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ひどいことをされると被害者になってしまいますが、一歩引いて「なぜ、この状況が必要なの?」って見ていくと、その状況を通じて感じる感情が過去の出来事や誰かとの関係性に結びつくことがあるんです。
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リクエストです。よろしくお願いいたします。
私は今まで職場でストーカーのような男性につきまとわれてばかりいます。「ような」と書いたのは実際に家まで来られるというわけではなく、ここ数年話題になることもある「オフィスストーカー」という職場内のストーカー行為です。
具体的には、周りを頻繁にウロウロ徘徊する、まるで「僕のことを見て」とでもいうような気を引くようなことをする、こちらの動きを監視するかのように見ている、偶然を装って近くに寄ってくる、接触しようとする等です。
ただ、自分からは決して話しかけてきたりしません。3年以上にわたり我慢していましたが、ついにストレスに耐えられなくなり、職場内のコンプライアンス委員会に告発しました。
それにより徘徊する行為はしなくなったものの、遠くから監視する、私が視界に入るところにいると気づくとじっと見ている、隙あらば近づこうとするというような行為は止めません。その職場の男性にストーカー行為をやめさせたいとは思いますが、どうすればよいか分かりません。
先週、投影のセミナーに参加させて頂き、来月の投影第2弾まで待ちきれずにリクエストさせて頂きました。私は彼に何を見ているのでしょうか。父親でしょうか。
ストーカー行為をされると、彼を嫌う感情や怒りがわいてきて、そんな彼につきまとわれている自分が嫌になったり、このままずっと続くのかと思ったり、消えてほしいと思ったりします。
私は機能不全の家庭で育ち、父親は子育てに全く参加しない、家にはほとんどお金を入れずにギャンブルに使ってしまうというようなダメンズでした。そんな父親とはほとんど話したこともないまま大人になり、ずっと嫌いでしたが、その憎しみの感情を自分の中に持つと疲れるのでできるだけ距離を置いて関わらないようにしてきました。
(Tさん)
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今回の投影の講座第二弾はどうでしたか?少しヒントは得られましたか?
確かに最近「オフィスストーカー」の存在を耳にすることが増えましたね。
コンプライアンス委員会に告白されたこと、本当に良かったです。
そして、ちゃんとその委員会が機能してるのも有難いですね。
その人はTさんにのみストーカーしてる感じでしょうか?
他にもターゲットはいますか?
そういう存在が職場にいるとすごく気持ちが悪くなりますね。
仕事辞めたくなりますし、よく3年以上も耐え続けたなあ、と思います。
コンプライアンス委員会に報告する他にはどなたかに相談しましたか?
直属の上司、人事、総務、その男性の上司などなど。
「No!!」という意志を勇気を出して表現していくことが大切です。
逆恨みとかが怖くなることもありますけれど、基本的にはオープンに騒ぎ立てると、そういう自信のない男性はだんだん引いていくことが多いです。
毅然と堂々としていると周りが守ってくれるようにもなりますね。
ただ、これはあくまで一般論で、具体的にはやはりもう少しお話し聞いてみないと何とも言えないですよね。
彼の性格や立場、仕事などや会社の組織についてもお伺いしたいですね。
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さて、世界は自分が創っている!という投影の原理から行けば、そのストーカーくんもなぜかTさんが引き寄せてるものなんですよね。
何で私なんだろう?と思われるかと思いますが、その「私」である理由もまた「私」の中にあるんですよね。
さて、
>ストーカー行為をされると、彼を嫌う感情や怒りがわいてきて、そんな彼につきまとわれている自分が嫌になったり、このままずっと続くのかと思ったり、消えてほしいと思ったりします。
そうですよね。ふつうそう思いますよね。
そこをもう少し掘り下げてみるとこんな見方ができるんですね。
「相手を嫌う感情や怒りを感じ、そんな自分にも嫌悪すること」に気付くために、彼の存在がある、わけです。
Tさんはふだん怒りを感じやすいタイプでしょうか?
それともあまり怒らない方でしょうか?
例えば、ふだんあまり怒らないんだけど、実は内面に強い怒りを抑圧して持っている場合、何とか心(マインド)はその怒りを解放しようとすべく、その人を怒らせようとあれこれ策を練ります。
でも、ちょっとしたことではなかなか怒りを感じてくれないので、マインドはどんどん怒りを感じる状況を強めていきます。
そして、その人が激怒に近い感情を感じられる状況を作り出し、それを感じることにより、ずっと抑圧されていた怒りを解消していくのです。
心にはそんな作用があるんです。
もしかするとTさんにとっては、Tさんが強い怒りを感じ、嫌悪するために、Tさんの心が彼を用意したのかもしれません。
そして、その抑圧された怒りというのはお父さんに対するものなのかもしれないですね。
さらに言えば、自分のことも嫌悪しますし、男性に対する嫌悪もあるでしょう。
そうするとTさんの「女性としての私」に関してもまた強いネガティブな思い(嫌悪感)があるのかもしれません。
先ほど「できるだけオープンに騒ぎ立てるといい」って一般論をお伝えしましたけど、ちゃんと怒りを感じ、怒りを表現する、という意味なんですよね。
そうすることでTさんの内面に眠っていた怒りが解放され、その怒りを感じる必要が無くなって、そのストーカー行為がなくなっていくのです。
だから、徹底的にお父さんと向き合ってみたり、その嫌~な感情を解放して行ったり、女としての自分を受け入れていったりすることを目指していきましょうね。
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ダメンズなお父さん。
自分の中がそんなお父さんと似てるところを見付けたらやはりすごく嫌悪しちゃいますよね?
だから、そんなお父さんを理解し、許すことも大きな目標になっていきますよね。
それは自分を許すことでもあるんです。
さて、そんなひどいお父さんなわけですが、でも、どこかいいところないでしょうか?
あるいは、全然関わりのなかったお父さんですけど、感謝できることってないでしょうか?
すごく嫌な気持ちがするかと思いますが、気持ちに余裕があるときにじっくり見てみるといいテーマかと思います。
ともかく、早く平和な気持ちで仕事ができる日が来ますように!
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