彼の元カノに異様なまでに嫉妬して嫌悪感がものすごいのですが・・・。



自分に価値がないと思い込み、自分の過去を忌み嫌っていると、彼からの愛情が受け取れないので、どんどんネガティブな妄想を繰り返してしまうようになります。
でも、もしかすると彼のことをもっと好きになることに、ブレーキをかけようとしているのかもしれません。

こんにちは。
今まで自分に当てはまる記事を熟読して何とかやってきましたが限界が来て相談します泣

私には付き合って一年ちょっとの彼がいます。私は初カレですが彼には元カノがいます。(根本先生のブログに沿って、過去の自分を許す過程で急に彼氏ができました。)

その元カノに異様なまでに嫉妬し、嫌悪感が収まりません。
彼は私が不安になる様な言動は一切しません。むしろ、私が一番だよーとか、全部私が初めてだったら良かったのになどと言って安心させてくれます。
が、私が勝手に妄想を膨らませて嫌になります。具体的には、彼が元カノにも同じ様に優しく愛情表現やスキンシップをしていた事が気持ち悪い!と思ってしまいます。行ったであろう場所や食べたであろう食べ物を詮索しては、何の罪もないそれらも嫌になってしまいます。

彼にはこのどうしようもない思いを何度もぶつけて、困らせて、別れを切り出しては引き止めてもらって、本当に申し訳ないです。
こんなに優しく向き合ってくれてるのに、まだモヤモヤうじうじしている自分も嫌です。

きっと、自己肯定感を上げよう!というお話になると思うのですが、どうしてこんなに元カノと元カノを好きだった彼まで嫌になるのかがわかりません。そんな事気にせずに、もっと楽しく恋愛するにはどうしたらいいですか?
(Aさん)

まあ、お察しの通り自己肯定感をあげよう!という話になることは言うまでもないのですが、その前に重要な事実をお伝えしなければいけません。

それは自立系武闘派女子の一派に「妄想族」という種族がおり、かなりの勢力を維持しているということです。

彼女たちは彼(あるいは彼の過去)に関してたいへん情熱的に興味を示し、聞き取り調査(時には取り調べ、尋問、拷問)を綿密に行った上に、インスタ、ツイッター、フェイスブックなどを時間の許す限り調べ上げることを良しとします。
彼のアカウントなどは瞬時に見つけ出しますが、裏垢なども彼の発言を元に得たキーワードを元に検索するので案外あっさり発見したりします。
彼の勤め先、出身校に関するデータも、同僚さらに同級生に嫉妬心を燃やす材料になるので真っ先に確保しなければいけません。

もし、彼の家あるいは車にお邪魔する機会があるならば、彼がシャワーを浴びている間にまずはゴミ箱、そして、お財布のレシートにて証拠品を探し、なぜかスマホのパスワードを突破してラインやら連絡先を記憶の中にとどめます。
これだけ集めればもう十分、嫉妬心に注ぐ油を収集したとも言えるのですが、まだまだ彼女たちは足りないようです。

そこで、さっさと彼を寝かしつけたのちは家宅捜索です。クローゼットのスーツのポケットひとつひとつを点検した上に、匂いを判別して別の女の気配がないかを隈なくチェックするのです。
その能力はFBIが捜査員もしくは警察犬としてスカウトするレベルに達している猛者も少なくありませんね。

そして、そうして集めた証拠品を元に、部屋で一人、天井を見つめながらありとあらゆる妄想に勤しむのです。

Aさんはまだそこまではなさっていないかもしれませんが、十分に妄想族としての素質を持っていらっしゃいますから、私がお伝えしたいことはひとつだけ。

「しゃあないよね」

以上です。

その妄想力は本人の情熱に比例するものでして、彼のことが好きになればなるほど、彼のすべてを独占し、我が物にしたいと思うものです。

ところが、彼の今、そして、未来については我が物にすることはできるとしても、彼の過去に関してはどんだけ武力行使を行ったとしても自分のモノにはできません。

そうすると、その手に入らないものに対しては異常な執着心を燃やす妄想族としては、そこで自らのM的欲求を満たすために、様々な妄想によって胸をかきむしる思いを作り上げることになるわけです。

それが、こういう態度に出てくるわけですね。

>彼が元カノにも同じ様に優しく愛情表現やスキンシップをしていた事が気持ち悪い!と思ってしまいます。行ったであろう場所や食べたであろう食べ物を詮索しては、何の罪もないそれらも嫌になってしまいます。

でも、しょうがないんですよ。そういう性質なんですから。

異常に嫉妬する、ということは、それくらい情熱の女であり、彼のことが大好きなのです。

それを捨てるのは大変もったいないわけです。

さて、私にとっては初めての彼だけど、彼にとって私は初めての彼女じゃない場合、武闘派あるあるとしては「負けたような気がする。許せねえ。」という競争心も疼くものです。

頭では人数じゃねえ、ということくらい分かっているのですが、こっちが「初」、向こうが「〇人目」ともなると、勝手に劣等感を刺激されて彼の首を絞めたくなるものですね。

しかし、それは裏を返せば「過去の自分を嫌ったままの自分」がいるってことです。

>元カノと元カノを好きだった彼まで嫌になる

だけじゃなく、昔の自分も嫌なんです。

彼ができるまでの私ってどんなだったでしょう?

女としての自信は?
彼ができないことへのコンプレックスは?
周りのカップルをどんな目で見ていた?

その頃の苦々しい思いが出てくるものでもあります。

もし、Aさんはかつての私に出会うことができたら何て声を掛けてあげたいと思いますか?
その言葉をじゃんじゃん自分に言ってあげることで、その過去の嫌な感情を消化していくことができます。

>彼にはこのどうしようもない思いを何度もぶつけて、困らせて、別れを切り出しては引き止めてもらって、本当に申し訳ないです。

こういうときは「自分を一番だと証明して見せたまえ」とか「私のことを宇宙で一番好きだって証明しなさい」などのテストを繰り返してしまうもので、そのテストはどんどん過酷さを増していくこともよくあることです。

それは「全然彼の愛を受け取れない」ということが原因なんですね。

でも、なんで彼の愛を受け取れないか?というと、自分が愛されるにふさわしい存在である、と思えないからなんです。

自己肯定感が低い、とか、自己価値が低い、とか、自分をちっぽけに扱い過ぎ、とか言います。

自分が愛される価値なんてない!と思い込んでいるので、彼から愛情をもらってもすぐに不安になってしまいます。

だから、24時間年中無休で愛情を示してもらわないと不安になってしまうのです。

そこは私がイイ女であることをちゃんと自覚する必要があるわけですね。
つまりは彼の愛をちゃんと受け止め、ためておく器を作る必要があるわけです。

さて、彼はなぜ、私を選んでくれたのでしょう?

私は女としてどんな魅力、価値があるのでしょう?

そこにフォーカスしてみるのも役立ちますね。

そして、自信がないとどうしたって「いつか捨てられる」という不安(というか確信)が出てきます。

だから、捨てられてもいいように防衛線を張るんですね。それが嫌われるような行動です。

でも、この場合の「見捨てられる不安」というのは、実は、「もっと彼を好きになってしまう怖れ」とセットになっています。

彼のことをこれ以上好きにならないようにするために「不安」や「テスト」を繰り返して、自分の気持ちにブレーキをかけてしまうのです。

恋が終わったときに一番後悔することは何かご存知でしょうか?

多くの方がおっしゃるのは「もっと愛を伝えればよかった(愛を示せばよかった)」ということです。

自分の気持ちにブレーキをかけてしまうことは、その後悔に直結してしまいますね。

だから、私の新たな提案というのは「遠慮せず彼のことをもっと好きになっちまいなよ」ということです。

もっともっと彼のことを好きになっちゃうんです。

でも、それはもっともっと苦しくなることとは違います。

「苦しい」と感じるのであれば、それはブレーキを踏んでるからです。

「好き」にどんどん許可を出していくと、ただただ幸せを感じられるようになります。
それはとても怖いことのように感じられるかもしれませんが、彼との恋を楽しみ、幸せオーラをぷんぷん匂わせ、そして、彼からの愛情をふんだんに受け取るにはとっても大切なことなんです。

「もっと彼のことを好きになっていいよ」って自分に許可を出してみましょう。

素直さは愛されるうえでとても大切な要素です。

強がったり、競争したり、嫉妬したりするのも無理はないけれど、その一方で、自分の気持ちに素直に振る舞っておくと、苦しみは解消されていくのです。

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