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自分を褒めたりして自己肯定感を養っていくと、ふと「これって本物?」という疑いや疑問が生まれます。
それは観念によるものも大きいのですが、そもそも自己肯定感って「これぞ!」というものではないからかもしれません。
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リクエストありがとうございます。
「お待ちしてます~!」と書いたら、一日で6通も頂いてしまいました(^^)
メールを送って下さった方、しばしお待ちくださいね。
さて、今回は自己肯定感に関するお話。
これを高めると幸せになったり、楽に生きられる優れものなのですが、イマイチ実感しにくいものですよね。
その心理に迫ってみたいと思います!
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私は自分の自己肯定感を養おうと、小さな事でも自分を褒めてみたりするうちに『どんな自分でもいいや』『これも自分』と思えるようになってきました。
ですが本当に自己肯定感を持てているのか不安なんです…
根本的な問題に向き合うのが怖くて『どんな自分でもいい』と思い込んで、逃げているのではないかと思ってしまって。
こう思っているという事はやはり偽物の自己肯定感なのでしょうか?
少しずつ積み重ねてきた自信が揺らいでいます。
本当の自分の中にある自己肯定感を感じたいです。
何かアドバイスを頂ければ嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
これからもブログや本楽しみにしています。
(匿名さん)
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応用編なご質問ですね!ありがとうございます。
自分を褒めていると、自己嫌悪は確かに無くなって来るんだけど、でも、それでいいの?根本的な問題は無くなっていないんじゃないの?って疑いを持ってしまうこともあるんです。
「これでいいの?」そんな不安や疑いがよく出て来るものなんです。
匿名さんは「完璧主義」なところありますか?
ちゃんとしなきゃ、いいこでいなきゃ、そんな思いを持ってること、ありませんか?
あるいは・・・
「私は頑固だからそう簡単に幸せにはならない」
「自信というのは努力の積み重ねた人だけが得られるもの」
「苦しみを越えた先に幸せがある」
「そう簡単に楽になれるわけがない」
「過去のことはなかなか癒せないから、自分が楽になるには時間がかかる」
「私のような何も無い人間/怠け者/ふつうの人間が自己肯定感など持ってはいけない」
そんな観念、思い込みがありませんか?
もしあるのならば書き換えて行くといいでしょう。
「簡単に幸せになれるもの」
「自信は普通に生きていれば得られるもの」
「苦しまなくても幸せになっていい」
「簡単に楽になっていい」
「私は今すぐにでも楽な生き方を選択できる」
「私にこそ自己肯定感が相応しい」
そんな思いを持てたらずっと楽になるんじゃないでしょうか?
毎日言い続けてもいいですし、これは難しいな、と思ったら掘り下げる機会を作ってみてもいいですね。
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私たちは長らく“問題”“苦しみ”“悩み”などと付き合ってくると、それが無くなる状態が“不安”になるんです。
しんどい状態が“ふつう”になると、楽な状態が“異常”です。
だから、心は“ふつう”の状態に戻そうとして、しんどくなる理由を探してきます。
良くなった分だけ、「いやいや、信じちゃダメだ、そんなわけがない」と否定したくなるんです。
これもまた“エゴの罠”です。
もしかすると
「根本的な問題に向き合うのが怖くて『どんな自分でもいい』と思い込んで、逃げているのではないかと思ってしまって。」
こう思ってしまうのも、エゴの罠に見事に引っかかってしまってるのかもしれませんね。
私ならきっと「根本的な問題に向き合うのが怖くて『どんな自分でもいい』と思い込んでもいいんじゃない?」と言ってしまうと思います。
そんな自分を“肯定”してあげることも大事だからですね。
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また「本当の自分の中にある自己肯定感」を感じたいと思いますよね。
でも、残念ながら、これだ!というものに出会うことは難しいかもしれません。
なぜかというと、自己肯定感って元々あるものなんですよね。
匿名さんも読んで下さる皆さんのほとんどの方が朝起きて「ああ、ちゃんと手がある、足がある」とは思わないと思います。
「あるのがふつう」だからです。
でも、怪我をしていたり、戦争や災害が起きている中では、朝起きて「ああ、生きてる」と感じるものかもしれません。
私たちは元々高い自己肯定感を持っています。
しかし、成長していく上で、それを無くす、という経験をしてきているのです。
だから、自己肯定感が付いて来るのは、私たちからすれば「良くなった」と思うのですが、正確には「元に戻っただけ」なのです。
だから、自己肯定感が付いてきたぞ!!という風に腕立て効果で上腕二頭筋がモリモリしてきたようには感じにくいのです。
むしろ、何かイベントが起きたとき「前は相当凹んでたのに、今は全然そんなことないな」とか「以前だったらめっちゃムカついてたのに、今は大丈夫だな」みたいな“過去の自分との比較”によって気付けるんじゃないかな、と思います。
「以前に比べたら少しマシになったな。こんなもんだよね。でも、私、よく頑張ってるなあ。偉いなあ。ちゃんと変化出してるぞ~。えらい!!」
こんな感じです。
人と比べるものでもないし、ましてや、何かの基準があるわけではありません。
過去の自分と比べて“良くなったところ”をぜひ探してみてくださいね。
そして、前の自分よりも今の自分の方が少しでも「好き」と感じられたら、ガッツポーズ3回してください。
素晴らしいプロセスを進んでる証ですから。