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たぶん、ほんとうは情熱的で、親密感が大好きで、人が好きなのに、それをいろんなことで隠して見ないようにしてきたから、かもしれません。
そのためにも「頭」で考えるのではなく、「心」を感じる、という生き方にシフトしてみてはいかがでしょうか?その先に見えてくるのはライフワークだと思うんです。
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嫁とは冷めきっていて何度か離婚話も出てるんですが お互い子供の為に続けている感じです お互い勇気がないだけな気もしますが…
営みの方は7年ぐらいありません
そんな感じだったのでマッチングアプリを軽い気持ちで始めました。そこで本当に一生に一度出会えるかどうかの方と出会いました。
自分はバツ1とウソついていましたが本気になってしまい2回目に会った時に既婚者だと告げ 3回目に会った時に既婚者だけど付き合って欲しいと告白してしまいました
彼女もそれを受け入れてくれました。それからは本当に毎日が幸せで夢の様でした。
朝から寝るまでLINEではなし 何処に出かけても楽しくエッチもいっぱいしてました。
彼女はバツ1で子供が居なく本当に子供を欲しがっていました。
しかし、いざ離婚を考えると本当に全部捨てて彼女と一緒になって幸せになれるのか?
子供を不幸にして自分だけ幸せになっていいのか考えるようになり 彼女にも子供にも罪悪感が出始めてきました。
罪悪感から彼女には俺はすぐに離婚出来ないからいい出会いがあったらそっちに行ってねとか貴重な時間を奪って申し訳ないと言ってしまいました。
彼女には不安な思いをさせたと思います。
付き合って2か月頃に突然気になる人が出来たから別れたいと言われました。
自分と出会ったアプリで出会ったみたいですが、別れたいと言われ始めて離婚の覚悟が決まるという…時すでに遅しで。思いを全て伝えたのですがダメでした
一生に一度出会えるかどうかの彼女を失った失望感からなかなか立ち直れずに居ます。
彼女の事は忘れようと努力はしています。
ここからが本題なんですが、嫁と再構築しようと一緒に夜ウォーキングをしたり会話をするようにしたのですが、やはり心が満たされず…
人として何か好きになれない自分が居ます。何の為に生きているのか分からなくなりました…。元々家庭や子供に愛着心が無く悩んだ時期もありました。
先生 自分は何を人生の糧に生きていけばいいのでしょうか?
長くなってしまい申し訳ありません。よろしくお願いします。
(Jさん)
貴重な男性からのリクエスト、ありがとうございます。
そして、つい手元のロケットランチャーに手を伸ばしてしまった武闘派女子の皆さん、早まらないでくださいませ(汗)
たぶん、Jさんとお話しするなら、彼女や奥さんの話をする前に「どんな仕事してるんですか?」ってお聞きすると思います。
Jさんにとって仕事ってどんな意味があるのか?どれくらい仕事にエネルギーを注いでいらっしゃるか?をちょっと知りたくて。
もし、それなりに仕事にエネルギーを注いでいらっしゃるとしたら、子どもが欲しい彼女との結婚を躊躇してしまうのも無理はないかもしれません。
優先順位の問題、と言いますか。
冷めきっているとはいえ、奥さんと離婚するには相当なエネルギーが要ります。
そして、子どもたちのことも気になります。
正直、めんどくさいでしょ?(笑)
それに子どもたちには罪悪感も出て来ますし、子どもたちと離れるのは寂しいかもしれないですし。
変な話、彼女を取るの?子どもを取るの?という選択肢のような気がしている場合だってあります。奥さんには申し訳ない話ですけれど。
とはいえ、仕事にそこまでエネルギーを注いでいなくても、一般的に女性に比べて男性は変化を好まないものです。
安定を求める気持ちは実は女性よりも男性に強く、ルーティンな生活を好むものです。
よく男性で何年も通ってる居酒屋が会社の近所にあったりしません?
「よし、終わりにしよう。じゃ、いつものところで一杯ひっかけて帰るか」みたいな。
女子は元々浮気性なんで気に入った店があっても「また来ようね~。あ、でも、隣の店も良さそうじゃない?」なんてことをよくやってます。
それこそ何年も通うのは自分の髪質を知り尽くしてる美容師さんのところくらいですよね。
そういうわけで、Jさんにとっても、今の生活を捨てることができなくて迷ったり、曖昧なことを言ってしまったり、彼女を振り回すようなことをしてしまったりするのも無理からぬことかもしれません。
そもそも彼女との出会いからして、本気で離婚しようとか思っていたわけではないですし。
だから、このまま恋人としてややこしいことはナシに付き合っていくのが一番よかったんですよね。
「ほんっと、男って都合のいい生き物なんだからっ!成敗したる!!」とムズムズしてきてる女子もたくさんいらっしゃるかと思いますけれど。
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ところが、そこで彼女が去っていく、という態度を見せると当然ながら焦ります。
好きな気持ちももちろんありますし、何より今まで灰色だった生活が彼女のお陰で色鮮やかになったわけですから手放したくはありません。
だから、そこで「妻とは離婚するから一緒になって欲しい!」って言ってしまうんですよね。
でも、それは本気だったのかなあ?とも思うわけです。
失って初めてどれくらい彼女のことが好きだったのか、彼女に救われていたのかが分かったとして、だからって、じゃあ、ほんとうに家庭を捨てられるのか?
それは「たられば」の世界ですけれど、あのとき彼女が翻意してJさんと一緒にいる、ということになったら、また再び迷い始めるんじゃないかと思います。
「去っていくのは嫌だ。絶対に嫌だ。けれど、家族と離れられる覚悟はまだない」というのが正直なところだったと思うんですね。
つまり、Jさんにはちょっと異論があろうかと思いますが、彼女が離れることを宣言して離婚する決意が固まる、というのは、思い切り「他人軸の決断」なわけですから、Jさんの本音とは言えないのです。本音のように思えるんだけど、実は本音じゃない、という感じ。
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>一生に一度出会えるかどうかの彼女を失った失望感からなかなか立ち直れずに居ます。
それは無理ないことかと思いますし、無理やり忘れることはしなくていいと思います。
よく失恋したときに「彼女のことを早く忘れたい。忘れようと思う。」と思っちゃうわけですけれど、それは「自分が苦しいから、その苦しみから早く逃れたい。逃れるためには彼女のことを忘れるしかない」という思いが作り出すもんじゃないでしょうか?
結果的にその行為は「心の痛みに蓋をして見えなくする」ということになってしまい、かえってずるずると長引かせることになってしまいます。
だから、ちょっと勇気は要りますが、その失望感と真正面から向き合ってみることをお勧めしたいものです。
ちなみに「一生に一度出会えるかどうかの彼女」という表現ですが、そう思い込んでしまうと、より執着が強まり、苦しみが重なります。
実は、Jさんがそう思ってしまうところにほんとうに問題があるんじゃねーか?と私は踏んでおりまして、よほど、それまでの結婚生活に絶望されていたんだろうな、と推測するのです。
砂漠を5日も放浪していたら、泥水だって美味しく飲めてしまうでしょう?
でも、ふつうの生活に戻ったら、泥水なんて飲みたいとも思えないかもしれません。
もしかすると、Jさんの心はずーっと乾ききっていて、砂漠のような状態になってしまったのかもしれません。
そんな時に出会ったのが彼女だとするならば、そりゃあ、一生出会えるかどうか分からない女だ!!と思ってしまうのも無理はありません。
(かといって、彼女は泥水だ、と言いたいわけではありません!念のため!)
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それで、奥さんと仲直りしようとしたって気持ちが入らないのは無理もないですし、奥さんとしても、そんなJさんの気持ちはすぐに分かるでしょうから、ただひたすらぎこちない状態が続くと思います。
再構築しよう、というのも「頭」で考えたことでしょう?
「心」はまだまだ彼女を追い求めてるわけですから、奥さんとうまくやろうとすればするほど、奥さんのことが嫌いになっちゃうと思うんですよね。
でも、Jさん、気付いたでしょう?
こんなにも自分は弱い存在なんだ、と。
男ってほんと弱いんだな、と。
まずは、そこから始めていきましょうか。
弱さを受け入れる。弱さと向き合う。
絶望を受け入れる。絶望と向き合う。
男はすぐに死にたがる、という名言があったかと思いますが、Jさんもそんな気持ちではないかと思うんですよね。
もしかするとJさんは今まで「心」よりも「思考」、「感情」よりも「理想」を優先して生きてきたのかもしれません。
男性には珍しくないことです。
その喪失感、失望感、失敗感、後悔、罪悪感、絶望、寂しさ、悲しみなどの感情に、慣れていないのかもしれません。
その気持ちとただ向き合っていきましょう。
どうすればいいのか?
おすすめなのは、その気持ちをまずはノートに吐き出していくことです。
自分が感じていること、思っていることをひたすらノートに書いていきます。
誰かに話を聴いてもらうのもいいでしょう。
うちのお弟子さんでも使ってみてくださいな。
難しいことかもしれないけれど、頭で考えないってことですね。心で感じるということ。
そして、勉強してみませんか。心のこと、女性心理のこと、人間関係のこと。
本を読むのもいいけど、心理系のセミナーやグループセッションに行ってみる方がいいかもしれません。
私のセミナーでもいいし、「根本さんのところは怖そうな女子がたくさんいそう」と思われるならば、別の方でも全然かまいません。
(私のセミナーだって怖い女子ばっかりじゃないですよー。たまに優しい女子もいるんですよ!)
ほんとはまだまだ人生捨てたもんじゃないです。
この経験を機に、自分の人生を再構築していくことができます。
また恋をすることもできるし、もっと刺激的なものに出会う可能性もあります。
たぶん、Jさんが今から見つめていくのは「ライフワーク」なんだろうと思うんです。
「俺ってほんま、どんな生き方がしたいんだろうな?どんな風に生きたいんだろうな?」
そこを見つめていきましょうか。
2、3年くらい時間をかけましょう。
きっとこの経験が後から振り返ったときに「人生の分岐点になったな」と思えるようになると思います。
★リアルに参加してもいいし、ネットでも参加できる心理学講座
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