人を信じない男(ロックマン)と、どうしたらうまくやっていけるのか?


表面的な態度に惑わされない、ということが大事です。
職場で仕事ができるエリートな姿も、近付くと暴れまわる中二病な姿も、全部、表面的なものにすぎません。
一歩踏み込んでその先を見る意識を持つと、愛おしさも増してきて大丈夫になるのです。

根本先生
いつも楽しく深いメルマガ、ありがとうございます。
もう6年間も仕事上の付き合いのある相手との関係について悩み続け、切ることもできずにいます。
もしも可能ならネタにして頂けたらありがたいです!
彼とはずっと仕事で同じチームで頑張ってきた相手。外面はメチャクチャ紳士で優しく才能ある人なのですが、全く闇の面を持ってます。距離が遠い人ほど優しく世話好きで親身になって話を聞くのですが、身内になるととたんに冷たくなり、お疲れ様など感謝の言葉が出ないどころか、感謝すらしません。
そしてそれが特にひどいのは私に対して。
私にはおそらく、暗い面を出せるのだろうなと思ってやっているのですが、
電話が来れば、理不尽な理由でダメ出しされ、罵倒されます。こちらの意見を言おうものなら怒り出しヤクザのような言葉が出てきます。
これ以上一緒に仕事ができないと何度も言われました。ただ「辞めてくれ」ということは言わないので、オドシなのかなと感じています。
会話しても私だけ視点を合わせない。一度そのことも問いただしましたが、曖昧な言葉ばかり。
彼は多分子供の頃から随分傷ついているんだろうと感じています。
歳も一回りも私の方が上なので母親のつもりでいるのですが、それが心地いいのか悪いのか、周囲の人には優しく接したくさん会話もする。でも自分に対しては、まるで人間扱いではない。そんな状況になんとか今まで意味を見出してきたけれど、最近折れそうになっています。
ずっと支えてきたことを感謝してほしいわけではなく、普通に会話してほしいだけなんです。
彼は内面に相当な怒りを持っていることを感じます。
先日「(怒りを溜め込むと)近付きたいんだけど近付けないし、うまく行きそうになると壊したくなったりします。人との関係だけでなく、夢、目標、成功、幸せ、豊かさといったものに対しても同じような作用を示します。」という根本先生の文を読んで、はっとしたのですが、
こういう、人を心から信じない彼とうまくやっていくのにはどうしたらいいでしょう。
自尊心を回復したいです。
(Hさん)

武闘派の皆さんが大好きなロックマン系の彼のネタですよー。はい。身を乗り出して聴いてくださいね~!

>距離が遠い人ほど優しく世話好きで親身になって話を聞くのですが、身内になるととたんに冷たくなり、お疲れ様など感謝の言葉が出ないどころか、感謝すらしません。

距離が離れてるときは優しいけれど、近付くと冷たくなってシャッターが降りる・・・。
ロックマンとして顕著な特徴を示すパターンですね。
(野良猫君も同じような行動を示しますが、そこまで露骨な反応ではなく、もう少し柔らかい、調子のよい、チャラい、適当な反応をするのが野良猫君で、そこがロックマンとの違いですね)

ということは、Hさんはそこまで彼の近くまで行けたんですね。
おめでとうございます。

>電話が来れば、理不尽な理由でダメ出しされ、罵倒されます。こちらの意見を言おうものなら怒り出しヤクザのような言葉が出てきます。
>これ以上一緒に仕事ができないと何度も言われました。

こういうのを俗に「甘え」と言います。
素直な男の子ならばごろにゃーんと来るところを、ロックマンは罵倒、否定、攻撃という方法で甘えてきます。

以前も書いたかと思うのですが、彼らは別名、チキンハート君なので、距離が近づくと怖くて怖くて怖くて仕方がないのです。

その反動で距離がある人には優しくできるんですけどね。
罪悪感の塊と言えるでしょう。

で、表向きの態度は怖くて、論理的で、時には正論を振りかざし、時には感情的に拒否したり、攻撃したりしてくるのですが、それはあくまでカモフラージュされた仮の姿です。

彼を見るたびに「狼の皮を被った羊」をイメージしてください。

ちなみに彼らから見ると自立系武闘派女子の皆さんは「猫の皮を被ったつもりのライオン」ですね。

表向きは「狼vs猫」なのですが、事実上「羊vsライオン」です。補食関係ですね。
なので、皆さんが優しくしてるつもりでも、彼らからすると怖くて仕方がなくなります。特に、猫を被り切れていないライオンですから、よしよし、ごろにゃーんしてるつもりでも、爪も牙も殺傷能力が十分あります。とても危険です。
甘噛みのつもりが普通に肉を食っちまう可能性すらあります。

だから、ロックマンを相手にする時は、間違っても「見上げる行為」は危険です。
よく、社長や上司、あるいは、エリートのロックマンに対して「彼はすごい人なんです。ほんと仕事もバリバリできるし、周りからの尊敬も集めるすごい人なんです!」と主張される方がいらっしゃいますが、どれだけ素晴らしい資質を持ったロックマンでも、ライオンから見れば「よく肥えた美味しそうな羊」です。
その点、誤解の無きよう、お願い申し上げます。

特に、最近エサにあり付いていない武闘派女子の皆さんは、発してるオーラが危険すぎることが良くありますので、なおさら注意です。

だから、Hさんの「母親のように接する」というのは合格ですね。
母性でもって彼をおびき寄せる、というのは、うまく猫を被ることができている証です。

ところが、そうした暴言、否定、攻撃的態度というのは、彼が今まで傷ついていた分だけ強く発揮され、また、そういう痛みを見てしまうと助けたい症候群な自立系武闘派女子の皆さんは一層美味しそうに見えてしまう、という現象が生まれます。

客観的には「うーん、なんでそこに行くのかなあ?」と思うものですが、そりゃあ、手負いの羊を見て通り過ぎることができる、はらぺこライオンなんていないですもんね。納得です。

で、そういう時は「厨二病(中二病)の息子を持つ母親の心理」について考えてみるのがいいと思います。
まさに反抗期を謳歌している彼らです。

そもそもロックマンの成り立ちに思春期(反抗期)時代の心の傷が大きく影響している場合もあるので、心理的に見た場合「表面的には大人なダンディズムを発揮しているエリートだけど、内面的には中二くらいで成長を止めている」というケースもよく見受けられます。

先ほど「見上げちゃダメ!」って言いましたけど、精神的にはずっと武闘派女子の方が大人ですから、当然のこととご理解いただけるでしょう。

ということで、外面だけを見て彼らを判断するととんでもない誤解を招くんです。
いわば、「おっさん顔をしてる中学二年生」なんですから。

だから、「ご飯いらねー、学校行きたくねえ、親なんてくそだ」と思っている彼らですから、そのように発言を受け取ってみるといいでしょう。
実際、反抗期真っ盛りの子どもたちですけれど、実際は親の庇護のもとに育つことが前提で、まだ、親離れをする勇気もありません。
だから、結局は親に従うことになるのですから、そこが武闘派女子たちにとってはねらい目となります。

>ただ「辞めてくれ」ということは言わないので、オドシなのかなと感じています。

>会話しても私だけ視点を合わせない。一度そのことも問いただしましたが、曖昧な言葉ばかり。

この辺の態度から、そうした彼の心理が読み取れるかと思います。
「親に暴言を吐きつつも結局は家に帰って来る中二男子」
「正論を突き付けて問い質すとモゴモゴ言って黙り込む中二男子」
とすると、そういう風に見えてきませんか?

つまり、そうした表面的な攻撃的暴言は基本的にスルー。「はいはい、怖い怖い。それでどうするの?晩ご飯」という感じで、流してあげるのが正しい態度です。

だから、今のところまだまだ中二なのですから、対等な態度を求めるのは酷なんです。

>ずっと支えてきたことを感謝してほしいわけではなく、普通に会話してほしいだけなんです。

その気持ちはよく分かりますが、現実的にどうでしょうね・・・難しいんじゃないでしょうか?

彼らもその後、精神的に成長して大人になったときに、恥ずかしそうに初任給でハンカチとか買ってくるようになりますから、長い目で見守ってあげることが大切です。

彼らの表面的な脅しや攻撃ではなく、その向こう側にいるびくびくしてる男の子、自信のない男の子、思うように生きられずに葛藤している男の子、過去のトラウマをまだ抱えたままの男の子、をぜひ見てあげてください。

その子が喜ぶことってどんなことなんでしょうね。

優しい言葉をかけてあげること。
美味しいものを食べさせてあげること。
人を信じられない彼のことを信じて待ってあげること。
彼の態度に無邪気に反応してあげること。
彼の才能や魅力や価値を伝えてあげること(褒めて育てること)。

もちろん、そんなことしても表面的には悪態をつきます。
それも計算の内。

罪悪感の強い彼にこれ以上罪を重ねさせないためにも、そういう彼の言葉や態度で傷つかないハートが大切ですよね。

それも彼から発せられる冷たい態度や言葉を表面的に受け取るのではなく、その奥にある反抗期の男子を見てあげれば、嫌だけど受け入れられるし、傷つく度合いは減るでしょう。

少なくてもまだHさんとは対等に付き合えるほどに成長してないわけですから、そこはエサを与えて育てつつ、食べごろになるのを待つのが正しいライオンの在り方ではないでしょうか?

ロックマンを落とした人たちの話も時々紹介していますけれど、皆さん、彼らのそうした表面的な態度に惑わされず、時に無邪気に、時に優しく、時に母性的に彼らにアプローチを繰り返していた時に、ある日突然態度が変わって優しくなるんですね。

これもまた本当に不思議なことですが、昨日と今日で態度がガラッと違う!という話をよく聞くんです。

その後の彼は紳士的かつ優しく、また愛情深い態度を取るようになるんですから、本当に不思議です。

ちょっとだけ真面目な話を書くと(いや、ここまでも真面目な話なのですが)、そういう時は、もう一歩近づく、というイメージを持つといいんです。
具体的に何をするか?ではなく、もう一歩近づく!ということをただテーマにして、そのためにできることをあれこれやる、ということ。

先ほどの、優しい言葉とか彼のことを信じて待つ、というのもその方法の一つですが、意識として「もう一歩近づく」と思っているとあれこれとアイデアが浮かんできます。

具体的な方法は試行錯誤になっちゃうことが多いのですが、その意識でいると、表面的に怒り狂ってる彼の内面がより見やすくなるので、暴言吐いてる彼がかわいい、とか思えちゃったりするんです。

そして、やはり振り回されないためには自分軸かつ自己肯定感のあり方をしっかり学んでおく必要があることは言うまでもありません。

ということで、こちらもどうぞ

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)


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