正しい人、潔癖症、完璧主義な人の心の内は?~人は見かけによらないもの~


私たちの態度は心の内側にある怖れや不安から防衛するために作られる「補償行為」です。
間違ってたら嫌われる、と思ってる人ほど正しさを主張し、自分が汚いと思ってる人ほど周りの汚さが目に付くんです。

今日もリクエストにお答えしましょう!!
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 人に厳しく自分に甘い人(自分は正しくて人は間違っていると思っている人、潔癖症で自分以外は汚いと思っている人、完璧主義で自分以外は全員馬鹿だと思っている人…)
…という人にどこの職場でも遭遇します…。
気にしないようにしていても一挙手一投足、ダメ出しをされるのでとても疲れます。
このような人はいつも怒っていて攻撃的で、人のミスは執拗に責めるのに自分の失敗は笑ってごまかします。
こういう人はどうなっているのか教えていただきたいのと、こういう人がいる状況から私が学べることはどんなことか教えてください。
(いつかブログの中で教えていただければ幸いです。)
(Kさん)
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いますねえ、確かにそういう人。
・自分は正しい(相手が間違っている)
・自分はきれい(周りは汚い)
・自分は完璧(周りは全員バカ)

こういう人とはなかなか付き合いにくいのですが、そういう人って人間関係はどうでしょう?
こういう上司を持つと部下は仕事がしにくいですし、同僚にいれば鬱陶しくなるし、部下にこういうタイプがいると仕事が捗らず疲れてしまいますよね。

心理学ってこういう「何でそんな態度を取るの?」って人や行動が出て来た時に、その表には出てない心の世界を教えてくれるのですごく面白いんですよね。

なぜ、その人はそんなに正しさを主張するんだろう?
なんで、そんなに潔癖症なんだろう?
なんで、自分以外はみんなバカだと思ってるんだろう?
どうして、他人に厳しいのに自分に甘くできるんだろう?

人の心理って面白いもので、表に出ている態度と心の内側はウラハラとよく申します。

これらはすべてその人自身が“強烈に”持っている怖れ・不安・コンプレックスを表しています。

「俺が正しい、お前が間違っている」という態度の人。
その人の意識は「正しいか間違っているか」に置かれています。
その人にとって「間違ってる」のってどんな気分でしょう?
惨め、屈辱的、恥ずかしい、自信無くす、見下される、バカにされる、信頼されない、仕事外される、人から嫌われる、距離を置かれる、見捨てられる、相手にしてもらえない・・・等々、様々な怖れがあるようです。

その怖れや不安が大きければ大きいほど、自らの正しさを主張しなければやっていけなくなります。
大抵、そういう方は理論武装して、理屈で責めてくるとか、相手のミスを責めることで自分の優位に立とうするとか、そんな戦法を使うと思うんですけどいかがでしょうか?
ちょっと前のブログにも書いたような気がするのですが、理屈や理論を使う(思考的になる)のは怖れがあるからなんですね。

だから、正しさを主張する人の心理って言うのは「お願いだから僕を見捨てないでください」というメッセージだったりするんですね。
意外でしょ?

たぶん、見た目はめっちゃ堂々と、というか、威厳を出そうとしてると思うんですけど、心の中は生まれたばかりの小鹿並に震えてるんです。

同じように潔癖症の心の中には「自分は汚い、臭い、醜い」という心理があるんです。
自分は汚れているから綺麗にしなければならない、という思いが強いんですね。
それを外の世界に投影するから、周りの汚さが目に付くようになり、それを嫌悪します。

実は自分自身の汚さを嫌悪してるわけです。

実際に汚いわけではないのですが、自分がそういう意識で自分を見てるので、そんな風に感じてしまうわけなんです。

「ごめん、僕、汚いかな?でも、嫌わないでね。お願い」というのが彼らの心理です。

でも、そんな本心自分でも気付いてないし、気付いてても恥ずかしくて、怖くて、よう言わんし、ってことで、自分のきれいさを主張し、相手の汚さを責めることで「防衛」してるのです。

では、この流れで見れば完璧主義で、周りが全員バカだと思ってる人の心の中って一体どうなっているんでしょう?

そうですね。本当は自分が馬鹿じゃないか?周りにバカにされてるんじゃないか?ってすごく不安になってるんですね。

完璧にしてないと愛されない、必要とされない、役に立てない、自分の居場所が確保できない、と言うくらいに深刻なんです。

だから彼らは自分がバカにされることを異様に怖れます。それでそう思われないように常にデキる男(女)を演じたり、完璧な自分を主張したりして、バカにされないような「防衛」をいっぱいしますね。

これら正しさ、潔癖症と完璧主義はよく思春期から生まれます。
他人と自分をきっちり分けて意識し始める「個別化」という状態なんです。
人との分離感を感じるので、1人になることが怖くて、こういう心理を作るんですね。

正しければ、汚くなければ、完璧であれば、自分は必要とされる、好かれる、居場所を与えられる、特別扱いしてもらえる、大事にされる、、、という感覚です。

だから、表に出てる態度と裏側にある態度が違うのです。

さて、こういう人が目に付く、ということはKさんの中にも彼らと同じ要素がある、ということです。
でも、そういう要素をKさん自身が否定しているので、彼らのその態度がすごく嫌になるんです。

もちろん、それは誰にでもあるので、こういう方々はみんな苦手ですよね。

だから、ちょっと冷静に自分の心を見つめてみましょう。
・正しさにこだわるところってないか?
・汚いと思われないように、きれいにしたり、清潔感にこだわってないか?
・完璧主義なところはないか?

そういうところがあってもいいんです。
誰にでもあるものですし、それに気付けば「そっかー、自分も完璧主義だったんだな」と受け入れたら手放すことができます。

実はそういう人たちに出会う、ということは、「あなたにもその要素があるから、手放した方が楽ですよ。だって、僕たちはすごく窮屈でしんどい生き方してるでしょ?」って直接教えてもらってるんです。

相手の態度が嫌なのは、自分の内側にその要素があってそれを嫌っているから・・・。
ちょっと嫌な思いがして、受け入れがたいこともあろうかと思いますが、冷静にその思いと向き合えると、その束縛から離れて自由になり、楽になれます。

だって、彼らの生き方、しんどそうじゃないです?

私もそういう時期があって、今もその名残は存分にあるんですけど、完璧主義で正しさを主張する生き方ってほんとしんどいですものね。

「教えてくれてありがとう!」って思いながら受け止めてあげて、自分のその要素を手放そうとすると関わり方も楽になって行きますよ。

Kさん、その人たちの主張があまりにも的を得てるので、ついその言葉を真に受けてしまうでしょ?
後からでいいのでこの心理を思い出して、自らをその束縛から解き放ってあげてください。

そうして楽になった分だけ、「はい。そうですね(^^)」ってその態度を受け流せるようになります(影響されないようになります)。

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