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今の彼氏が過去の男たちと全然違うタイプになるのはなぜ?というテーマでお届けします。
みんながみんなそうなるわけじゃないですが、大失恋を機に付き合う男がガラッと変わることってよくあるんです。
その心理を一つご紹介したいと思います。
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私は人に恵まれていて、今までつきあった男性たちは人として尊敬できる正統派ヘラクレスオオカブトくんたちばかり。今では心から信頼できる友人たちで、私はとてもラッキーだと思います。
ところが、今おつきあい1年弱の彼は超ド級の自立系、仕事へのウエイトが偏りまくり、立派なシングルタスカー、コミュニケーション術が女性とは天と地ほど離れている男性です。
その前の彼氏はヘラクレス中のヘラクレスで、別れた時は自己攻撃が止められず、執着も捨てられず、真っ暗で出口のないトンネルから這い出すのに4年掛かりました。
それから3年、前彼と別れてから7年越しに、やっと恋愛に踏み出せ、好きになったのは今までとまるで違うタイプ。
私自身はリーダーの右腕タイプ。武闘派突撃部隊には所属していないと思います。
彼のおかげ?で、イイ女度は上昇中だと感じてますが(笑)、なぜ私はロックマン?を求めるようになったのか不思議でなりません。
なぜなんでしょうか? やっと好きになった人だから、気持ちに無理してるのでしょうか?
彼が大好きです。塩対応なヘラクレス? 放置や、素っ気なさが寂しい時もありますが、苦しい恋愛ではないです。
(Yさん)
なるほどー。Yさんの中のドMな性癖が花開いたということでしょうか。おめでとうございますー!
でも、そもそもなんでそんな彼のことが大好きなんでしょうか?
塩対応で、仕事中心で、シングルタスクな上にコミュ障なわけですよね?
以前の彼とは全然違うタイプの彼のことがなんでそんなにも大好きに慣れたんでしょうか?
それとも元カレのことはそんな好きじゃなかった??というと違いますよねえ?
で、4年プラス3年の7年ぶりの恋なのですが、「お久しぶり~!」って感じがするかもしれませんが、心の世界って時間はあまり関係ないんですね。
10年前でも昨日のことのように思い出すこともあれば、1年前でもずいぶん昔のできごとのように感じることもありますよね。
ってことで、なぜタイプの違う男に惹かれるのか?という点について考えてみたいと思います。
ていうか、実のところそんなに難しい話ではないんですけどね。
例えば、Yさんが元カレとよく心斎橋で遊んでいたとするでしょう?
その彼のことが大好きで、いつもOPAの前で待ち合わせて三角公園でたこ焼き食うのが王道のデートコースだったんです。
で、その後は服を身に行ったり、ゲーセン行ったり、お茶したりして楽しく幸せに過ごしてたわけです。
で、その大好きだった彼とうまくいかなくなり別れちゃうことになりました。
もう、めちゃくちゃショックで泣いて暮らしてた時代もあったんです。
そうして、少しずつ傷から立ち直り始めた頃、友達が言うんです。
「BIG STEPで面白そうなイベントやってんねん。行かへん?」と。
そうすると古傷が抉られるわけですな。
その周辺は元カレとの思い出で塗りつぶされているわけで、少なくても心斎橋の駅はおろか、四ツ橋駅すら避けて通りたいわけです。
「いや、ちょっとあたしはやめとくわ」
とせっかく誘ってくれた友達に罪悪感を覚えつつお断りするわけです。
そうして何となく心斎橋周辺を避けつつ、時間が過ぎて元カレのことも徐々に忘れてきた頃、気になる男性が現れたのです。
そして、ふたりで会おうってことになるんですが、「どこか行きたいところある?」と言われるとなぜか心がちょっとチクッとするのを感じながら「うーん。梅田でいいよ。」と答えるわけです。
でも、大丸はちょっと嫌な気分がするので、阪急~東通りあたりか、ちょっとおしゃれにハービスあたりに出向こうかと考えるんです。
で、幸いその彼とはうまく行くんですけど、待ち合わせもデートもいつも梅田周辺。
彼が「Yちゃんはミナミの方が便利なんじゃないの?」と気を使っても「え、いいよ。梅田で。ミナミだったらなんばならギリOK」とか答えるわけです。
で、そんなYさんは某N氏に「なんであたしはいつも梅田ばっかりなんでしょう?ミナミも悪くないと思うんですけどなぜか行く気にならないんです」と相談されるんです。
「ま、そらそうやんな」とそっけなく答えるN氏、、、、という話です。
まあ、だいぶ話を簡略化しておりますけれど、Yさんに起きてることってそれに近いものがあると思うわけですね。
ただ、その元カレに対してめちゃくちゃ執着がある、ということを言いたいわけではありません。
そもそも今のロックマン氏のことが好きなわけですし。
でも、その元カレの匂いがするものは避けたいと無意識に思うようになったのかもしれません。
別に新しい彼と心斎橋に行ってもいいわけです。頭ではそう思うんです。
けど、「心斎橋でよく遊んでいた大好きな彼とはその後悲しい結末になった」という記憶が身体に染み込んでいます。
そしたら、「また同じ苦しみを味わいたくない」と思うYさんは、今の彼とうまく行きたいですからそのいわくつきな心斎橋を避けて梅田で遊ぶようになるわけです。
彼のタイプにしても同じようなことが起こります。
「ヘラクレス中のヘラクレス」であった彼と辛い結末になったのであれば、もうそんな男は選びたくなくなるものです。
だって、また同じ思いするの嫌だから。
もちろん、みんながそういう風に動くわけじゃなく、「ヘラクレス一本っす!」という方も珍しくないものです。
よく「今まで付き合った男と今の彼は全然違うタイプなんだ」という話を耳にしますが、それで幸せなら全然いいんですけど、そこに「なんであたしはこいつなんだ?」という疑問が浮かんでくる場合、私はもれなく「元カレリスト」を提出していただくんです。
「棚卸し」って呼んでるんですけど、過去の男たちをずらっと並べてみると、分岐点になったような男が現れたりするんですね。
「Xくんまではどっちかというとお兄ちゃんタイプなんだけど、それ以降の男はみんな弟タイプだわ」とか、「Zくんまでは姫として振舞えてたけど、それ以降はなぜか奴隷化してるわ」とか。
となると、「なあ、Xくんとは何があったんや?」とか「ふーん。Zくんまでは姫だったのね?へえ、何があったんですかねえ?」と取り調べが始まります。
そこで注目するのは元カレへの執着ではなく、その元カレが残した傷です。
だから、元カレとヨリを戻したいとかではなく、その元カレとの失恋が自分に与えた影響が色濃く残っていて、それ故に、その彼以前と以降で付き合う男のタイプが変わってしまうわけです。
「なんか心斎橋はもういいかなって感じ。やっぱこれからは梅田っしょ」みたいに強がることもありますし、自然とそう思えることもあるんですが、たぶん元カレの置き土産が影響しているんだろうと思う次第です。
当然そんなことを考えてやってるわけでもないので、自然と言えば自然です。
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しかも、Yさんは元カレと別れた時に、激しく自己攻撃し、トンネルの中に3年も潜んでいたわけですから、そんな時代に戻りたくないでしょう?
だとすれば、その苦しい時代を二度と迎えないように、全然違うタイプを好きになるのも無理はないことだと思います。
それくらい元カレのことに命がけだったんだろうと思います。
だから、その失恋をきっかけに、Yさん自身が何か変わってしまったのかもしれません。
それまでは「あなたに付いていきます!」というタイプだったのに、失恋を機に武闘派デビューし「わしに付いてこんかい!」というタイプに変貌した方も珍しくないものです。
でも、その変わってしまったのもまた自分自身なんですから、それはそれで良いんです。
ただ、その新しい自分が生きにくいようであれば、やはり何か傷がまだまだ残っていると言えるでしょう。
要するに今の自分が好きかどうか?ってのがポイントですよね。
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で、じゃあ、どうしましょうか?って話になるんですけれど、でも、今の彼のことが大好きで、満足しているならそれはそれでよいかな、と思います。
敢えて問題を見つける必要もありませんし。
ただ、今日の話を読まれて「うわー、まだ影響残ってんのかー。それはさすがに処理しておいた方がいいよなあ」と思われるのであれば、そのヘラクレスくんの残した傷を扱っていくこともできます。
もし、執着を完全に手放せているのであれば、元カレの幸せを願えますし、その出会いに感謝することができます。
また、その失恋を機に自分が良い方向に変わって今に至っているのであれば、その失恋そのものにも「良かったなあ。うん。」と素直に思えます。
さらに、その失恋から立ち直った今の自分のことが大好きであれば、それもまた失恋に感謝することができますね。
ということで、そうした心の内を見つつ、彼をより攻略する作戦でも立てて行ければと思う次第です。

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