まだ傷が癒えていないのですが、戦場に復帰してもいいのでしょうか?



恋愛という戦場に生きる武闘派女子にとって、そこから身を引いて籠城するのは本来の姿ではありません。
意識してなくとも、心の準備が整えば、気が付けば戦場、なのです。
だから、自分の心を信じて、素直に行動しちゃっていいのです。

数年前に不倫でズタボロになり、その後短期間にいろんな人と付き合うもどんどん精神がやられ、籠城して1年半の武闘派女子です。
根本さんのブログを読み、受講し、色んなことやった結果、最近、自分を許し、感謝できるようになりました。
先月イケメンにキスされて強烈なリハビリになり、再び情熱が目覚め始めました。
根本さんに「いろいろ考えずヤリたい男とヤれ」とのお言葉を頂いたため、婚活パーティーに出て、マッチングした男性と食事し、次の約束もしたのですが、そしたら怖いし気持ち悪いのです。
「心を許したら負けだ」
「近づいたら撃ってやる」
って思ってしまいます。
また傷つくのはいや。
せっかく築きあげた穏やかな城を侵されたくない。
絶妙に保っている心のバランスが崩れるのが怖い。
仕事に集中できなくなるのが困る。
でも、男性とデートができて嬉しい気持ちもすごくあります。
今、戦場に出て本当にいいんでしょうか。
まだ傷が癒えてない気もするんです。私は私に何をしてあげられますか。
(Sさん)

自立系武闘派女子の皆さんにとって恋愛という戦場に出るのは必然と言いますか、もはや本能の領域に属するものでございますので、気が付けば戦場どころか最前線で戦っていた、とか、籠城を決め込んでいたものの、気付けば武器(服、メイク、アクセ等)を買いあさっていた、などの報告も多数あり、出ていいのか悪いのかという議論はほとんど「太陽は東から上るが月はいずこから上るのか?」と変わりないものでございます。

すなわち、「気が付けば戦場」なのです。

しかも、イケメン男子に宣戦布告されたわけでしょう?
そりゃあ、ね。無理ないわね・・・。

ただ、そこで無作為にザコを食いまくってもあまりHP/MP共々アップしませんので、やはり、狙うは敵方の大将一本でございますよ。

さて、かつての戦果から

>「心を許したら負けだ」
>「近づいたら撃ってやる」

等々の野良猫的心理反応が伴うのもまだ過去の傷が癒えていない証なのかもしれませんが、だからといって引きこもって戦場をただ傍観しているのも精神衛生上、好ましくありません。

その場合は「怖い、けど、前進」「気持ち悪いけど、突撃」などの自分の気持ちに沿って行動することが望まれるわけです。

だって、恋がしたいんだもん。
だって、男が好きなんだもん。

武闘派女子の中で「情熱系」と称される皆様は、一度、スイッチが入ってしまうと、恋愛至上主義モードが発動します。
そうすると、傷つくのはもちろん怖いのだけど、どうしたって周りに獲物を探すハンターの如きマインドが動き出してしまうのです。

>せっかく築きあげた穏やかな城を侵されたくない。

と思いつつも、情熱的恋愛モードに入れば、自らがその城を叩き潰してしまうでしょう。

>絶妙に保っている心のバランスが崩れるのが怖い。

すでに崩れているという憶測もありますし、なんせ、「平穏な生活は3日で飽きる」皆様のことですから、今回も堂々と崩してしまうのが本来の姿なのかもしれませぬ。

>仕事に集中できなくなるのが困る。

既に頭の中にはそのイケメンはじめ、数々の男たちの姿が過っているのではあるまいか?
なので、毒を食らわば皿まで。この精神で行くところまで行ってみるのが宜しいのではありませぬか?

>でも、男性とデートができて嬉しい気持ちもすごくあります。

でしょ?
そこに素直になれっちゅうことだと思うのですが、いかがでございましょう?

自分を受け入れましょう!(自己受容)という話をよくしているわけです。
頭で考えると、まだ傷が癒えていないから戦場に復帰するのは早い、と思います。
しかし、体も心も「そうは言ったって姐さん、あっしら恋がしてぇんす」と、勝手に動き始めてしまうもの。

だから、そういう正直な気持ちに徹底的に素直になるのがいいんです。

怖いけれど、会いたいから会いに行く。
好きになっちゃったらどうしよう、と思いつつも、自分の気持ちに嘘をつかない。
また傷ついたら・・・という不安も隠すことなく、ただ受け入れるのみ。

だって、「それが私」だから。

過去の恋で傷ついて籠城して、穏やかな城を作り上げたとしても、それは一時、自分を非難させるためのオアシスに過ぎないでしょう?
そして、自分の意識では気付いていなくても、心や体は勝手に癒されて「そろそろ、行くべ」と戦の準備を始めるんです。
そこが自分のいるべき場所だから。
そこが自分の好きな場所だから。

恋をしている自分が好きなんじゃないかな、と思うのです。

だから、怖くて、不安で、あれこれ考えちゃう一方で、自分の気持ちに素直になって欲しいものは欲しい!と動くのが正解です。

でも、その時に過去の経験や最近の自分の成長が助けてくれるんです。

「今までの私とは違うぜ!」と胸を張っていいわけです。

前回の失恋から今日までに自分が成長したところ、強くなったところ、魅力的になったところはどんなところでしょう?
また、その間に自分が得た知識、人脈、情報はいかほどでしょう?

私たちの意識はその傷が大きければ大きいほど、そこで時計の針を止めてしまいます。
しかし、その間も自分の意識が気付かないところで、心も体も成長し、以前の自分とは違う自分に変わっているのです。

でも、それはなかなか意識では気付きません。
戦場に出て初めて気づくことも多いでしょう。

だから、「今に生きる」ことしかできない自分は、今の自分の気持ちに素直に、正直になる他ないのです。

なんたって「自由」なんですから!

おそらく私のブログを読んでくださっていて自分軸でいることの大切さは学ばれていると思います。
「穏やかな城」を構築するには、まず自分自身を見つめ、周りの人との関係をある程度薄くしていくことで可能になりますね。

しかし、それはあくまで一時的なもの。
人間関係の中で生きていく私たちは、その穏やかな城の中で自分軸でいることを学び、その次に、他人との関係の中で自分軸でいられることを学びに行くのです。

恋愛という戦場では、その気持ちがぶるんぶるん振り回され、自分軸になれないときもあるでしょう。
しかし、この期間の成長によって、「一時的に振り回されるけど、すぐに自分軸に戻ることができる」ということを体験するかもしれません。
それはものすごい成長の証で、自信にもなりますね。

だから、「戦場に出てよいタイミング」などを計らずに、「出たいときに出るっちゅうか、もう出てるやん!」と自分にツッコミを入れながら、新たな恋に邁進して欲しいな、と思うわけです。

それで改めて自分の成長点を見つけていきましょうねっ!というわけです。

自分に素直になって心のままに生きること!ですね!!!

武運の長久を祈ります。


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