離婚問題の本質は離婚するか、しないかではない。



離婚という言葉に振り回されていませんか?
その奥にある本質的な問題が見えなくなってしまいます。
まず、自分がどうするか?を決めること。すなわち、自分軸がとても大切なカギとなるのです。

根本先生こんにちは。私は結婚3年目、31歳女性です。子供はおらず、現在無職です。
2年前に職場の先輩であった彼と電撃結婚、二人とも仕事を辞め、海外で2年間を過ごし、1ヶ月ほど前に日本に帰ってきました。

海外では彼は学生、私は専業主婦をしていました。
海外に行った当初、私は彼にがっつり依存しており、私が辛い、寂しいと訴えた時、彼のことを責めた時、彼は元々の優しさに加え、結婚した責任感や、仕事を辞めさせた罪悪感から私を支えようとしてくれましたが、次第に私との関係から目を背け、見ないふりをしているようでした。喧嘩をするたび、離婚の話も持ち上がっていました。

現在、東京で再び一緒に暮らしています。
彼に当初は「これからも一緒に暮らそう」と言われましたが、先日は「一緒にいない方がお互い幸せになる、一緒にいると自分が能面になりそうだ」と言われました。
私は根本先生のブログや本を読んで、離婚してもいいか、と思うときもありましたが、いざ離婚の覚悟をしようとした時、心がえぐれてしまうような大きな絶望を感じ、離婚したくないと思っています。
しかし反面、彼の辛そうな顔を見るたびに彼が可哀想になって、解放してあげたくて、もういいよ、離婚しよう言ってしまったこともあります。
私の理想は、仕事をしながら家庭では旦那さんと談笑し、趣味であるジムや英会話に行き、いつかは子供を育てたいと思っています。
そこに届くよう、帰国して1ヶ月以上あがいているのですが、旦那さんの関係も、就職活動もうまく行きません。
そもそも旦那さんと離婚するなら実家のある九州に帰りたい思いもあり、(旦那さんにも伝えています)そのくせ自分のキャリアも大事にしたくて他県にある憧れだった会社の面接を受けていたり、自分で自分が分かりません。
住む場所も就職先も、とにかく全ての状況が不安定で何も決まっておらず、怖くて寂しくて、真っ暗闇の中オロオロ立ち尽くしている感じです。
私に足りないのは勇気や覚悟でしょうか。旦那さんを信頼し、東京で家族として暮らしていくための覚悟でしょうか。
ちなみに私は小さい頃から母をとても信頼しており、大好きです。幼い頃私が体が弱かったこともあり、私は母にべったりでした。中学生の頃母が働き始め、寂しかった思い出があります。
とりとめのない文章ですが、藁をもすがる思いです。
(Yさん)

結婚していきなり海外に行って、何もすることがなく専業主婦とかしていたならば、旦那さんに依存的になるのは仕方のないことかもしれません。
国内への転勤・転職に際しても同様に事が起こりうるわけで、言葉が通じない海外ではなおさらかもしれません。

こういう時、意識は「離婚 or 離婚しない」に注目が集まりがちなのですが、それはあくまで結果であって、それほど重要なことではありません。

私のブログをお読みの方ならば、この先私が何を言うかはおそらく重々承知だと思いますが、偉大なるマンネリの道を突き進むべく、今のYさんに大事なことは、

1.自分軸
2.自分軸
3.自分軸

という並びでございます。

そもそもYさんは離婚するなら九州に帰りたいわけでしょう?
離婚するなら九州、しないなら東京という条件付きで就活をしたとしても身は入らないですよねー。

逆に、就職が決まってしまったら焦るんじゃないかと思うほどです。
だって、良い就職が決まって、やったー!と思った途端、離婚になったらどうします??
困りませんか?

ならば、まずは離婚するのかしないのかに気を取られるのが人間ってものです。

お母さんとべったりだったということは、おそらく、本筋の問題はそちらにあるのかもしれません。

Yさん自身、お母さんにべったり→旦那さんにべったり、というパターンを繰り返していませんか?

旦那さんをお母さん代わりに仕立てようとしたのではないですか?

ご存知のように旦那さんにはちんちんが付いており、年齢もお母さんほど離れていないはずで、となると、あれはやっぱりお母さんじゃなくて、配偶者なわけです。

もしかすると、その切り分けも重要かもしれません。

旦那は旦那、オカンはオカン、と線引きしなきゃですね。
そもそも、私は私、旦那は旦那、という線引きも重要ですけれど。

だから、もしYさんが手放しワークに参加されるならば、まずはお母さんを手放すことをしてみると良いかもしれません。(もちろん、旦那さんを手放すのもOKですが)

今、旦那さんをどんな目で見ているでしょうか?
不安ですがるような目つきをしていないでしょうか?
もしくは、自分のことでいっぱいいっぱいで、旦那さんを見る余裕はないでしょうか?

そんな目をしているYさんを見る旦那さんはどんな気持ちでいるのでしょう?
そんなYさんに対して、彼は愛情を感じることができるのでしょうか?それとも罪悪感を感じたり、嫌悪感を感じたりするのでしょうか?

まずは「私」を確立しましょう。

もし、Yさんに

>私の理想は、仕事をしながら家庭では旦那さんと談笑し、趣味であるジムや英会話に行き、いつかは子供を育てたいと思っています。

という夢、理想があるならば、何年かかってでもそんな現実を創り出そうと決めてしまいましょう。

そういう世界を創るのはYさん自身です。旦那さんが用意してくれる者でも、ましてや、お母さんが準備してくれるものでもありません。

Yさん自身の人生であり、彼らはあくまでYさんから見れば名脇役という存在です。

彼らを主人公にすることは他人軸となって振り回されるわけですから、あまりお勧めできません。

Yさんのような方とお会いすることも時々あります。
そんな時には、ここまでお話させて頂いたような話をした上で、次の質問をします。

「Yさんは、彼を選ぶの?それともお母さんを選ぶの?」

これを条件付きではなく、まずは、自分が決めることが大事です。

「カレーを食うの?焼肉を食うの?」ということが決まらなければ、食材を買いに行くことすらままならないでしょう?

自分がどうするのか?ということをまずは決めることです。

小さい頃、体が弱いとどうしても親にべったりになるものです。これはYさんだけではありません。
しかし、その経験から「私は弱い」という思い込みが生まれてしまいます。

しかし、体が弱い人はバランスを取っているのか、精神的には最強であることが多いんです。
意外でしょ?
認めたくないでしょ?
こんなに依存的なのに?と思うでしょ?

まあ、この点については私も人生をかけて研究して参りましたので(汗)、確信をもって言えることでもあります・・・。

きっと旦那さんと私は目を見るだけで気持ちが通じ合う気がします。

とはいえ、「私は弱い」という思い込みは危険です。
「強い」と思い込む必要はありませんが、体が弱い分、精神的に辛い思いをしたり、苦しかった経験があるはずですので、実は精神的にはとても鍛えられて「最強」になっているのです。

この人のブログを読めばその辺がよく分かるかもしれません。
>http://ameblo.jp/rikazou3/

自分を弱いものとして扱わないこともYさんにはとても大切なことだと思います。

「私、脱ぐとすごいの」ってCMが昔ありましたけれど、Yさんもきっとそうです。
羊の皮を被ったライオンのように、内側には相当な武闘派魂が眠っているはずです。

信じられない話かもしれませんけど。

>住む場所も就職先も、とにかく全ての状況が不安定で何も決まっておらず、怖くて寂しくて、真っ暗闇の中オロオロ立ち尽くしている感じです。

これは紛れもなく「私自身が作り出している世界」であることを自覚しましょう。

私が「決めていない」ので、「怖くて寂しい」のです。

私が「決める」ということが、闇を照らす光になります。

さて、Yさんはどうしたいのでしょう?

「私は」という主語を付け、そして、条件を一切挟まずにどうするかを決めていきましょう。

それは勇気や覚悟とはまた違うものだと思います。

「私は私、夫は夫、母は母。
私には私の人生があり、
夫には夫の人生がある。
私は自分の人生を自分で決めることができるし、
夫は夫の人生を自分で決めることができる。
私は私を幸せにすることができる。
夫や母の存在とは一切関係なく、私は幸せになることができる。
私は私を信じる。
私は私の強さを信じる。」

このアファメーションをぜひ1日100回くらい呟いてください。
そして、日々「私はどうしたいの?私はどうするの?」と問いかけ続けてください。

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