離婚後に野良猫君にハマってしまう心理とそこからの脱出方法～なぜ“絆創膏”な彼を手放せないのか？～

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離婚後に先の見えない関係にハマってしまう事例はけっこう多くカウンセリングでもよくテーマになるものです。
離婚そのもののダメージが自分が思う以上に大きかったり、そもそも自己肯定感が低いなどの問題を抱えたりするんですね。
今の自分と向き合うことで新たな道を模索できるようになっていきます。

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先日、晩御飯を作っていたらなかなか豪快に指を切ってしまった私なので、まだ絆創膏が取れず、若干パソコンが打ちにくいんですよね。
もう少ししたら大丈夫かなあ？という感じなんですけどね。

・・・ってことですよ、Ｒさん。笑

離婚で傷ついて“絆創膏”でとりあえず処置したんだけど、その絆創膏にハマってしまったってことですよね。

もう少し世情に合わせた話をするならば、とりあえずマスクをするようにしたらそれが習慣になってマスクを取れなくなっちゃったってことですかね？

さて、離婚後の恋愛事情については色々とネタが上がっておりまして「彼氏はできたけど・・・既婚者で・・・」とか「あいまいな関係の人はいるけど先が見えなくて・・・」というのはいわば王道中の王道のテーマとなるもんです。

今までもいくつか記事にしてきたと思うのでググっていただくと出てくるかと思いますが、なぜそうなるの？と言えばやはり「離婚の痛み」の大きさによるものです。

離婚の痛みってけっこう大きくてその原因（浮気、レス、経済的事情、価値観の相違、モラハラ等）にもよりますし、何より「離婚話が浮上～離婚成立」までの期間、ずっと心が傷つき続けることになったりしてそのダメージは想像をはるかに超えることも多いものです。

よく「離婚は結婚の３倍のエネルギーが必要」と言われますが、人によっては３倍どころか３０倍なんて人もいるんですよね。

そうして離婚が成立したとしても後遺症と言いますか、その傷はなかなか深く、男性不信・自己不信・罪悪感・無価値感・失敗感・劣等感・喪失感・孤独感・無意味感等々、様々な感情に苛まれるようになります。

で、そこで自立系な方の中には「手っ取り早く次の男を作って何とかする」という戦略を取る方もいるんですけど、そうしたネガティブな感情群を抱えたまま満身創痍で狩りに出かけるので捕まえた獲物はそれなりの雑魚なことが多いのですね（失礼なことを言ってますよね？笑）。

表現を改めれば、「一人でいるのは辛い。寂しい。悔しい。」し、女性としての自信を復活させたいので、とりあえず“絆創膏”的な男で妥協するものです。

ていうか、傷ついてる女を狙ってる男子というのも案外いるものでして（その逆もまた然り）、狩ったんだか狩られたんだかよく分からんケースもあります。

離婚後、既婚者がうじゃうじゃと寄ってきて辟易した、なんて話もよく耳にしますしね。

それで、「男は欲しいけど、先々を見据えた関係はまだ考えたくない」なんて思いもあって、とりあえず「寂しさを埋めてくれる人」「自分を女として扱ってくれる男」あたりで手を打つことになります。

で、その辺が分かってて、とりあえずヤルことが目的で一人の男にハマらないようにできる女子もいないことはないのですが、Ｒさんのように「気が付けばハマってしまってた」というケースだと新たな苦悩を抱えることになりますよね。

「安定の好きだけど付き合わない戦法の彼」というのは「離婚後の寂しさを癒してくれる存在」としては最適なのですが、傷も癒えてきて先々のことを考え始めると不必要な存在になるんですね。

「もう傷はほとんど治ったんだけど絆創膏に愛着が湧いてしまって取りたくない」というわけです。

でも、それに気づいたからってパッと外してゴミ箱にポイできるわけもなく、情も移っているし、なんだかんだ嫌いじゃないし、ということで「あいまいな関係をずるずると続ける」ということになるものですね。

ただ、そこにはまだ癒しきれていない離婚の傷があり、先のことを考えられるくらい回復してきたけど、まだまだ本調子じゃないって心理も隠れてるものです。

だから、Ｒさんをカウンセリングするのであれば、「まあ、彼のことはちょっと横に置いといて離婚の件、詳しく話してくれない？」という角度から入っていくかと思います。

それと同時に「元旦那とはどんな結婚生活だったん？」からの「それ以前はどんな恋をしてたの？」さらには「どんな両親だったの？きょうだいは？」みたいなところまで話を掘り下げていくものです。

要するに「今、そのあいまいな彼を手放せないのは必然だから、そこに何らかの感情的事情があるはず」という見方をしていくわけです。

「離婚の痛みがまだまだ大きく残っていて、誰かの継続的な関係を築くほどの準備が整っていないんじゃない？」という風に。

そうして元旦那を改めて手放したり、そこで失った自信を回復していったり、それまでの恋愛パターンを見通して、さらに根っこにある問題を癒したりしていくんです。

そうするとだんだん「自分がこれからどうしていきたいか？」が確信をもって見えてくるんですね。

当分はまだ彼氏はいらんわ、と思うこともあるし、結婚はもういらん！恋人で十分、ということもあるし、そろそろ結婚を見据えた関係を築いていきたい、って気づくこともあるし、そこから先はケースバイケースです。

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もう少し具体的にその辺を見ていくと、

＞今も彼との関係では満たされていないものの、好きな気持ちや嫌われたくない思いが強く、彼と離れる事が出来ずにいます。

という揚げ足を取るならば、いくつかの質問が浮かぶわけですね。

「元旦那とも嫌われたくない気持ちでずるずる行っちゃってたの？」
「前の結婚でもけっこう我慢して相手に合わせてきたの？」
「元々恋をするとそんな風になっちゃうタイプ？」
「好きになると何でも相手に合わせちゃう？」

みたいな感じね。そこから見ると、

「自分軸ってけっこう苦手じゃない？」
「自分の人生を主体的に選ぶのってちょっと抵抗ある？」
「いつもあれこれ考えすぎるクセってある？」

という話に広がったり、

「仕事でもそんなパターン出てる？それとも仕事は全く別？」
「実家にいるときもけっこうそんな感じだった？」

という別方向から探りを入れることもできます。

そうした点を踏まえていくと、

＞彼の仕事内容や性格的にも、ずっと一緒にいて私が幸せになるのは難しいだろうなと正直思うんです。

ということが分かっているのになぜ離れられないかが理解できるようになるんです。

そうすると今とりあえず向き合うべき課題が明確になりますよね。

「今起きてることは必要なことで意味のあること」という風に問題を見ていくので、「ああ、だからそうなっちゃってんだね」ということが分かるだけでもだいぶ心はスッキリすると思います。

さらに向き合うべき課題が明確になるので、とりあえず彼のことは放っておいて、自分のことに集中しましょう！と方向性も定まりますから、さらに心は安定していきます。

そうすると彼のことじゃなくて自分のことに意識を向ければいいので変化も現れやすいし、自分軸も確立していきますし、当たり前のように自己肯定感だって上がっていくので、そうしたタイミングで改めて彼と向き合うと「あれ？なんでこんな男と一緒にいるんだろ？」と思ってあっさり切ることが出来たり、逆に「やっぱこの男が好きなんだよね。なんとか野良猫を手懐けたい」とコミットできるようになったりするものです。

ということで、結局は「自分を取り戻す」ということですし、「自分を深く知る・理解する」「自分の取説を作る」などができるようになると、恋愛だけじゃなくて人生そのものが生きやすくなりますよね。

という視点で今の自分と向き合ってみることをまずはおススメする次第です！
そうしたら先を見据えた関係を築いていけるようにもなりますね！

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