境地に至れると思う次第です。

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